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７月の参議院選挙に立候補予定の川田龍平さんを支援する集会が５月２０日、都内で開催された。会場の日本教育会館には、応援する市民ら約６００人が集まった。川田さんは東京選挙区から無所属で出馬。「動けば変わる」を合言葉に、激戦区に飛びこむ。この日、発言者の訴えに真剣に耳を傾け、熱心にメモを取りながら、「一人ひとりを大切にする社会をつくっていきたい」と、「３１歳の決意」を明らかにした。

１４時の開会と同時に、これまでの川田さんの闘いの記録映像が上映された。薬害エイズ訴訟では１９歳で実名を公表。みずから運動の先頭に立って厚生省の責任を追及した。応援ライブでは「寿」がおなじみの「前を向いて歩こう」などを熱唱。その後、舞台に勢ぞろいした３０人の仲間から、それぞれ「１分マニュフェスト」が発表された。シンガーソングライターの美咲さんは、ビデオで応援歌「木を植えよう」を披露した。

川田さんと彼を応援する人々は、「動けば変わる。生きるって楽しい、と思える日本へ」と題する基本政策集＝マニュフェスト案＝を公表。議論を呼びかけた。

集会の最後に、「自分は今まで生きられるとは思っていなかった。でも今は元気。今日も（攻防が続く）沖縄へ行きたいくらいだ」。「とにかくこの日本を変えていきたい。一人ひとりを大切にする社会をつくっていきたい」。「小学校から中学、高校、大学まで、私を支えてくれた多くの人とともに訴えていきたい」と力を込めた。閉会後、会場玄関前に立ち、参加者一人ひとりを熱い握手で見送った。（写真と文　T・横山）