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LNJ Logo 共謀罪メルマガ26号〜お勧め本『反転 ―闇社会の守護神と呼ばれて』
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■■転送歓迎■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

□ 共謀罪を廃案に!
□ ___________________________
□ メルマガ 26号 2007年9月12日
□ 発行:盗聴法(組織的犯罪対策法)に反対する市民連絡会
□ mlmag-kyoubou@alt-movements.org
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▽定期購読のお申込みはこちらから
http://www.mag2.com/m/0000207996.html

 最近話題になっている本に、元特捜検事で退職後やくざなどの弁
護士となった田中森一の『反転 ―闇社会の守護神と呼ばれて』(幻
冬社)がある。
 警察、検察の取調べの実態はすさまじい。拷問的取調べ、調書改
竄、違法な捜査手法、検察上部からの事件のもみ消し、私的な人間
関係に左右される裁判などテレビドラマ顔負け。
 田中は、検察は政権に仕える行政機関であり、人権に関心のある
者など誰もいないと断言する。本書を読むと、警察・検察の腐敗ぶ
りはすさまじく、共謀罪は絶対に成立させてはいけないと本当に実
感できる。国会中継の合間に是非お読みください。
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26号 もくじ
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■これから予定されているアクション
 9/15 ピース・デイ
 9/27 院内集会
 10/27 日本版US-VISIT シンポ

■国会情勢
 テロ特措法で延命をはかる安倍政権
■エッセイ
 入国審査に個人識別機能導入による人権侵害・小倉利丸

■ニュース
■マスコミ報道から
■政党のウエッブサイトから


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■これから予定されているアクション■
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◆9/15 ピース・デイ(東京・芝公園) ━━━━━━━━━━━━
 Peace Day Tokyo 2007@東京タワー下
 http://blog.livedoor.jp/peacedaytokyo2007/
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

とき 2007年9月15日(土)am11:00〜pm5:00
ところ 芝公園4号地
○JR山手線浜松町駅徒歩12分、地下鉄三田線「御成門」徒歩2分、
地下鉄大江戸線赤羽橋駅徒歩2分
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/map001.html

◇プログラム
 am11:00〜 はじまり
  みんなでつくろう「Peaceの壁、核廃絶の壁」紹介
 am11:20〜 フリートーク
  各地、団体の試み、問題提起など自由なスピーチ空間
 pm 0:00〜 フリーライブ(参加グループ募集)
 pm 1:30〜 「東京タワーと平和と私」
  みんなでフォト参加
 pm 2:00〜 メーンスピーチ
  武力で平和はつくれない/世界の人々とともに/戦争は最大の
  環境破壊、人権侵害がコンセプト
 pm 3:00〜 ピースパレード
 pm 4:00〜 ミュージックと楽しいおしゃべりタイム
 pm 4:40〜 みんなで作りました「Peaceの壁、核廃絶の壁」
 pm 5:00 おわり
◇チラシのダウンロード
 http://www.worldpeacenow.jp/

◇主催:Peace Day実行委員会
 連絡先
  Tel.03-3221-4668(許すな!憲法改悪・市民連絡会)
  Tel.03-5289-8222(平和フォーラム)
  Tel.03-3363-8047(ピースボート)
 ▲市民連絡会は実行委員会に参加し、当日はブースも出します!


◆9/27 院内集会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 9・27 共謀罪の新設に反対する
 市民と表現者の院内集会
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

とき 9月27日(木)pm0:30〜2:00
ところ 衆議院第2議員会館第4会議室
○東京メトロ有楽町線南北線永田町駅・千代田線丸の内線国会議事
 堂前駅
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm

◇発言
 国会議員、法律家、表現者、市民団体、ほか

◇共催
 共謀罪法案反対NGO・NPO共同アピール
 共謀罪の新設に反対する市民と表現者の集い実行委員会
 共謀罪に反対するネットワーク
◇連絡先
 アムネスティ・インターナショナル日本 Tel03-3518-6777
 反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC) Tel03-3568-7709
 日本消費者連盟 Tel03-5155-4765


