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佐々木です。

今年も「君が代」不起立をつらぬいた根津公子さんからのメールを転載します。
なお、文中の立川二中は、根津さんの前任校です。


以下、転載ーーーーーーーー

恥ずかしい大人、見抜く子ども
                             根津公子

20日は立川二中の卒業式でした。卒業生が2年生の時私が所属した学年であり、
1年間授業も担当したので、やはり多少とも感慨深いものがあります。昨日は何
度となく、彼らのことを思い出していました。そして夜、一人の卒業生から次の
ようなメールを受けました。

   ▽▽▽  ▽▽▽  ▽▽▽  ▽▽▽  
こんにちは。お久しぶりです。今日が卒業式でした。朝、校門にピンクの紙を持
った方々がいて、その紙を受け取ると、君が代について書かれたものだったので、
すぐに根津先生関係の人だったのだとわかりました。しかし、学校に入ると、学
校の先生たちが大きな水色のゴミ箱を傍に置き、立っていました。そして、「そ
の紙、いいですか?」と声をかけてきました。ぼくは「いいです」というあまり
返答になっていないことを言い、紙を持ったままその場を通り過ぎました。この
学校側の対応を、ぼくはあまりよく思っていません。捨てるのもとっておくのも
生徒・保護者の自由なのに、と思うからです。

 その後、卒業式が始まり、祝電披露になると、他校へ行かれた先生方からの祝
電をたくさんいただいていたことがわかりました。ですが、司会の先生が、「時
間の都合上、ここからはお名前だけをのべさせていただきます」と言い、その名
前の中に、根津先生の名前がありました。他校へ行かれた先生方の祝電は、普通
読むはずなのに、根津先生のだけ読まれなかったのです。ぼくは、これは「時間
の都合」ではなく、「都教育委員会の都合」だと考えます。この対応も、ひどい
と思います。

 ぼくは、別に君が代に特別な思いもないし、歌うことに抵抗はありませんが、
不起立や歌わないなどを理由に処分することにはものすごく憤りを感じます。
でも、このような考えが持てたのは、立川二中に根津先生がいたからです。先生
がいなければ、不起立問題も知らなかっただろうし、考えもなかったと思います。
 先生、2年間でしたが、ぼくに家庭科(←蒸しパンおいしかった(笑))と、時
事問題(?)を教えていただき、ありがとうございました。お身体にお気をつけ
て、戦い続けて下さい。応援しています。(ピンクの紙は保管しておきたいと思
います)
                  △△△  △△△  △△△  △△△

この生徒の受け止め方から、大人たち、教員たちが学ぶべきこと、大きいですね。
私もしっかり事実を提示していこう、がんばろう!って元気が出ます。

転載ここまでーーーーーー

Created by staff01. Last modified on 2007-03-23 12:10:16 Copyright: Default

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