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 9月28日、東京・日比谷野外音楽堂で、『テロ糾弾、報復戦争反対、自衛隊派遣するな』緊急集会(全労連、国民大運動実行委員会、安保破棄中央実行委員会、憲法会議よびかけ)が行われた。

 アメリカでの同時多発テロにたいし、米ブッシュ政権は大規模な報復戦争の準備を急ピッチですすめ、小泉内閣もこれを全面的に支持し、27日からの臨時国会で、自衛隊派遣の新法制定などを一気にすすめようとしている。こうした大国政府による戦争・抑圧体制づくりに対し、平和を求める労働者・人々の声をつきつける集会である。

 この集会開催は3日前に決まったものだが、情勢の緊迫と運動の急速な盛り上がりを反映して、日比谷野外音楽堂を満員にする4000人以上の労働者・市民が集まった。

 壇上での発言のなかには、平和運動に取り組む高校生のものもあった。150名の高校生が集まって街頭宣伝をおこなったとの発言には大きな拍手がわいた。

 米国からはUE(United Electrical, Radio and Machine Workers of America:全米各職種35000人が加盟している独立系組合)の代表が来て、新たな大勢の犠牲を生む報復攻撃には反対であること、世界平和のための労働者の連帯こそが必要だと訴えた。

 これまで自衛隊海外派兵にはめられてきたたがが一気に外されようとしていることに対する、危機感にあふれた集会であった。デモ行進を見ていたスイス人旅行客に意見を求めると、「平和を求めることでは私も同じ」との声が返ってきた。


Created byStaff. Created on 2001-09-29 03:40:56 / Last modified on 2005-09-05 02:58:20 Copyright: Default

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