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セミナー報告〜カンボジア内戦の性暴力 | ||||||
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WAM連続セミナー第2回 1月11日、「女たちの戦争と平和資料館(WAM)」、「アジア女性資料センター」の共催で 連続セミナー「今、はじめて語られる歴史−カンボジア内戦下の性暴力」が開催された。 場所は東京・早稲田のWAM・オープンスペース。 イスに座りきれないほど満員の約50人が集まった。 セミナー2回目のこの日の報告は、 カンボジア在住の中川香須美さん(カンボジア弁護士の会・AJWRC会員・写真上)。 世界に類例のない大虐殺で知られるポルポト政権時代について、2006年7月、国際社会とカンボジア 政府の間で ようやく「クメール・ルージュ国際法廷」が始動し、3年をかけて裁判を行なう予定である。 中川さんは、現地住民からの聞き取りを中心に、ポルポト時代の女性への暴力、性犯罪についての研 究を重ねてきた。 かつて政権そのものの研究は存在しても、「性暴力」という視点での研究はほとんどないという。 闇から闇へと葬られようとする女性への暴力=その残虐の歴史を、 しっかりと記録し、現代から次世代に伝えるのが、活動チームの目的だ。 まずビデオ「タン・キム−ポルポト政権下の性暴力を生きぬいて」が上映された。 現地でも、国際社会でも、「ポルポト時代の被害者はすべて殺され、ひとりも生き残っていない」と いうのが 一般的な理解である。この極端な認識が、虐殺のものすごさを象徴しているが、 生き残った証言者タン・キムさんが本編の主人公。 キムさんは、ポルポト兵士にレイプを繰り返され、死の恐怖におびえながらも必死で生きのびた。 そして今回、悲惨な自身の体験を告白したことで、家族からも見放された。 出家し、僧侶として人目を忍んでひっそりと生きる彼女をカメラは追う。 カンボジア社会では、性犯罪をタブー視し、恥や汚点ととらえる風潮が根強く残っている。 被害者たちは、一般的な「苦しみ」こそ延々と語るが、 こと「性犯罪」となると一転して、貝のように固く口を閉ざす。 加えて、国内の法体系の水準の低さや、内地弁護士のプライドの高さなどが、 国際社会の近代的な理念と、大きなギャップを生んでいる。 こうした幾重にも重なる壁−研究活動の困難さが、厳然と存在している。 中川さんは限られた時間のなか、スライドを駆使したむだのない的確な研究報告で 参加者をひきつけた。会場との質疑応答も行なわれ、非常に密度の高いセミナーとなった。 市民の力で、闇に埋もれた歴史に、再び光が当てられようとしている。 注目と支援を。 (T・横山) Created by staff01. Last modified on 2007-01-12 00:36:36 Copyright: Default |