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後藤眞生です。

きのう(21日)東京・紀伊国屋ホールに開かれた「『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版)刊行記念〜反貧困キャンペーン・生きさせろ! 集会」に参加しました。

集会は青年ユニオンの人からのメールで知ったのですが、これは面白そうだと思い、「日の丸・君が代」被処分者の会の事務局会議を中座して参加しました。

会場に入ってまず興味を持ったのは、紀伊国屋ホールという結構「豪華」なところで、「反貧困」・「生きさせろ!集会」というネーミングとのズレでした。この辺りが日本のこういう運動の弱点であり、利点でもあるのかなぁと感じました。もう一つは参加者の内、若者が半分位をしめていたことです。

開会して、僕は余り良く知らなかったのですが、というのは雨宮処凛さんの本は何冊か読んではいたけど、どういう人かは全く知らなかったので、どうかな、と思っていたら2時間ぶっ続けで司会をきっちり取り仕切ってくれました。

パネリストもみんなユニークな人材で、我が青年ユニオンの河添書記長ですら、特別に目立つ存在ではなくなる感じでした。それぞれ上部団体があるもの、ないもの、違うもの等々あったのでしょうが、共通点は若者の貧困化が急速に進んでいるという認識、既成の企業内組合の枠では考えられない運動をつくっていて、そういう実績を背景に話しているので、結構みなさん自信をもって説得力がある発言だったことでした。

パネリストの中で唯一研究者だった小熊英二氏には、実は最も期待していなかったのですが、結構面白い話しでした。最後には10年後20年後のことを日本の政治家は考えていない。もし考えたら、犯罪者を沢山産み出すより、青年ユニオンに資金援助した方が良いみたいな話しをしたりで、それなりに面白かったです。

実はこの集会には教員の先輩を誘って行ったのですが、彼に誘ってもらってありがとうとお礼を言われました。お陰様で集会に誘ってお礼を言われるという滅多にない経験もできました。

この集会を通して、「時代は変わりつつある」ということを実感させるものでした。

Created by staff01. Last modified on 2007-09-22 13:00:39 Copyright: Default

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