5/11感想「思うことで裁かれたくない」 | |||||||
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佐々木です。 11日、衆議院第一議員会館で開かれた「市民と表現者の院内集会」に 参加しました。社民党の保坂議員によれば「最近のマスコミ報道で世論の反響が すごい。与党もごり押しできない状況になっている。この一週間が世論と与党国 会対策の綱引きになるだろう」ということでした。遅ればせながらのマスコミ報 道、しかも自民党案、民主党案の二者択一をせまるような論調(少なくても朝日 は)にはクビをかしげますが、それでも反響があるというのはこの法案のおかし さがきわだっているということでしょう。 市民、ジャーナリストの発言はそれぞれ考えさせられるものでしたが、この法 案の拡大解釈が思想・表現、あるいは結社の自由さえ奪うという点では、一致し ていたように思います。その中で、森達也氏の「拡大解釈だけでなく、この法案 そのものが問題だ。自分は国際犯罪組織の一員だとしても、思うことで裁かれた くない」という発言は光っていました。犯罪を意図してもそれが実行に移されな いかぎり犯罪と認めないというのは、近代刑法の大原則で、それがあるから言論 や表現の自由も保障されるわけです。頭の中で考えたことで裁かれるというのは 中世の異端審問、魔女裁判と同じで、吉田司氏が「この法律はあまりにファンタ スチックで現実に出てくるとは信じられなかった」と言っていましたが、ほ んとにそれくらい時代錯誤の悪法だと思います。 廃案あるのみ! Created by staff01 and Staff. Last modified on 2006-05-12 22:50:16 Copyright: Default |