◆10/27 日本版US-VISIT シンポ━━━━━━━━━━━━━━━
 バリー・スタインハードさん(米自由人権協会)を招いて
 シンポジウム どこまで強まる? 外国人管理
 〜「テロ対策」と日本版US-VISIT〜
 http://www.amnesty.or.jp/
 http://www.jca.apc.org/migrant-net/Japanese/Japanese.html
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

とき 10月27日(土) 14:00〜17:00
ところ 在日本韓国YMCA 9階ホール(東京・水道橋)
○JR中央線水道橋駅6分、御茶ノ水駅徒歩9分、地下鉄神保町駅7分
http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/

◇プログラム(同時通訳有)
 報告:日本版US-VISITとは何か? 旗手明(自由人権協会)
 講演:米国の「テロとの戦い」とUS-VISITの問題
    バリー・スタインハード(米自由人権協会:ACLU)
 パネル・ディスカッション:
  「テロ対策」と強まる外国人管理〜市民社会は何をすべきか〜
  パネリスト:
   バリー・スタインハード
   小倉利丸(ピープルズ・プラン研究所)
   旗手明
   鳥井一平(移住労働者と連帯する全国ネットワーク)
 司会:東澤靖(弁護士・明治学院大学法科大学院教授)

◇参加費 1000円
◇主催
 アムネスティ・インターナショナル日本 Tel.03-3518-6777
 移住労働者と連帯する全国ネットワーク Tel.03-5802-6033

◇シンポジウム紹介
 | 昨年、「テロ対策」を名目とした「日本版US-VISIT」 |
 | 導入が決定され、今年11月23日までに施行されます。 |
 | これは、特別永住者や16歳未満を除くすべての外国人 |
 | に対し、入国・再入国のたびに、指紋と顔情報の提供 |
 | を義務づけるものです。              |
 |                          |
 | 提供された情報はほぼ一生涯にわたって保存され、警 |
 | 察からの要請があれば、犯罪捜査などにも利用される |
 | ことになります。指紋や顔画像といった生体情報は究 |
 | 極の個人情報であり、「テロ対策」という名目で安易 |
 | に集めることは、プライバシーの侵害にあたります。 |
 | また、外国人に限って指紋・顔情報の提供を義務化す |
 | ることは、外国人=テロリスト予備軍とみなしている |
 | ことの表われであり、外国人に対する差別です。US-  |
 | VISITの「テロ対策」としての有効性は極めて疑わし  |
 | く、むしろ集められた情報が外国人の出入国管理・在 |
 | 留管理の強化に利用されると危惧されています。   |
 |                          |
 | シンポジウムでは、米自由人権協会のバリー・スタイ |
 | ンハードさんをお招きし、US-VISITをはじめとする、 |
 | 「テロとの戦い」の下で進められるさまざまな米国の |
 | 監視体制の題、そうした動きに追随する日本政府とそ |
 | の外国人管理強化策について考え、市民社会は何をす |
 | べきかを議論します。               |

▼賛同の呼びかけが行われています。「ニュース」欄も参照。


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■国会情勢■
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◆臨時国会(9月10日〜11月10日)開かれる ━━━━━━━━━━
 テロ特措法で延命をはかる安倍政権
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 参議院選の大敗、新内閣発足直後の閣僚辞職など政権の危機を深
める安倍首相は、ついに大きな賭にうってでました。
 9月9日、安倍首相は、記者会見でテロ特措法は国際公約、日米同
盟のために必要であり、その維持のためには内閣総辞職も辞さない
宣言したのです。

 この発言の狙いがどこにあるかは明らかです。
 それは、時間がたてば立つほどボロがでる「政治と金」「年金問
題」などから市民の目をそらせ、臨時国会を、テロ特措法問題一色
に染めることで政権の延命を図ろうとするものにほかなりません。
この「土俵」ならば、民主・野党と一戦を交えることができるかも
しれない、衆議院選があったとしても善戦できるかもしれないと考
えているのかもしれません。

