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韓国:ウェブドラマ〈クセジュク〉カチンコの裏の人々 | |
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ウェブドラマ〈クセジュク〉カチンコの裏の人々[ワーカーズ]不穏なインタビュー
イ・ジョンホ(前民主労総未組織非正規職室長) 2018.03.12 12:50
1月10日、民主労総が作ったウェブドラマ「クセジュク」がSNSに登場した。 当日職場パワハラ119オープンチャット室にも共有される程伝播力が強かった。 題名〈クセジュク〉はドラマの中でメイン作家があげた一言の悲鳴 「そいつをさっさと殺しておかなければならなかったのに」から取ってきた。 〈クセジュク〉はドラマ製作をめぐり、CPと非正規職PD、メイン作家、サブ作家、新入作家の対話を構成したウェブ ドラマだ。 〈クセジュク〉では飲酒運転で下車した俳優のために製作に支障が起き、 メイン作家はその配役をドラマの中ですでに殺してしまったので下車させられないことを嘆く。
[出処:〈クセジュク〉 1話場面] 民主労総はシチュエーションコメディ形式のウェブ ドラマ〈クセジュク〉を 「労組をする権利」という主題の広報映像として作った。 2年前に金属労組も映像を作り、この前は公共運輸労組もクォン・ヘヒョ、ピョン・ヨンジュ、ホ・ジウンといった芸能人が出てくる労組広報映像を作ったが、 〈クセジュク〉ほどの破格は見せられなかった。 〈クセジュク〉が出てくるまで、民主労総は4か月以上、会議に会議を繰り返した。 民主労総はまず20〜30代の若い未組織労働者をターゲットに捉えた。 そのために民主労総は昨年9月20日、青年組合員懇談会を開いた。 労組を始めてからいくらも経たない若い組合員が集まったこの日の懇談会では、自分たちのことについての対話がやりとりされた。 若い組合員たちの考え7人の懇談会の参加者らは 「労組ができて、何が良くなったのか」、 「民主労総というと浮び上がる感じ」と打ち明けた。 同時に民主労総は自らをYOLO族だと気楽に話す若い組合員たちの考えを通じ、 広報のポイントを捕まえて行った。 初めてのストライキを準備した鉄道労組コレイル観光開発支部梨花大列組合員と金属労組マンド・ヘラー支会のハンセム組合員は、労組活動をしながら 「行ったことがないところにしばしば行くが、 国会に行ったことがなかったのに、とてもよく行った」と言う。 マンド・ヘラーのホン・グァンス組合員は、労組を作る前には 「乞食のような賃金を会食のたびに話したのに変わらなかったが、 労組を作ると突然5%上げてやるといった。 ストライキの話もしなかったのに」と労組の長所を紹介した。 青年労働者の孤立した労働ものぞき見ることができた。 ソウル大病院看護師のチェ・ウォニョン文化部長は 「労組をしていなければストライキ期間に病院全体が大騒ぎになり、集中治療室に釘付けになって、コンピュータの前で働いていたはずなのに、 さまざまな人々と会って多様な経験をした」と言う。 チェ部長は病院労働者の孤立した労働を大学の時から説明しながら 「看護学科を出て病院に就職したが、とても狭い。 看護学科は高等学校のようにみんなで一緒に授業を聞いてみんなで同じように病院に入って、 部署移動もめずらしく、病院内でも行動半径が狭い。 私は集中治療室の看護師だが、一日中ベッド2つに横になった患者2人の間だけを行き来する。 会う人も限られているが、労組をするとさまざまな人と会って面白かった」と言う。 チェ部長は昨年ストライキの時、SNSに書いた文が話題になり、有名税を払った。 ソウル地下鉄9号線メトロ支部のシン・サンファン事務局長も似た経験を打ち明けた。 シン局長は地下鉄9号線に入社する前は、生産職として2組2交代で工場にも通ったし、 20代半ばでは病院で看護補助者として1年ほど働いた。 2か所とも労組があったが、鉢巻きして闘争するので真っ青になって加入もしなかった。 そんなシン局長は正規職という案内文にあるいはと思って年9号線の試験を受けて入ってきたが、3年契約職だった。 「地下鉄なので土の中でモグラのようにただ働いて、月給が支払われれば受け取って、 そんな無味乾燥な生活を送っていたが、労組をすると新しい視野が開けた。 労組の仕事に面白さを感じて、会社の業務にも役に立つ。」 シン局長は昨年初めてのストライキの時に得た貴重な経験を話した。 「ストライキを準備する時は、私達で爪楊枝1本で戦うんだと思っていたが、 後からタンクを引っ張ってきて手伝った。 民主労総、公共運輸労組などから大きな連帯を受けた。 その力で私たちが社長も追い出した」。 シン局長は連帯を通じて 「新しい世の中を見た。 ただ暮らしだけに汲々とする人生を振り返る機会になった」と言う。 青年労働者たちは国家の政策を執行する官僚と現場の公企業が、いかに二律背反的なのかも打ち明けた。 