米国サービス従業員組合が戦争反対声明 | |||||||
Menu
おしらせ
・2024総会(報告) ・レイバーネットTV(4/24) ・あるくラジオ(4/20) ・川柳班(投句「風」) ・ブッククラブ(6/8) ・シネクラブ(6/15) ・ねりまの会(4/17) ・フィールドワーク(5/31) ・三多摩レイバー映画祭(6/2) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第89回(2024/4/10) ●〔週刊 本の発見〕第343回(2024/4/25) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/4/24) ●川柳「笑い茸」NO.152(2024/3/27) ●フランス発・グローバルニュース第8回(2024/4/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」89回(2023/12/31) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合
|
SEIU第1199支部(ニューヨーク)が戦争反対の声明(9月26日)SEIU(サービス従業員組合)第1199支部のデニス・リベラ委員長は、同支部 の代議員大会の支持を得て、「少数の者たちの行為を理由にいかなる国に対しても戦 争をしかけることに反対する」という声明を発表し、また、テロリズムに反対し、テ ロ行為の犯人を裁判にかけることを要求するという組合の立場を明らかにした。 第1199支部は、ニューヨーク地区の22万人の組合員を擁している。同支部はベ トナム戦争に反対した最初の労働組合だった。この組合は医療労働者を中心とする組 合で、多くの組合員たちが世界貿易センタービルへの攻撃の後、救援活動に関わって いる。 サンフランシスコ労働評議会が戦争反対を決議(以下の声明は、サンフランシスコ労働評議会が9月24日の代議員大会で採択した ものである。なお、この代議員大会で、同評議会が9月29日にワシントンで行われ る反戦集会に賛同し、この日サンフランシスコとロサンゼルスで行われる集会に「戦 争と人種差別主義は解決ではない」というスローガンを掲げて参加することを決定し た) サンフランシスコ労働評議会(AFL・CIO)は、世界貿易センターとペンタゴ ンへの悪意ある攻撃とペンシルベニアにおける航空機の墜落によるおびただしい数の 生命の犠牲を、国民および世界の人々と共に悲しんでいる。私たちはこのような犯罪 的な攻撃と、その責任者を非難する。 犠牲者の中には多くの労働組合員が含まれており、多くの労働者が仕事中に殺され た。私たちは私たちの兄弟・姉妹たち、そしてその愛する家族たちに心を寄せる。私 たちは特に、人々を救出するために自分の生命の危険を冒している救援・救助労働者 たちを称える。 世界中の誰も、このような攻撃の犠牲となってはならない。私たちはこの行為の犯 人が裁判にかけられることを要求する。米国はこの攻撃の背後にいた者を、反証不可 能な事実によってつきとめる責任がある。9月11日の悲劇的な攻撃は、戦争行為と してではなく、憎むべき犯罪として扱われるべきである。 私たちはこのおびただしい数の生命の犠牲を悲しむとともに、この悲劇を利用して 軍事行動を起こす--それはより多くの殺戮と無意味な犠牲のみをもたらす--動きに対 して抵抗することを宣言する。私たちは少数の者による行動を理由に国民全体が制裁 を受けなければならないという考えを拒否する。爆撃や軍事攻撃は果てしない報復の 繰り返しに油を注ぎ、この国および全世界で、より多くの罪のない人々の犠牲をもた らすだけである。 このような悲しみを前にして、私たちはすべての人々、とくに労働者とその家族に 対して、偏見や憎悪、不寛容--それがどこで起こった場合でも--に対して団結して対 決することを呼びかける。国内のすべての地域が、地域の中で、職場の中で、あるい はメディアを通じて行われる一切の反アラブ、反イスラム、反シーク、反移住者的発 言や暴力行為に対して即座に対決するよう呼びかける。私たちは移住者や避難民の権 利を制限しようとする試みに強く反対する。これは正規の手続きなしに容疑者とされ る外国人を国外追放することへの反対を含む。 私たちはまた、この悲劇を利用して私たちの市民的権利を制限しようとする試みに 対しても抵抗することを宣言する。私たちの社会の軍事化は、不可避的に市民的自由 や労働者の権利の侵害をもたらす。私たちは市民的自由の保護をはじめとする民主主 義の原則を擁護するために、そのことを警戒しなければならない。すでに個人の活動 に対する国家の監視を強めるための提案が出されており、人種差別主義を強める動き がある。過去に、国家の安全はしばしば私たちの結社の自由、団結権、ストライキ権 への介入を正当化するために利用されてきた。私たちは公正のための闘いの取り組み を強化し、私たちの目的に反対している人たちが国家の危機を口実に私たちの市民的 権利や経済的権利を攻撃するのを阻止しなければならない。 私たちはこの危機の根本的原因と、このような悲劇に対処する最も適切な方法につ いて--とくに経済的・政治的公正さを基本とする外交政策の必要性について--の自由 な討論をよびかける。 1世紀前に、AFL・CIOの初代委員長のサミュエル・ゴンパースは、「労働者 はもっと多くの公正と、もっと少ない報復を望んでいる」と語った。犠牲になった姉 妹たちや兄弟たちへの私たちの最高の追悼は、労働者の連帯によって裏付けられた世 界の平和、公正、寛容と理解である。 Created byStaff. Created on 2001-09-29 01:53:56 / Last modified on 2005-09-05 02:58:20 Copyright: Default |