◇姑息な内閣総辞職論

 安倍首相はテロ特措法が参議院で否決され、海上自衛隊がインド
洋からの撤退を余儀なくされた時、日米同盟が危機になる、テロと
の戦いという国際的な公約から離脱してよいのかとあおり、支持率
低下に悩む政権の危機を一挙に突破しようとしています。参議院で
否決されても、衆議院で再議決するか、新法制定でインド洋に自衛
隊を派遣できれば、それは安倍政権の成果であり、参議院で問責決
議案が可決されても、引き続き政権を維持できると考えています。
内閣総辞職などは全く考えていません。

 それは、政権の求心力を高めるための詭弁にほかなりません。
 しかし、市民は安倍首相の詭弁にだまされるほど甘くはありませ
ん。

◇テロ特措法延長反対! 共謀罪廃案!

 テロ特措法の延長(もしくは新法制定)のためには臨時国会の延
長は不可避です。
 この安倍政権の強行突破路線にのって、与党の共謀罪推進派が共
謀罪制定に向けて何らかの動きを強める可能性に警戒する必要があ
ります。
 2度の廃案、10回の継続審議という共謀罪は、昨年の臨時国会以
来、審議入りすらできない状況にあります。こうした状況の継続を
与党内の共謀罪推進派が、同法の廃案の危機ととらえていることは
疑いありません。

 気を緩めることなく、着実に共謀罪反対の声を広げ、共謀罪廃案
への道を切り開きましょう。


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■エッセイ■
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◆小倉利丸━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 入国審査に個人識別機能導入による人権侵害
 ──US-VISIT日本版の問題点
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 本号の「これから行われるアクション」のコーナーで、10月27日
に「日本版US-VISIT シンポ」の開催案内が掲載されています。こ
の日本版US-VISITとは、国境を移動する人々を監視する新しいシス
テムとして来る11月26日から日本の入管に導入されることが昨年の
入管難民法改正で決定されたものです。

◇日本版US-VISITって何?──────

 日本版US-VISITとは、入国審査の際に、16歳以下の未成年や外交
官などの例外を除いて、全ての外国人に対して、特別な機器を用い
て顔写真を撮影し、指紋も採取すると同時に、主として指紋データ
を利用して「要注意人物リスト(WATCH LIST)と照合するというも
のです。この顔写真と指紋照合を拒否すれば入国は認められません。
 日本版とあるように、すでに類似のシステムは米国で導入済みで
すが、その人権侵害については大きな批判が出されてきたいわく付
きのものです。

◇日弁連が指摘した問題点──────

 この日本版US-VISITに対して、すでに昨年5月15日に日弁連は会
長声名を発表し、次のような問題点を指摘しています。

 第一に、外国人からの指紋採取は外国人のプライバシー権を侵害
するとともに、「品位を傷つける取扱いの禁止(国際人権自由権規
約7条)に抵触する」ということ。

 第二に、取得した生体情報をデータベース化し、犯罪捜査や在留
管理に利用することは、外国人の自己情報コントロール権を侵害す
るものであること。

 第三に、こうした扱いは、「外国人全体があたかも危険な集団で
あるかのような偏見を生み出すおそれがある」ということ。

◇プライバシー侵害と「外国人犯罪」の問題──────

 また、日本版US-VISITは、いったいどのような仕組みで個人情報
を取得しデータベース化するのか、要注意人物リストとはどのよう
なもので、日本政府と諸外国政府の間でどのようなリストが交換さ
れているかなど、私たちの基本的なプライバシーの権利に関わる
いっさいの基本的な情報が開示されていません。

 「外国人犯罪」といった言い回しが当然のようにして警察で用い
られる現状をみてもわかるように、日本版US-VISITは、とりわけ東
アジアの近隣諸国やアジア、中東のイスラム諸国からの来訪者たち
をますますテロリストや犯罪者であるかのように扱って当たり前と
いった風潮を助長しかねないのです。

