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「ショーは変わらなければならない」

[ワーカーズ ブラックキューブ]性暴力反対演劇人行動のWithYou

チョン・ウニ記者 2018.04.24 12:17

[編集者の言葉]「ブラックキューブ」は遠回しに制度美術を象徴する「ホワイトキューブ」と異なる芸術を指す名前だ。 「ワーカーズ」は新しい「ブラックキューブ」で急進的な芸術実践を照明し、主流社会に挑戦する彼らとともに経路を離脱する。

▲3月25日性暴力反対演劇人行動の1次フォーラム場面

「『ショー・マスト・ゴーオン(ショーは続かなければならない)!』 公演芸術界にはこうした言葉があります。 これは芸術家たちの限りない情熱を称賛する言葉であると同時に、 公演のためには最低時給、性的自己決定権、人権など全てを諦めなければならないという言葉です。 この過程で多くの女性の同僚がエロスの対象になったり、 過度な男性性を演技して名誉男性になることの二つのうち一つを選ばなければなりませんでした。」

演劇人ソン・ジス氏が4月23日の夜に清渓広場で開かれた 「2018分リレートーク性差別-性暴力終末文化祭」で静かに話した。 この言葉のように、演出家「李潤沢(イ・ユンテク)たち」の舞台は ジェンダー弱者に刻んだ暴力は、芸術という名札を付けていた。 芸術に浅薄な韓国の資本主義の中で一家を成した元老と巨匠、先生は神話になったが、 その代わりに後輩と弟子たちは彼らの前に静まらなければならなかった。 被害者の人生は真っ黒に焼けても、そんな芸術が長かった。 しかし2月14日、「劇団美人」のキム・スヒ代表のMeTooと、 相次ぐヨニダンコリペ所属団員被害者の生活をかけた勇気が今、 演劇界に変化の出口を開いた。 演劇人はもう「ショーは変わらなければならない」と話す。

演劇界では今、同時代のどの部門よりも激しい「WithYou」の運動が進行している。 まさに性暴力反対演劇人行動(性反演)がジェンダー階層と暴力に対する集団的な省察と変化の動力になっている。 彼らは被害者中心の連帯と水平的文化に基づいて、ジェンダー弱者の視点から舞台内外を照明し、変化を作っている。

性反演は、李潤沢事態が起きた最初の暴露から一週間ですばやく組織された。 演劇人連席会議に演劇界のすべての人が出るべきだという提案で火がついた。 2月21日午後5時に開かれた最初の集まりだけでも150人が出席する程、 演劇界の同僚の反応は熱かった。 彼らは狭苦しい空間で翌日午前3時半分まで討論に討論を繰り返し、 実務を担当する演劇人たちはその場でさらに二時間議論して互いに仕事を探した。

性反演に参加する演劇人の立場は序盤から明確だった。 彼らは討論を続けて、演劇界の性暴力が 「単純な個人や特殊な集団構造に起因するものではなく、 演劇界と韓国社会にかなり前から慣行になってきた階層文化と暴力に原因がある」と意見を集約した。 また「被害者への支持と連帯を始め、今蔓延している階層文化そのものを根絶しなければならないということ、 そのために既存の非常対策委や協会体系ではなく、 被害者とともに連帯しながら進む水平的な演劇人の決意が必要だ」ということに共感しながらこの運動を進めている。

現在は30人ほどの実務者が主導する5つの分科が組まれ、 この他にも被害者の会と「フェミニスト演劇人連帯」などの 小規模な連帯体、そして法的な共同対応チームもできた。

「本来、このようなことをしていた人たちではないので、 この1か月半はかなり苦労した。 その過程で合意してきたことの中で一番重要なのは、 私たちがしていることの中で何も被害者の気持ちより先んじてはいけないということだった。 被害者中心の思考をするために毎日毎日学ぶ過程にある。 性反演の活動は単に数人の性犯罪者の処罰を目的にしているのではなく、 各自の人生を振り返りながら演劇人として、ひとりの市民として、 自らの存在を確立しようと努力している。」(1次フォーラムよりイ・オジン作家)

性反演は何よりも被害者の苦痛に共感し、彼らの治癒と2次加害を防ぐなどの被害者保護を一番重要に受け止めている。 またMeTooを考えている被害者を支援して、望む場合はオンラインMeTooの支援もする。 このために緊急相談窓口を運営して一週間に一回ずつ、 韓国性暴力相談所の支援で同僚の相談教育も受ける。 演劇人個人だけでなく、劇団や他のジャンルの芸術家からの相談問い合わせが増える程、 彼らは演劇界の底辺と緊密に疎通している。 また教授の加害事実がわかった世宗大や清州大などの芸術大学対策委とも連帯している。 性反演を通じ、芸術大の学生や卒業生の間の連帯もなされている。

ジェンダー階層に基づいた製作文化と舞台

「今まで演劇界で決定できる主体として話していたのは男性たちの口だった。(…) ジェンダー感受性が進化したのではなく、 これに対する対処の感受性が進化した」。 (1次フォーラム ク・ジャヘ劇作家/演出家)

