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2024/05/24 パレスチナ問題を語り続けた知識人を追ったドキュメンタリー「エドワード・サイード OUT OF PLACE」4Kレストア版公開(5/24〜 東京)

エドワード・サイード OUT OF PLACE(4Kレストア版)
劇場公開日:2024年5月24日

解説(映画.com:https://eiga.com/movie/41698/
 「阿賀に生きる」「まひるのほし」など数々の傑作を生みながらも2007年に49歳で急逝したドキュメンタリー作家・佐藤真が、パレスチナの窮状と真実を世界に伝え続けた知識人エドワード・サイードの意志と記憶をたどったドキュメンタリー。
 2003年9月、パレスチナ出身の世界的知識人エドワード・サイードが白血病でこの世を去った。
 ポストコロニアル研究の第一人者であるサイードは、パレスチナの窮状を全世界に伝え、権力に対して真実を語り続けた。
 中東諸国を巡って彼の不在を見つめ、イスラエルとアラブ双方の知識人たちの証言を交えながら、サイードが求め続けた和解と共生の地平を探る。
 2024年5月24日より開催の特集上映企画「暮らしの思想 佐藤真 RETROSPECTIVE」(https://alfazbetmovie.com/satomakoto/)にて4Kレストア版を上映。

サイードのパレスチナとの関わり(Wikipedia:https://tinyurl.com/yusceewd
 サイードは、イスラエル領とその占領地域およびそれ以外の土地に住むパレスチナ人の権利を擁護した。
 彼は長年にわたってパレスチナ民族評議会の一員であったが、1993年に調印されたオスロ合意をめぐっては、(占領地域のヨルダン川西岸とガザ地区から撤退する代わりとして)イスラエルがパレスチナと相互承認を行い占領地域に居住していたパレスチナ人の自立について交渉を開始するという合意を、両者の分裂を決定的にする上にパレスチナ難民が元の土地へ帰還する権利を軽視したものとして強硬に反対。ヤーセル・アラファートと決裂した。
 その代案としてサイードは、アラブ人とユダヤ人が等しい権利を持つ新たな国を作るべきとの「一国家解決」論を主張した。
 イスラエルのパレスチナ占領に関するサイードの著書には、『パレスチナ問題』(1979年)、『パレスチナとは何か』(1986年)などがあり、彼の主張は敵対する民族を超えたリベラルなものと評価された。
 彼の死を知ったイスラエル人の歴史家イラン・パッペは、「私のようなイスラエルのユダヤ人にとってサイードは、シオニズム国家で成長するということの闇と混乱のなかから私たちを連れ出し、理性と倫理、そして良心の岸辺へと導いてくれる灯台であった。」と追悼した。

2005年製作/137分/日本
配給:ALFAZBET、パラブラ
公開日:2006年5月16日(日本初公開)

公式サイト:https://www.cine.co.jp/said/
予告編:https://www.youtube.com/watch?v=kiKQekbwrKQ
特集上映「暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE」
 公式X:https://twitter.com/satomakoto4K
 予告編:https://eiga.com/movie/41698/video/

スタッフ
監督:佐藤真
企画・製作:山上徹二郎
撮影:大津幸四郎 栗原朗 佐藤真
協力プロデューサー:ジャン・ユンカーマン

キャスト
マリアム・サイード(妻)
ナジュラ・サイード(娘)
ワディー・サイード(息子)
ノーム・チョムスキー(マサチューセッツ工科大 言語学・政治哲学)
アズミ・ビシャーラ(イスラエル国会議員)
イラン・パペ(ハイファ大 パレスチナ現代政治史)
ダニエル・バレンボイム(イスラエル人 指揮者・ピアニスト)

劇場情報:
東京 Bunkamura ル・シネマ 5/24(金)〜

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