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石原都教委の暴走つづく〜「君が代」不起立者35名に不当処分

3月30日、東京都教育委員会は今年の卒業式で「君が代」不起立(33名)・ピアノ不伴奏(2名)を理由に35名の教員を問答無用に処分した。発令が行われた水道橋の教職員研修センター前には約200名の支援者が集まり、抗議の声を上げた。

処分された35名のうち三分の二にあたる20名が、今回初めての不起立で、都教委の締め付けにも関わらず、不起立による抵抗がなくなるどころか、昨年以上に増えたことが明らかになった。初めて不起立した人は「昨年の9.21東京地裁判決で都教委処分は違憲と断罪された。それで余計にやらねばと思った」と語った。

もっとも重い停職6月となった根津公子さん(写真上の左)は「覚悟していたが、都教委はよくここまで暴走したものだ。来年は免職になるかもしれないが、たたかい続ける。子どもたちが少国民にされている現状を止めなくては」と語った。河原井純子さん(写真上の右)は停職3月、「頑張らないけどあきらめない。今回、障害児学校で3人不起立が増えたことがうれしかった。一人から始まる。必ず広がると思っている」。停職1月の渡辺厚子さんは「4月から抗議の校門出勤を行う」。1950年生まれの3人の「停職女性」たちは元気いっぱいだった。

2003年10.23通達からはじまった都教委の処分は、これで延べ381人になった。この日は、いつも入口で威圧する都教委役人のグロテスクな姿がなかった。マスコミのカメラに撮られることを避け、石原都知事イメージダウンを押さえようとする狙いがミエミエだった。(M)


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