コレイル観光開発支部のイ・デヨル組合員は 「コレイルは企画財政部の指針の中で、自分たちに有利なことは無条件にしろと現場に強要しながら、 自分たちに都合が悪い指針は『腹を切れ』と粘った」と言う。 ソウル大病院のチェ・ウォニョン文化部長も 「朴槿恵(パク・クネ)政権の時、病院は成果年俸制を政府指針だと言って先頭に立ってがんばっていたが、 文在寅(ムン・ジェイン)政府になると同じ政府指針の『正規職転換』をしろと言ってもしないという。 都合のいいことは政府の指針だから従わなければならないと言いながら、 正規職転換12次戦略機関で選定しているというのにしなかった」と述べた。 話は自然に教育と広報につながった。 9号線メトロ支部のキム・シムン支部長は 「現場労働者はなぜ労組が必要なのかよく知らない。 民主労総が定期的にCFを作って広報しなければならない。 国家が動いて労組に広報させるように強制しなければならない」と話した。 キム支部長は民主労総が作る広報映像が 「ドラマのようにおもしろくて、今日1話を見て、明日は2話を見たいようにしてほしい」と注文した。 キム支部長の期待のとおり、民主労総の広報映像は現在、番外編を入れて6編が紹介されており、今後ずっと続く。 「あなたが一緒だったから可能だった」青年組合員の懇談会に続いて民主労総は昨年9月28日、 映像専門家たちと共にアイデア会議を開いた。 EBSで知識チャンネルeを作ったキム・ジニョクPDとオ・ジョンフン、チュ・ヒョンスク監督だった。 映画監督をして最近、公共運輸労組教育宣伝室で働くテ・ジュンシク局長も同席した。 アイデア会議に参加した専門家たちは、正規職貴族労組、レッドコンプレックス、覇権主義を思い出させる民主労総のこれまでのイメージを赤裸々に発言した。 だが労働運動がどのようにして韓国社会を発展させてきたのか、 労働時間短縮、25日制、健康保険拡大が労組運動の結果であることを見せるだけでも十分に意味があるとみた。 専門家たちは「こうした社会発展を民主労総がやった。 あなた(組合員)がやったことだ。 あなたが一緒だったから可能だった」という設定の映像制作を注文した。 テ・ジュンシク監督は「労組をノックした瞬間に変わることを見せて、 組織率が30%になれば何が変わるのかを見せよう」と言った。 同時に会社(資本)がいかに多くの権力を持っているのかを印象付けようという声もあがった。 こうしたことが見えないから若い未組織労働者たちの怒りが逆に民主労総に向かうのだという点も明確にした。 広報映像の形式は、民主労総が引っ張っていくという感じよりも、 20代が支持して共感する方向を注文した。 20代を捉えるために面白さと反転は必須だった。 こうした要素をあまねく備えた「薬になる漫画」が職場内の不当な慣行を変える姿から一歩踏み込んで 「職場で不当な指示や暴言をされた時、労組をノックしてください」と話せばどうか。 民主労総のチョン・ナウィ教育宣伝次長は、青年組合員懇談会と専門家アイデア会議までの全過程を主管した後、 映像制作の大きな方向を4つに類型化した。 (1)未組織青年労働者に気軽に近付く親しみやすい映像で、 (2)労組が社会と私たちの人生を変えることを見せて、 (3)労組の価値と哲学を込めて、 (4)労組の決定を遮る障壁が何かを表わす側で作業計画を立てた。 誰が作るかは、アイデア会議に参加したオ・ジョンフン監督から出発した。 オ監督は2007年の〈銀河解放戦線〉で今年の独立映画監督賞を受けたユン・ソンホ監督を紹介した。 〈銀河解放戦線〉は恋愛も映画も口先だけはベテランの初心者監督、 ヨンジェが過度なストレスで失語症にかかって巻き起こすコメディーメロー映画だ。 民主労総と会ったユン・ソンホ監督は、労組を作れとあおるのではなく、 自然に労組を見せるシチュエーションコメディ形式を薦めた。 ユン監督は自分も「40代に入ってトレンドも感覚も鈍った」とし、 こうした形式をよく消化できる若い監督を紹介した。 このようにして出会ったのが「シチュエーションコメディ協同組合」だった。 ユン監督もここで作品活動をしている。 広報映像総括製作を管理したシチュエーションコメディ協同組合のソン・ジェヨンPDは 「民主労総が先に提案して今回の映像を作ったが、 ウェブ・ドラマ形式を指向する私たちとうまく合って楽しく作業できた」とし 「今回の作業以後、いろいろな所から提案を受けている」と言う。 民主労総はシチュエーションコメディ協同組合とシーズン2の製作も議論している。[ワーカーズ40号]
翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2018-04-26 10:33:23 / Last modified on 2018-04-26 10:57:26 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ | |