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2024/05/03 朝日新聞襲撃事件小尻記者追悼5・3集会 パレスチナ演劇『占領の囚人たち』舞台映像上映(5/3 13:30〜 兵庫・尼崎市)

案内→http://www17.plala.or.jp/kyodo/annaiframe.html
チラシ→https://www.ne.jp/asahi/info/nowar/kyodo/20240503-3.pdf

2023年2月に、東京・下北沢「劇」小劇場で上演されたパレスチナ演劇『占領の囚人たち』(名取事務所)より、『Prisoners of the Occupation』の舞台映像を上映します。

Prisoners of the Occupation
作:パレスチナ人政治囚、エイナット・ヴァイツマン
演出:生田みゆき
※作中に暴力および性暴力の描写があります。
 フラッシュバックの恐れのある方は注意してご鑑賞ください。

朝日新聞襲撃事件 小尻記者追悼 5・3青空表現市
日 時:2024年5月3日(金・休)13時30分〜(開場13時)
会 場:小田南生涯学習プラザ
    〒660-0802 兵庫県尼崎市長洲中通1-6-10
    JR神戸線「尼崎駅」南口より東へ徒歩5分
    アクセス→https://odaminami-plaza.com/about.html
    地図→https://tinyurl.com/5996zwhm
内 容:
・14時頃〜 「占領の囚人たち」上映(約80分)
・ライブパフォーマンス ナクバ川柳を墨で書く 木割大雄(下町の俳人)
主 催:朝日新聞襲撃事件 小尻記者追悼 青空表現市
協 力:名取事務所
問合せ:青空表現市実行委員会
    aetamidori@gmail.com
    hanran9@yahoo.co.jp

パレスチナ・ナクバ川抑
 2023年はイスラエルがパレスチナ人を虐殺、追い出して建国されてから75年。
 1948年のこの出来事をパレスチナではナクバ(大厄災)と言うそうです。
 「直球で民族浄化イスラエル」なのに米欧日は「爆撃を黙認し復興援助する」マッチポンプで、「一線も二線も越えてホロコースト」「ナチスばり非道地で行くイスラエル」と「人権のダブルスタンダード臆面なく」これまで通り平然と仲良く付き合っている。

ガザの今鶴彬ならなんと詠む
踏みつけた相手の自衛はテロと言い
ガンディに学び非暴力風刺派で
ガザ強制収容所ナウホロコースト
シオニズム唯我独尊極まれり
黙認も立派な共犯米欧日
拒否権で百倍返しの背中押し

 朝日新聞襲撃事件小尻記者追悼『5.3青空表現市』

 事件がおきたのは1987年5月3日憲法記念日の夜8時15分。兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局に男が侵入し、散弾銃を発砲。記者ふたりを殺傷しました。犬飼兵衛(ひょうえ)記者は右手の指二本を失う重傷、小尻知博記者は翌日未明に亡くなりました。「赤報隊」と名乗った犯行声明がありました。〜すべての朝日社員に死刑を言いわたす〜 〜反日朝日は五十年前にかえれ〜。
 事件は未解決のまま2003年に完全時効となりました。37年前の事件で、散弾銃から放たれた銃弾が、今も私たちの心に刺さったままです。
 小尻記者ゆかりの市民を中心とした私たち青空表現市実行委員会は、小尻記者が取材をした町・尼崎で、5月3日には必ず集まりを持っています。今年もまた、憲法記念日に集いを企画しました。
ウクライナ侵攻を機に、ロシア国内では言論への抑圧が強まっています。ミャンマーでは、鍋カマを叩いて抗議をすることでさえ、弾圧されます。そして、今パレスチナでは、未曽有の大量虐殺がおこなわれています。翻って、日本ではどうでしょうか。分断と不寛容が進む社会で、私たちの表現の自由、言論の自由は、今どうなっているのか。
今年は、「演劇」と言う形でしか表現できない生々しい現実を伝える作品『占領の囚人たち』の映像を見ます。また、川柳という表現形態でかの地の状況を考え、伝えます。小尻記者ならどんなふうに記事にするのかと思いながら、今年も5月3日、どうぞ足を運んでください。

 以下「占領の囚人たち」公演パンフレットより抜粋

 2017年、私は元イスラエル国会議員のパレスチナ人、バーセル・ガッタースを訪ねた。
 彼は収監中のパレスチナ人政治囚に携帯を渡して捕まり、自宅軟禁中だった。初めて聞く囚人の話に、私は動揺した。
 報道とまるで違う。
 何千人ものパレスチナ人が刑務所に入れられ、私たちの前から消える。
 苛酷な獄中で、イスラエルは彼らをゆっくりと殺していく。
 『Prisoners of the Occupation』がアッカー演劇祭にプログラムされた数週間後、アッカー市長が上演を禁止した。
 当時の文化相ミリ・レゲヴは、私を名指しして「人殺しのテロリストを礼賛している」と言った。
 政府、諜報機関、裁判所等が一体となり、絶えず政治囚の問題を隠蔽、抹消する。
 メディアもまた、沈黙に加担している。
 イスラエルの言説では、パレスチナ囚人は全員テロリストだ。
 しかし、彼らの投獄は政治活動や思想によるものである。
 刑務所は占領の装置のーつであり、囚人の問題はイスラエルが推進するパレスチナの植民地化計画と切り離すことはできない。
(エイナット・ヴァイツマン(Einat Weizman):劇作家、俳優、人権活動家)

 2020年のパレスチナ演劇上演シリーズ『帽子と預言者』『鳥が鳴き止む時―占領下のラマッラー』に引き続き、今回も演出を担当させていただきます。
 私にとってパレスチナ問題は、継続的に取り組んでいる大事な主題のーつですが、今回の『占領の囚人たち』というタイトルを聞いた時には、「囚人の話なんて、ピンポイントにすぎないだろうか」と思いました。
 囚人の状況はおそらく過酷なものなんだろうけど、もっとパレスチナのごく一般的な人の物語が知りたいのに……
 しかし、今回このドキュメンタリー演劇の準備のためにイスラエル・パレスチナに約1週間滞在して、囚人の話はパレスチナのごく一般的な人の物語に他ならないということがよく分かりました。
 なぜなら彼らの生きる現実では、「パレスチナ人は犯罪者である」と考える人が占領者として君臨しているからです。
 パレスチナ人であるだけで、収監される十分な理由になります。
 実際パレスチナの成人男性の4人に1人は収監経験があり、また、それよりは低い割合ですが、女性や子供も収監されます。
 そして刑務所を出ても、街にはいたるヒころに壁や検問所(チェックポイント)や監視カメラがあり、銃を持った兵士から疑いのまなざしを向けられるのです。
(『占領の囚人たち』東京版演出の生田(いくた)みゆきさん)

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