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報告 : 大盛況だった「教育を子どもたちのために4.25集会」 | ||||||
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4月25日(土)午後2時から九段会館で開催された「今こそ声をあげよう!教育を子どもたちのために4.25集会」(主催・同実行委員会)に、1200人(賛同96団体)集まる。 和太鼓の荒馬座による「インターナショナル」の演奏から、ノーベル物理学賞の益川敏英さんの講演までの3時間半があっという間だった。7件の現場報告もあった。終了後のロビーは出演者のサイン会などもあり超満員の大盛況だった。 第一部のパネルディスカッション(写真上)で、藤田英典さんが「子どもたち自身をハッピーにするための学習の楽しさや感動を取り戻すべき」、本田由紀さんが「社会に出てから労働市場での違法に立ち向い復活する適応力を育成すべき」、木附千晶さんが「子どものための教育であることを再認識すべき」、コーディネーターの小森陽一さんからは「大人たちが、KYという言葉を連発することで、空気を読まない人間は世の中から排除されてしまうという恐怖感を子どもたちに植え付けてしまっている。子どもの頃何度も読み聞かされた「浦島太郎」の話で、鯛や平目などの魚を採って生計をたてていた漁師の浦島太郎が亀一匹助けただけで乙姫から感謝され鯛や平目が歓迎されるというというのは変ではないか。のような矛盾を考えてみる教育が今必要ではないか」という提言がなされた。 第二部の益川敏英さんの講演のテーマは「教育と自由」(写真上)。「二つのレバー」のたとえ話が印象的だった。「『引くと毒ガスが出てくるレバーと、引くと大金が出てくるレバーのふたつがある。さあ、どちらのレバーを引くかの選択はあなたの自由です。』と言われたとき、『どちらのレバーを引けば何が出てくるのかを選択者が知らされない場合』は、自由とは言えない。このような偶然性をもって自由とする虚言が世の中に多すぎる。経験や情報量だけの単なる物知りでは間違ったレバーを引いてしまう可能性が大きい。科学は必然性を洞察するものであり、教育において未来への必然性を洞察する能力を育成することが必要である。『こちらのレバーを引くと、これこれの理由から何々が出てくるという』という科学的な思考過程を経て得た確かな情報によって、選択者は「選択の自由」を得ることになる。押し付けられる知識を多く得ることよりも、必然性を洞察する能力・本質を見極める能力を育成することが子どもたちの未来にとって有効である。そしてその能力は基礎科学教育によって培われる。」(報告と写真=ジョニーH) ↓「君が代」処分で停職中の河原井純子さんも発言した Created by staff01. Last modified on 2009-04-27 10:56:29 Copyright: Default | ||||||