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LNJ Logo ドキュメンタリー映画『荒木栄の歌が聞こえる』が完成
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港です。
 
以前、3分の予告編などをご案内していた長編ドキュメンタリー
映画『荒木栄の歌が聞こえる』(94分)が完成しました。
 
早速、10日には、札幌で先行上映試写会が開かれ、
主催者の方から、次のようなお手紙を頂きました。

「ドレイ工場以来の労働者をふるい立たせる秀作の完成を
心から祝福します。荒木栄〜を飛び越えて観客に迫り、
強いショックを与えた様です。(中略)観客は330名で大成功
でした。(中略)アンケートのほとんどか、・力をもらった・勇気づ
けられた・励まされた・よくぞ作ってくれた・がんばろうは知って
いたが荒木栄は知らなかった・年金者組合でも上映して欲しい
・若者に観せてほしい・スタッフ関係者に対する感謝等々で皆、
映画の素晴らしさに賛辞を惜しみませんでした。
私もMさんも珠玉の作品であり、これからの上映に自信を持っ
て取組めると確信をもちました」
(※ドレイ工場は、40年ほど前の劇映画。工場労働者の闘い
を描いています。Mさんとは、北海道合唱団団長)

ただ、冷静に考えると、主催者さんも、アンケートに応えてくれた方
も高齢者。
青春時代に、荒木栄を歌った方がほとんどです。
果たして、若い世代には・・・・

この懸念は、上映をお願いしたある地方配給社の方からも
聞きました。

でも、編集を担当してくれたH君や、東京のある労組での試写会を
一緒に見て頂いた若い女優さんなど若い世代も、知らされていなか
った戦後史のある局面を知ることができたと大きな関心を抱いてく
れました。

要は、こちらからどう見せていくかにかかっている・・・・と思います。

今回の映画は、前回の劇映画『ひだるか』の姉妹編というべきもの
で、これから、また、粘り強く全国展開を図っていきます。
(続編の『ひだるか2』は製作準備中です)
 
今後とも、よろしく、ご支援のほど、お願い致します。
 
(※作品の概要については、プレスを添付しました。上映あるいは
報道でご協力頂ける方には、試写用DVDを用意しております。
ご一報、頂ければお送りします。)
 
***************************************
〒616−8003
京都市右京区龍安寺池ノ下町12−32
 港 健二郎
 携帯:090−9332−6387
FAX:075−461−4605 
Eメール:minato@hidaruka.com
映画「ひだるか」HP:  http://www.hidaruka.com
映画「荒木栄の歌が聞こえる」HP:http://arakisakae.com
mixiサイト:http://mixi.jp/home.pl
HN:「みなけん監督」

――――――――――――――――――――――
●プレスリリース

長編ドキュメンタリー映画『荒木栄の歌が聞こえる』(94分)

○労働者作曲家・荒木栄・・・・・
今から48年前、1960年の三井三池争議の中で、彗星のように現われ数々の歌を残した栄は、争議終結2年後の62年秋。38歳の若さでこの世を去りました。
しかし、荒木栄は、今なお、三井三池争議の時代を生きた人々や、栄がその中心的担い手であった「うたごえ運動」に関心の深い人々の間では伝説的な人物として知られています。
  
♪がんばろう 突き上げる空に 
くろがねの男のこぶしがある
燃え上がる女のこぶしがる

 1960年、三池争議の坩堝な中から生まれたこの『がんばろう』〈森田ヤエ子作曲〉は、荒木栄の名前さえ知らない人々の間にも、またたくまに広まりました。
 時は折りしも、歴史的な60年安保反対闘争が最高潮に。「国会を一枚の楽譜が
 取りまいた」といわれた『がんばろう』が、格差社会が深刻化する中で、再び、
 甦りつつあります、

○荒木栄は『がんばろう』の他、『地底のうた』、『花をおくろう』『沖縄を返せ』『わが母のうた』など生涯に70曲近くの歌を生み出し、今も一部では愛唱されていますが、その名前さえ知らない人が多くなりました。
いや。栄の歌だけではありません。
 今、働く人が腕を組み、声を合せて歌うことが、ほとんどなくなりました。
そんな中でも、荒木栄の歌、とりわけ『がんばろう』は、今なお、みずみずしい生命力を持って歌い継がれています。
全国、津々浦々の合唱団ではもちろんのこと、阪神淡路大震災をきっかけに結成されたソウル・フラワー・モノノケ・サミット、沖縄民謡の大家でもある大工哲弘さんなど個性的なシンガーたちによっても歌われています。
それは、何故なのか・・・・ 
  そして、『受験生ブルース』などで知られ日本のフォークソングの草分けの一人である高石ともやさんは、荒木栄の『わが母のうた』が、歌手の道に入った大きなきっかけの一つだったといいます。

○この映画は、そうした荒木栄の歌の魅力の源を神戸や沖縄で活躍する若きシンガー・hizukiに寄り添いながら、探っていく音楽ドキュメンタリー映画。
2007年3月、折りしも三池炭鉱が閉山して10年目に撮影を開始。栄が終生を
過ごした大牟田はもちろん、北海道・夕張から沖縄・与論島まで日本縦断ロケを敢行。ほぼ一年後の2008年5月に94分の長編ドキュメンタリー映画として完成。
 映画の一駒一駒から、荒木栄が生きて、歌い続けたあの英雄伝説・・・日本の熱い日々・三池闘争の日々が甦るとともに、沖縄返還、国鉄民営化反対闘争、教育基本法改悪反対闘争で果たした荒木栄の役割を改めて検証していくことになり、そのことを通じて私たちは、歌の持つ大きな力、生きる励ましに気付かされるにちがいありません。

○この映画では、荒木の名曲『星よおまえは』『夜明だ』『仲間のうた』などが、今、第一線の音楽シーンで活躍するアーチストたちがその持ち味を生かして歌っているのも大きな見所、聞きどころです。また、荒木栄の畢竟の大作『地底のうた』『子どもを守るうた』も、たっぷり紹介されています。
 栄の楽曲は、この他、『がんばろう』『心にゃ夜はない』『五月のうた』『花をおくろう』『沖縄を返せ』『わが母のうた』を収録。
 大工哲弘、嘉門達夫、ミネハハ、ミヤギ・マモル、関島秀樹、ソウルフラワー・モノノケ・サミットら多彩なアーチストが歌で参加。荒木栄とともに青春の日々を過ごした人々とともに、湯川れい子さん、高石ともやさんも、貴重なコメントを寄せています。 
<スタッフ>
               プロデューサー・撮影 藤田祐司
               構成・監督        港 健二郎
               撮影助手         古閑 靖人
                         編集           原田 圭輔
               リポーター        hizuki
               企画・製作 「荒木栄の歌が聞こえる」製作委員会



Created by staff01. Last modified on 2008-05-22 14:20:10 Copyright: Default

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