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2025/11/29 11/28までに申込み 金石範（キム・ソクボム）さん生誕100年記念シンポジウム（11/29 10:00〜 大阪市＆Zoom）
案内→https://x.gd/YXCwthttps://x.gd/dAT1J
チラシ→https://x.gd/95fMy
金石範（キム・ソクボム）生誕100年記念シンポジウムのお知らせ
金石範（キム・ソクボム）は1948年に済州島で起きた島民虐殺事件である「四・三」を描いた大長編小説『火山島』で知られる小説家です。
森之宮にほど近い猪飼野（現・生野区および東成区にまたがる地域）で生まれ育ちました。
本シンポジウムではその生誕100年を記念し、「四・三」と在日朝鮮人集落、「日本語文学」について、作家・金泰生との関係など、幅広い観点から金石範について議論します。
金石範（キム・ソクボム）生誕100年記念シンポジウム
日 時：2025年11月29日（土）10：00〜12:30
形 式：会場＆オンライン（Zoom）
会 場：大阪公立大学 森之宮キャンパス 11階 1101号室
〒536-0025 大阪市城東区森之宮2-1-132
Osaka Metro・JR「森ノ宮駅」徒歩約13分
アクセス→https://x.gd/oG7jO
地図→https://x.gd/imkM4
対 象：学生・教職員・一般
参加費：無料（事前申込制）
主 催：
大阪公立大学大学院文学研究科文化構想学専攻アジア文化学専修
金石範生誕100年記念シンポジウム実行委員会
協 力：大阪コリアタウン歴史資料館
後 援：大阪公立大学文学研究科
問合せ：山本 hayatomst@gmail.com
プログラム
・開会あいさつ
・金時鐘氏講演（予定）
・報告
・伊地知紀子さん「朝鮮人が暮らす街：大阪・森ノ宮・猪飼野」
・鄭栄桓さん「戦時・戦後初期の金泰生の作品について−金石範『済州島』との邂逅前後」
・高橋梓さん「二言語作家としての金石範−初期の創作を中心に」
・中里久弥さん「『在日文学』とは何だったのか−金石範文学から考える『在日』の過去と未来−」
・総合討論
討論者：呉世宗さん
司会：宋恵媛さん
・質疑応答
今年、作家金石範（キム・ソクボム）が生誕100年を迎えます。
金石範は1925年に大阪・猪飼野（現・生野区および東成区｝で生まれ育ちました。
今も精力的に小説を書き続け、99歳の昨年は「マンドギのユーレイ」「ミョンスンとキジュン」という2つの作品を、100歳になった今年は「ゴルゴタの丘のゲリラ」を、それぞれ『すばる』に発表しています。
金石範は、1948年に済州島でおきた島民虐殺事件（「四・三民衆杭争」）を描き続け、「四・三」をまるごと可視化させた長編小説『火山島』を約20年かけて完成させた作家です。
昨年ノーベル文学賞を受賞した作家のハン・ガンの「別れを告げない亅が「四・三」を題材にしたことによって、80年近く前の、未だ生々しい記憶を呼び起こす済州島での歴史的出来事がふたたび焦点化され、金石範とその文学世界についても注目が集まっています。
韓国では「四・三」について語ることすらできなかった時代が長く続きました。
日本の地で1950年代初めから数十年にわたってこの出来事について日本語で書き続けてきた金石範とその諸作品なしには、ハン・ガン作家の作品も現れるのが困難だったはずであり、「四・ 三」そのものが目に見えないままだったはずです。
金石範は、数多くの在日朝鮮人作家を輩出した森之宮にほど近い猪飼野周辺ともゆかりが深く、在日朝鮮人の生を描く作品も多くあります。
済州鳥からやってきた小説家の金泰生、森之宮の砲兵工廠跡地を舞台にした小説「夜を賭けて」の梁石日、猪飼野を生きる女たちを多く描いた詩人の宗秋月、「四・三」に関わり命の危険から日本に逃れてきた詩人の金時鐘などとも深いつながりがあります。
金石範の作品
金石範は植民地期に日本と沸州島、ソウルを行き來しながら自己形成をしました。
20代前半のとき、対馬で故郷の女性たちから話を聞いて衝撃を受け、「四・三」を小説として書きはじめました。
このジェノサイドの世界を昇華させた「火山島亅（1976〜1997年）は、在日朝鮮人文学の最高峰とされます。
ほかにも、『鴉の死』『万徳幽霊奇譚』『1945年夏』『祭司なき祭り』『海の底から』『満月の下の赤い海』『ことぱの呪縛』『金石範騨論集�機Ν供戞悗覆悉颪�き続けてきたか なぜ沈黙してきたか』（金時鐘との対話）等、作品を膨大に生み出してきました。
※事前登録制です。下記のフォームからご登録の上、ご参加ください。
申込みフォーム→https://x.gd/po2VZ
申込み期限：11/28まで