「政治的に正しい演劇を作るといいながら、 女性には不都合な性的冗談や女性卑下には果てしがなかった」、 「なぜ評論家たちはあれほど鋭い批評をしながら、今回の事態には声を上げないのか」、 「加害教授の問題を解決するために、教授と学生の間でTFを構成したが、 会議の雰囲気が位階的だった。 ある教授はすでに支援事業が減ったと話した」、 「10年以下なら先輩、10年以上なら先生だと呼ぶべきだと叱られた」、 「酒を飲んで性暴力をしても、なぜ『酒に酔った良いお年寄りのミス』になるのか」、 「MeTooによって私たちが同じ世の中を夢見ていなかったことが分かった。 性暴力に無知だった」、 「演劇部がなくなるかと思って問題提起ができなかった」、 「教授たちに『色浮気心』と評価された。」 (25日1次フォーラム参加者の発言より)

性反演は被害者支援とともに演劇界に対し、根本的なジェンダー階層文化を批判的に省察して変える契機になろうと思う。 それで演劇界の問題を打ち解けて話せる「今話す場」に重要な重さをおく。 この席ではいつも多様な年齢層の演劇人数十人が参加して自分の被害事実を相談したり、 自分が体験した構造的な問題を分けあう。 「今話す場」はすでに6回(3月26日)の定期集会を開いた。 3月25日には「MeToo(#metoo)が暴露した沈黙のカルテル」という主題で新しい論理のため最初の連続フォーラムが開かれた。 性反演はまた、演劇界において加害者から被害生存者を保護し、 男性中心的な演劇界の製作慣行を変えるために、 演劇政策と芸術家教育制度の変化を強制する方法も模索している。

「なぜ(女性配役は)お母さん、妻、ガールフレンド、酒場の酌婦、妓生、キチガイ女、 ヒステリックな中年女、三神おばあさん、痴呆おばあさん、不動産投資で金持ちになった夫人、 兄嫁、妻の妹、こざかしい女子高生、クロム女、誘惑女、スーパーのおばさん、家主のおばさん、 恋愛できないオールドミスだけだったのか。(…) 主人公をやりたければ髪が長くなければならず、女性らしくなければならなかったので、 そして実際、その1番女性の役割は主人公ではなく、 自分のナレーティブがなく、主体的に事件を導かず、 聖女-売春婦-子宮-キチガイ女の一つだったたから(あるいはそれらの混合物)、 私は男役をしなければ、できたり、やりたい公演はほとんどなかった。」 (25日1次フォーラム俳優イリ氏)

被害者支援と製作文化に対する討論とともに、性反演では舞台の上のジェンダーに対する議論も激しい。 俳優のイリ氏が女性の配役について 「聖女-売春婦-子宮-キチガイ女のどれかひとつ」という言葉は、 演劇界の現実をそのまま表わす。 ともに作品の中の男性性に対する問題意識は、配役だけでなく演劇界全般にわたる問題という点でジェンダー的な観点が不足した演出を筆頭に、 評論界など舞台内外のすべての参加者が自分の役割をまた振り返るべきだという共感が形成されている。

しかし性反演には上げるべき幕がまだたくさん残っている。 25日の1次フォーラムのある参加者は 「なぜこの席に男性演出家はほとんどいないのか」と話す程、男性は少なかった。 「ブラックリストへの怒りに較べると空席が多い」という言葉もあった。 俳優と自己紹介したある女性は 「ここにくることを同僚が知って悪口を言われた」とし 「国も動かなければならないようだ」と吐露した。

しかしはっきりしていることは、演劇界はもう以前に戻ることができないということだ。 演劇作家のイ・オジン氏はこれをこのように話す。 「この一か月半は、家父長的だとか1人中心の権力から抜け出して、 どのように水平的に連帯できるかを悩んで実践する過程だった。 だからやりがいがある。 これからが始まりだろう。 連帯と変化が始まったことを実感している」。 この変化がどこまで進むのか、観客は応援以上のことができるかもしれない。[ワーカーズ41号]

演劇界加害者チェックリスト

  • ソル・ユジン劇団907演出家が3月25日の性反演1次フォーラム現場で提案
    1. 公演の製作過程や会食の席で雰囲気を盛り上げるための 性的冗談、わい談をしていませんか?
    2. 公演の製作過程や会食の席で、演技指導や雰囲気を盛り上げるという理由で 必要以上のスキンシップをしていませんか?
    3. 望まない人から何回も会食をしたり、過度な飲酒を助長していませんか?
    4. 業務を装った私的な出会いを要求していませんか?
    5. 練習室や劇場ではなくモーテルなど静かなところで 別途の練習や会議を要求していませんか?
    6. 作品中に同意のない露出や接触が必要な場面を強要していませんか?
    7. 誰かが性暴力被害の事実を話した時に、大したことではないといった調子や 愛情表現だという反応を見せませんでしたか?
    8. 誰かが性暴力被害の事実を告発した時、別のところに話さないでほしいとか、 作品のために今回だけは見逃してくれという調子の隠蔽要求をしていませんか?

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-05-01 12:01:57 / Last modified on 2018-05-01 12:01:59 Copyright: Default

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