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Kです。 緊急の抗議アピールと支援要請です。

(以下、転載歓迎です)

1ヶ月におよぶストーカー行為に反撃→逮捕!? 
大阪府警はK君をただちに釈放しろ!

<あらすじ>
 K君は、1ヶ月ほど前からストーカー被害に悩まされていました。 自宅のまわりを怪しい人物がうろつき、見張っているのです。朝出 かけるとき、帰ってくるときに監視され・・・不気味です。友人に も相談しましたが、なかなかうまい解決策は見い出せません。

 近所の人に聞いたらしばしばアパートの玄関を開け、郵便物まで チェックしているようなのです。気持ち悪すぎ。おちおちゴミも捨 てられやしません。

 怪しい人物の行為はだんだんエスカレートし、なんと外出すると きにまで後ろをついてくるようになりました。不気味なことこの上 なく、K君はすっかり精神的にまいってしまいました・・・。

 そして2006年7月31日。なにが起こったのか、朝からどんどんス トーカーの数が増えていくのです。ふたり、3人、4人・・・5人 になりました。外に出れば、その人数でつきまとってくるのです。 いったい何が起こるのでしょうか。

 とうとう、K君はそのうち1人の若い男に「何でついてくるんだ」 とたずねました。でも答えません。いいかげんにして、という思い と1ヶ月間の怒りが爆発し、K君はそいつを追っかけました。少々 勢いあまった追っかけ方だったようですが、別になにも手出しはし ていません。ぶんなぐったわけでもありません。びびったのか、男 は逃げていきました・・・。

 1時間後。買い物に出たK君は、路上で若い男の仲間たちに囲ま れ、連行されました。仲間たちは、武器も持っているようです。と うてい抵抗できません。手錠で縛られ、車に押し込まれ、K君はいっ たい、どこに連れていかれてしまうのでしょうか。

<K君をかえせ!>
 私たちの友人であるK君は、7月31日に大阪市北区の路上で「脅 迫の現行犯」で逮捕されました。1ヶ月間にもわたる大阪府警本部 公安三課の自宅張り込みと密着尾行というストーカー行為に対し、 腹にすえかねて「反撃」したのが理由です。翌日には同容疑での家 宅捜索が行われました。担当検事は8月2日に勾留請求を行い、裁 判所は不当にも10日間の勾留と接見禁止処分を認めました。K君は 現在も曽根崎警察署に勾留され、連日の取り調べを受けています。 ストーカー加害者がいったい何を「調べる」必要があるのか、まっ たくの謎ですが、接見禁止処分によりK君は弁護士以外の人と会う ことすらできないという状況です。

 私たちは、まずなによりもK君の即時釈放を求めます。ストーカー 行為で罰せられるべきは、フカガワカズノリ刑事(30歳、K君に追っ かけられた人物)、ミツイ刑事をはじめとする公安三課の面々です。

<盾突くやつには何やってもOK?>
 なぜ、K君がこのような仕打ちを受けなければいけないのでしょ うか。

 公安刑事がつきまとっていた理由は、31日からの皇太子ナルヒト 来阪・高校総体出席のための「警備」だと思われます。以前から天 皇制に反対する取り組みに関わってきたK君は、今回特に行動を予 定していなかったにもかかわらず、警察のターゲットとされたので す。反天皇制運動に取り組む他の人々に対しても、このかん大阪府 警による尾行や張り込みが行われていたことが明らかになっていま す。

 公安警察にとって、天皇・皇族の来訪はみずからの存在意義をア ピールする絶好のチャンスです。天皇・皇族が国体・高校総体・植 樹祭・海づくり大会といった年次イベントのために各地を訪問する たび、日本中いたるところで「警備」の名のもとによる嫌がらせや 人権侵害行為が繰り返されてきました。天皇制に反対する人々やデ モに対する弾圧だけではなく、街中に制服・私服の警官があふれ、 「異物」とみなした人々を排除・警戒する動きが強まります。1997 年の大阪国体の際には大阪市・大阪府警による野宿者排除が大阪城 公園や長居公園で画策されもしました。

 「国民統合の象徴」たる天皇制は、その裏で「まつろわぬ人々」 「非国民」を陰湿かつ暴力的に排除することのうえにしか成り立た ないものです。そんなものに私たちは「統合」されたくありません。