◇海外活動家の「来日監視」──────

 さらに、「要注意人物リスト」には、反政府的な活動や反グロー
バリズム運動などの活動家のリストが含まれている可能性も否定で
きません。米国では、反戦活動家の飛行機への搭乗が拒否されり、
中東出身者というだけで容疑も明らかにされないまま突然国境で拘
留される事例などがすでに起きています。来年の洞爺湖G8サミット
にむけて政府は治安対策を強化しようとしており、海外からの活動
家などの来日監視にも日本版US-VISITが活用される危険性が極めて
高いといえます。

 こうした状況で11月に日本版US-VISITが実施されようとしている
わけですが、実施をすくなくとも延期させ、さらには廃止に持って
いくような努力をすることが今必要になっています。10月に米国自
由人権協会のバリー・スタインハードさんを呼んで行う集会も、実
施直前のぎりぎりのところではありますが、実施を押しとどめるた
めの重要なアクションになります。是非、ご参加ください。
_____
▼参考資料
「個人識別情報を利用した新しい入国審査手続の導入について」入
国管理局
http://www.immi-moj.go.jp/keiziban/happyou/biometric_info.html
「新しい入国審査手続(個人識別情報の提供義務化)の概要につい
て」入国管理局
http://www.moj.go.jp/NYUKAN/nyukan61.pdf
「入管法「改正」法案の徹底した審議を求める会長声明」日本弁護
士連合会
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/060515.html
「US-VISITに関する情報」在日米国大使館
http://japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-usvisit.html
「主要国における公共交通機関のテロ対策」(国立国会図書館『レ
ファレンス』2006年6月)寺西香澄
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/200606_665/066506.pdf
「入管システム最適化計画の構想と問題点」西邑亨
http://www.jca.apc.org/~nisimura/ProblemsOfNyukanSys/prblmNyukSys.htm


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■ニュース■
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◆賛同募集━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 「日本版US-VISIT」施行直前緊急企画
 米自由人権協会・バリー・スタインハードさん招聘プログラムの
 賛同者(団体・個人)募集中
 http://www.amnesty.or.jp/
 http://www.jca.apc.org/migrant-net/Japanese/Japanese.html
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 移住労働者と連帯する全国ネットワーク(移住連)とアムネス
ティ・インターナショナル日本は、10月27日の「シンポジウム ど
こまで強まる? 外国人管理」ほか各地での講演などのために、米
自由人権協会のバリー・スタインハードさんを招聘するプログラム
への賛同者を、以下の要領で募集しています。
○「これから予定されているアクション」欄の「10/27 日本版
US-VISIT シンポ」記事も参照)

◇呼びかけ趣旨
 |  私たちは、「日本版US-VISIT」施行反対の声をあげて |
 | いくめに、「バリー・スタインハードさん招聘プログラ |
 | ム」を企画しました。すでに「US-VISITプログラム」が |
 | 導入されてるアメリカにおいて、人権活動をされている |
 | 「米自由人権協会」のテクノロジーと自由に関するプロ |
 | グラム・ディレクターであるバリー・スタインハードさ |
 | んを招聘し、アメリカでの実態とNGOの取り組みを学ぶた |
 | めに、東京・大阪でのシンポジウムなどを開催いたしま |
 | す。ぜひ、多くの皆さまのご賛同をお願い致します。  |

◇プログラムの日程
 10月27日(土):シンポジウム「バリー・スタインハードさんを
  招いて どこまで強まる?外国人管理〜「テロ対策」と日本版
  US-VISIT」(東京)
 10月29日(月):外国人特派員協会で記者会見(東京)/NGOと
  の懇談会(東京)
 10月30日(火):国会院内集会(東京)/講演会(大阪)
 10月31日(水) NGOとの懇談会(大阪)
 *日弁連人権擁護大会シンポジウム(11月1日(木)浜松)にも出
  席を予定

◇賛同金
 団体:一口3000円 個人:一口1000円 (なるべく2口以上で)
◇賛同金振込先
 郵便振替口座 00120-9-133251
 加入者名 社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
 *「バリー・スタインハードさん来日企画賛同金」と必ずご明記
  ください。
◇個人情報の取り扱い
 賛同団体名のみ公開。個人賛同については、賛同者数のみ公開。


