それぞれの大久保製瓶闘争を語りあった4人の「御苦労さん会」 | |||||||
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↑ 21年余の大久保闘争を闘った仲間たちが100人以上集まった 全国一般東京東部労組大久保製瓶支部の元委員長・杉田育男さん、羽野澄夫さん、鈴木銀一郎さん、石井菊枝さんら4人の退職を慰労する「御苦労さん会」が8月29日夜、葛飾シンフォニーヒルズ別館で開かれ、1975年から97年まで21年9ヶ月間共に闘った支援者ら100人が集まった。30年ぶりに再会する懐かしい顔も多く、皆が若返った雰囲気だった。 ↑ 退職する杉田元委員長(真ん中)と羽野澄夫さん、鈴木銀一郎さんら大久保製瓶支部の3人 大久保保社長を先頭に大久保資本は障害者を差別した過酷な搾取と抑圧をおこなった。それに対し障害労働者らは組合を結成して闘ったが、会社側は労務屋を雇い解雇や麻薬所持のでっち上げによる刑事弾圧など卑劣な手段で組合つぶしを続けた。その結果、組合員は36名から8名まで減った。しかし、地元東部はじめ全国の支援もとで連日のビラまきや包囲デモ、署名など続け、21年余に及ぶ闘争の後ついに勝利した。その後支部は「受けた支援を運動で返そう」と東部労組が現在取り組んでいる紳士服のコナカ、阪急トラベルサービスなど非正規労働者の過酷な労働条件下の闘いを支援してきている。 ↑ 足立実元委員長は東部労組と大久保支部皆にに激励の言葉を送った この夜争議当初の記録フィルムを見たあと、出席した支援の人たちが次々と闘争を振り返り、一緒に闘った自分たちが多くのことを学んだなど感想を話した。答礼のあいさつで杉田元委員長は「皆さんの支援のおかげで勝利でき本当に喜んでいます。ありがとうございました」と涙を交えながら語った。そのあと若い現在の組合3役が「自分はあの闘争を経験していないが、先輩たちの思いを継承していく」と決意を語った。 ↑ 東部労組の伝統を引き継ぐ若い指導部 当時の東部労組委員長・足立実さん(現顧問)は「現在労働者の状況はいっそう悪くなっている。全国の労働者のためにさらに奮闘してほしい」と激励した。続いて東部労組の若手幹部を代表して菅野書記長は「私の母が東部労組の組合員で母に連れれて集会にも参加したが、当時その意味を分からなかった。今は大久保闘争の経験を引き継いで現在の悲惨な労働者の状況を変えるために全力で闘う」と決意表明。結成40年を迎えた東部労組の見事な世代交代と階級的に闘う伝統の継承されていることを参加者に印象付けた。 ↑ 閉会のあいさつをする石川副委員長(右から3人目) あいさつの最後に石川源嗣副委員長が「皆さんのお話を聞いて、皆さんそれぞれの大久保闘争があったことを改めて実感した。東部労組はこの闘争経験を引き継いでさらに闘っていきたい」と締めくくった。最後に参加者全員がスクラムを組みながら「インターナショナル」を斉唱し、頑張ろうを三唱して閉会した。 報告・写真 高幣真公(レイバーネット日本) 当該労組HP:全国一般労働組合全国協議会東京東部労働組合 Created by takaheims. Last modified on 2008-09-01 09:55:05 Copyright: Default |