 「非国民」は、作り出されるものでもあります。「天皇制に反対 する輩に対しては何をやってもかまわない」と言わんばかりの警察 ・検察の無法は従前からのものですが、特に911以降、至るところ で政府・警察・マスコミが「テロ・犯罪」の恐怖をあおり立て、 「テロリストや犯罪者」とされた人々に対してはたとえ殺しても許 されるというような、この世界を覆う空気が重なってもいるのでは ないでしょうか。反戦ビラを入れたり、警察の横暴に抗議しただけ で逮捕されてしまうようになったこの国では「いつか来た道」でも あるわけですが。

<「敵が敵がとわめいているやつ、そいつこそ敵」>  しかし、おかしいものはやはりおかしいのです。だいたい、大阪 府警にK君をぶち込んだり取り調べたりする資格など、道義的にも ないのです。

 実は公安三課は2年前にもK君を逮捕しているのですが、このと きはK君が関わる野宿者支援運動つぶしが目的でした。仕事さがし や年金受給のために野宿の仲間にアパートの住所を貸していたこと が「犯罪幇助」だとしていきなり逮捕・家宅捜索されたものの、あ まりに無理がありすぎてすぐ釈放、不起訴になりました(この事件 をきっかけにして、取り調べを受けた野宿の仲間が「じゃあ現住地 で登録させてよ」と扇町公園テントで住民登録を求める裁判闘争が 開始。今年1月に大阪地裁で画期的な勝訴判決が出ました)。

 釈放後も公安三課はK君周辺をうろつき、扇町公園で行われたイ ラク戦争に反対する集会に参加したK君や友人たちを監視。そこで K君がマイクを取り、取り調べでのミツイ刑事の与太話を披露。 「オレの親父はもと日本共産党。でも食えなくて警官になった。オ レには共産党の血が流れているから、おまえらの先輩や!」と言っ たという意味不明発言にみなで失笑していると、ミツイほか数名が 逆ギレして叫びながらつかみかかってくる(本気で)という醜態を 演じました(動画と経緯がこのURLでみられます。釜パト動画分室 :http://page.freett.com/kamapat/mov/040320.html)。今回の事 件も、長引けば長引くほど、大阪府警の失態に新たな1ページを付 け加えることにしかならないでしょう。

 かれらに、モラルなどありません。ただ、自分たちの飯のタネに 「敵」を必要としているにすぎません。しかし標的にされたものは たまったものではありません。

 もう、こんなことはうんざりです。私たちはいろいろなものを奪 われすぎており、多くのものを必要としていると思います。圧政か らの自由、貧しさからの自由、競争からの自由、恐怖からの自由、 この息苦しさからの自由・・・ただそれが、はびこるケーサツでも テンノーでもコッカでもないことだけは確かです。

 K君をはやくかえせ!

  1. 8.4 K君をかえせ!7・31弾圧救援会

<お願い1> 不当な弾圧に対してK君は現在、黙秘でがんばっています。体調は 今のところ大丈夫とのことですが、早期釈放をかちとるために警察 ・検察へ抗議を送っていただければ幸いです。

【抗議先】
曽根崎警察署  06-6315-1234(代表)
大阪地方検察庁 06-4796-2200(代表)

<お願い2>
現状では接見禁止がついているため弁護士しか会いにいくことがで きず、また勾留の不当性を訴え釈放を求める法的取り組みなども含 めて費用がかかることが予想されます。 どうか、余裕のある方はカンパにご協力いただければ幸いです。

【振込先】郵便口座:00930-6-139747(大阪キタ越冬実名義)

<お願い3>
救援会への団体・個人賛同をつのります。公表してもかまわないと いう方はぜひご協力ください(ビラ、ウェブサイトで公開させてい ただきます)。 団体の場合は団体名、個人の場合はお名前(ペンネームでも可)と 肩書き(あれば)を下記の宛先までお送りください(e-mailがあり がたいです)。 一言添えていただければ弁護士を通じてK君へも届けます。

K君をかえせ!7・31弾圧救援会
連絡先:
090-9700-0296 / 06-6374-2233 (FAX) / kamapat@infoseek.jp (釜ヶ崎パトロールの会気付)


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