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■マスコミ報道から■
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◆鳩山法相、共謀罪成立に前向き(各社報道)──────
 内閣改造で新たに就任した鳩山邦夫法務大臣へのインタビュー
が、9月3日付で各社から報道されている。共謀罪については、条約
批准のために不可欠という認識を示し、遅くとも来年前半の成立を
目指すという。サミットを念頭に置いているということから、共謀
罪をサミット警備に活用しつつ、サミットへの手土産にするつもりか。

「東京新聞」9月3日から抜粋▼
  −−共謀罪を新設する組織犯罪処罰法の改正案が、
   国会で継続審議になっている。
  共謀罪は、国際組織犯罪防止条約に入るための国内法整備とし
  て必要だ。テロなどの組織犯罪を未然防止する世界的な取り組
  みの中で、日本が条約に入らないと国際的な批判を受けかねな
  い。共謀罪をつくらなくても条約に入れるじゃないか、という
  意見もあるが、それにはくみさない。
  −−いつまでの成立を目指すのか。
  「来年は日本でサミットがあるから、臨時国会か、来年の通常
  国会の前半ぐらいまでに成立させてほしい。今までは官邸主導
  が目立ったが、参議院がこういう(与野党逆転の)状況だと、
  国会主導になるので、自民党と野党で十分に話し合ってもらい
  たい。

◆米国・雑談だけで禁固24年(朝日、サンケイ)──────
 朝日とサンケイは11日付けで、AP通信の報道として、米サクラ
メント連邦地裁が10日、パキスタン系米国人、ハミド・ハヤト被
告に、テロ計画の容疑で禁固24年の判決を言い渡したと報じた。
 サンケイによれば「連邦捜査局(FBI)は、ハヤト被告が知人
との会話でイスラム教の聖戦について話したり、アルカーイダのこ
とをたたえたと指摘したが、弁護側は、会話は雑談にすぎず訓練に
も参加していないとして無実を主張していた」という。

 これは、まさに、わたしたちが危惧する共謀罪のケースではない
だろうか。米国には陪審員制度があり、陪審員が有罪か無罪かを評
決する。被告の出身国や宗教についての偏見はなかったのだろう
か?それにしても、会話だけで禁固24年とは!日本でも陪審員制度
のもとでの共謀罪ということになれば、同じようなケースがありえ
るのでは、と思わせる事案だ。

(サンケイ)テロ計画でパキスタン系米国人に禁固24年
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070911/usa070911012.htm
(朝日)テロ計画で禁固24年 アルカイダ訓練に参加 米報道
http://www.asahi.com/international/update/0911/JJT200709110003.html


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■政党のウエッブサイトから■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆民主党────────────────────
◇平岡秀夫議員ブログ「今日の一言」(9/10)
臨時国会の開会
http://www.urban.ne.jp/home/hideoh29/0706/070612.html
鳩山邦夫・法務大臣が、記者インタビューで、「来年の通常国会の
前半までに、『共謀罪』創設を実現したい。」旨の発言をしている
ことへの危惧。

◆社民党────────────────────
◇保坂展人議員ブログ「どこどこ日記」(9/5)
安倍改造内閣、日替わりメニューで焦げつき
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/daeda843ce1f4f489c91122fa647c8cd
「インターネット百科辞典「Wikipedia」に掲載されている『共謀
罪』の記載を16回にわたって、法務省が書き込みを続けてきた」こ
とを指摘。


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このメルマガと市民連絡会について
┗━━━┛
「盗聴法(組織的犯罪対策法)に反対する市民連
絡会」は盗聴法反対運動のなかから広範な市民運
動の連携を目指して結成されました。現在重点的
に共謀罪反対運動に取り組んでいます。
▼市民連絡会ホームページ
http://tochoho.jca.apc.org/
▼メルマガ編集担当 小倉利丸
──────────────────────
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