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KTX乗務員400余人が初のストライキ…「用役子会社終わらせよう」

コレイル観光開発、賃上げ防ぐのに汲汲…セクハラ隠蔽まで

キム・ハンジュ記者 2017.09.29 15:57

KTX乗務員約400人が所属する鉄道労組コレイル観光開発支部が9月29日午前4時付でストライキに突入した。 コレイル観光開発労働者が民主労総鉄道労組に加入した2013年以後、初めてのストライキだ。

コレイル観光開発は鉄道公社が2006年にKTX乗務業務を外注化するために設立した子会社だ。 この過程で乗務員約280人が解雇された。

コレイル観光開発支部は9月29日にソウル駅で開かれたストライキ出征式で 「コレイルと用役子会社のコレイル観光開発は、 乗務員に低賃金長時間労働と不当な差別を強要した」とし 「コレイルは正規職労働者賃金は3.5%引上げられたが、 下請のKTX乗務員賃金はたった1.2%の引上げで、 職場内高位職のセクハラを放置して隠した。 外注用役という名前で行われるすべての差別と暴力にストライキで対抗する」と ストライキの趣旨を明らかにした。

支部のストライキは9月28日の使用者側(コレイル観光開発)との交渉決裂に従うものだ。 支部は、△企財部予算指針基準による賃金5%引上げ、 △能力加減給制廃止、 △事務管理職と賃金差別撤廃、 △販売乗務員実質的雇用保障、 △職場内セクハラ根絶の 五大要求を提示した。

しかし使用者側は元請のコレイルが2017年に委託人件費を1.2%引上げ、 これ以上の賃上げは不可能だという立場だ。 使用者側は支部の五大要求すべてを受け入れなかった。 2013年以後、乗務員の賃上げは毎年1%を超えていない。

コレイル観光開発支部のイ・ユンソン釜山支部長はストライキ出征式で 「乗務員という名前でトイレ清掃を強要され、客室床に踏みにじられ、スカートの中の写真を撮られても、 大声も出せなかった」とし 「今回のストライキは、わずかな金を得ようとするのではなく、 奴隷生活を清算してこの10年間で失った乗務員の自尊感を取り戻すストライキだ。 ストライキで用役子会社の労働搾取を終わらせて、 国民にきちんとした公共サービスを提供する」と伝えた。

KTX列車乗務支部のキム・スンハ支部長は 「十余年前、われわれは顧客を安全に迎えるためにストライキをして、 今も解雇乗務員33人が残っている」とし 「解雇乗務員が鉄塔に上がりながら、警察に連行されながら闘争したが、 公社は変わらなかった。 だが今回のストライキで機会がきた。 皆が力を合わせ、KTXをさらに安全で誇らしい職場にしよう」と声を高めた。

正義党の李貞味(イ・ジョンミ)代表も映像を通して 「コレイル観光開発支部が11年ぶりに圧倒多数の賛成でストライキを始めたのは、 それだけ組合員たちが切迫しているからだと思う」とし 「乗務員セクハラ根絶は特に至急な問題だ。 これを含む支部の五大要求が実現されるように連帯する」と伝えた。

ストライキ参加者は出征式の後、 ソウル駅から近くのコレイル観光開発本社までデモ行進した。 ストライキは29日から30日まで進められる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-10-03 00:15:23 / Last modified on 2017-10-03 00:15:25 Copyright: Default

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