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2026/04/25 ロヒンギャ難民の幼い姉弟が家族との再会を願い命がけで国境を越えていくロードムービー「LOST LAND/ロストランド」公開(4/25〜 東京・ポレポレ東中野)

案内→https://x.gd/9CFOU

LOST LAND/ロストランド
それでもぼくらは進む。この先に未来があると信じて――
劇場公開日:2026年4月24日

原題:HARÀ WATAN
脚本・監督・編集:藤元明緒 (『僕の帰る場所』『海辺の彼女たち』)
予告編ナレーション:河合優実
出演:ムハマド・ショフィック・リア・フッディン(弟・シャフィ役) / ソミーラ・リア・フッディン(姉・ソミーラ役)
企画・製作:E.x.N
配給:キノフィルムズ
2025年/日本=フランス=マレーシア=ドイツ/ロヒンギャ語/カラー/1.5:1/5.1ch/ドラマ/99分

公式サイト:https://x.gd/j7y3E
予告編:https://x.gd/Z73wp

 世界三大映画祭の一つである第82回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門にて日本人監督初の審査員特別賞をはじめ、各国の映画祭で続々と受賞を重ねる本作。
 “世界で最も迫害されている民族の一つ” といわれるロヒンギャ難民たちが、総勢200名出演する長編映画は世界初。
 故郷を追われた実際の当事者である彼らの声と眼差しは、演技未経験ながらも、映画の世界に圧倒的なリアリティと強度を与えている。
 監督・脚本を務めるのは、移民の物語を描いた『僕の帰る場所』(2017) 、『海辺の彼女たち』(2020)で、大島渚賞や新藤兼人賞を受賞し、国内外で注目を集める藤元明緒。
 実話をもとに、息を呑むような容赦のない現実と幻想的な表現が入り混じる世界観の中、難民たちが辿る旅路を映し出す。
 そして、予告編のナレーションは本作に感銘を受けた俳優の河合優実が務めた。

 映画に登場するのは、東南アジアの国ミャンマー出身の大半がイスラム教徒である少数民族のロヒンギャ。
 国籍の剥奪や大規模な虐殺など、長い歴史の中で迫害を受け続けてきた多くのロヒンギャたちは故郷を離れ、隣国バングラデシュに避難し、難民キャンプで生活している。
 しかし、正式に難民として受け入れられることはなく、新たな住処を求めて国境を越える危険な密航を余儀なくされる人々が今も後を絶たない。
(公式サイト イントロダクション)

 難民キャンプで暮らす5歳のシャフィと9歳の姉ソミーラ。
 二人は家族との再会を願い、叔母と共に遠く離れたマレーシアへ旅立つことに。
 パスポートを持てない彼らは密航業者に導かれるままに漁船へと乗せられる。
 自然の猛威や人身売買の危機に阻まれながらも、姉弟は過酷な道のりを必死に乗り越えていく。
(公式サイト ストーリー)

キャスト
ソミーラ・リア・フッディン(姉・ソミーラ役)
ムハマド・ショフィック・リア・フッディン(弟・シャフィ役)
 監督が取材現場で偶然出会い、その強い存在感に惹かれ主人公に抜擢された。
 本作が映画初出演ながら、本物の姉弟ならではの息の合った演技が、過酷な物語の中で太陽のような明るい存在感を放っている。

脚本・監督・編集:藤元明緒
 1988年、大阪府生まれ。
 ビジュアルアーツ専門学校大阪で映画制作を学ぶ。
 在日ミャンマー人家族を描く初長編『僕の帰る場所』(2018年)が第30回東京国際映画祭アジアの未来部門 作品賞&国際交流基金アジアセンター特別賞を受賞。
 2021年、ベトナム人技能実習生を描く長編第二作『海辺の彼女たち(日本ベトナム国際共同製作)』を公開。
 同作品はPFF〔ぴあフィルムフェスティバル)〕第3回「大島渚賞」、2021年度「新藤兼人賞」金賞、第13回TAMA映画賞最優秀新進監督賞、第31回日本映画批評家大賞・新人監督賞などを受賞。
 主にミャンマーなどアジアを舞台に合作映画を制作し続けている。

監督コメント
 十数年間、私は東南アジアのミャンマーで映像制作の仕事を通じて関わってきました。
 その中で、ロヒンギャの人々が受けてきた迫害の話を幾度となく耳にしてきました。
 これほどまでに残酷な現実が存在するのかと、信じられない思いでした。
 しかし、ミャンマーではロヒンギャの話題を口にすること自体がタブーとされる風潮があり、私自身、仕事を失うことへの恐れから、声を上げることができませんでした。
 自分の立場を守るために、身近で起きている異常な出来事を見て見ぬふりをしていたのです。
 その罪悪感こそが、『LOST LAND/ロストランド』制作の原点となりました。
 映画作家として、この現実に目を背けたままでいることは不自然だと感じ、そして映画づくりを通して彼らともっと関わりたいと思いました。
 物語を構想する中で、彼らが故郷を追われ、安住の地を求めて歩み続けるその道のりをドラマとして再現したいと考えました。
 自然の脅威や越境ビジネスにおける搾取など、さまざまな困難に直面しながらも、生きる道を探し続ける彼らの姿を通じて、人間の尊厳と希望を見つめたいと思いました。
 彼らの旅を描くということは、国籍や市民権を持たず、地球上どこにいても不安定な環境での生活を強いられ、常に居場所を求め続けるロヒンギャ全体を象徴的に表すことでもあります。
 また本作は、いわゆる「邦画」という枠を超え、日本、マレーシア、そしてヨーロッパ諸国との国際的な協働関係で製作されました。
 歴史的にミャンマーと深い関わりを持つ日本、多くのロヒンギャが暮らすマレーシア、そして移民・難民問題が身近にあるヨーロッパ。
 それぞれの地域の視点が交錯する “ボーダレス” な映画づくりを目指しました。
 遠い問題、遠い人々だと感じられがちなロヒンギャ、ひいては難民という存在が、この映画を通じて友情を育み、共に歩んでいく隣人として感じられることを願っています。

劇場情報
東京 ヒューマントラストシネマ
   有楽町          4/24〜
東京 キノシネマ新宿      4/24〜
東京 ポレポレ東中野      4/25〜

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