医療民営化阻止・保健医療労組ゼネスト宣言

保健医療労組の指導部が断髪して総力闘争を宣言...「医療民営化を防ぐ」

保健医療労働者が国民ゼネストを契機として朴槿恵政権の医療民営化に反対する総力闘争を宣言した。

全国保健医療産業労働組合(委員長ユ・ジヒョン、以下 保健医療労組)は2月25日、ソウル市汝矣島国会前で、国民ゼネスト本集会の前に 「医療大災難! 医療民営化阻止のための保健医療労組総力闘争決意大会」を開き、 医療民営化阻止のための産別ゼネスト闘争を宣言した。

民主労総のシン・スンチョル委員長は激励演説で 「民主労総は朴槿恵(パク・クネ)政権退陣と医療、鉄道、水、教育民営化と年金改悪阻止を掲げて闘争している」とし 「今日、全国12か所で行われる国民ゼネストには、農民、商人と学生も参加する」と明らかにした。

シン委員長は続いて「医療民営化を阻止し、労働弾圧を粉砕するために最後まで連帯できるか、金より命という医療公共性保障というスローガンを切実に望むか」と問いかけて 「切実に最善を尽くし、闘争の目標に向かって進軍していこう」と訴えた。

医療民営化阻止共同連帯のパク・ソグン共同代表は連帯発言で 「総体的官権不正選挙でニセの当選をした朴槿恵政権は事故ばかり」とし 「朴政権の遠隔診療と子会社という医療民営化、小細工民営化で国民を欺いている」と糾弾し、 「国民と共に進むため、保健医療労働者が前に立って突破口を作ろう」と提案した。

保健医療労組のユ・ジヒョン委員長は 「医療民営化はわが国の保健医療を財閥、営利資本に餌で財閥に特典を与える措置」とし 「国民にとっては過剰診療と医療費暴騰、健康保険破壊、そして医療二極化という大災難を抱かせる国民健康権放棄政策」であり、 「人間らしい労働を望むわれわれ保健医療労働者にとっては、屈従を強要する労働弾圧政策」と糾弾、 「必ず防がなければならない」と宣言した。

政府医療民営化法案が強行されれば全組合員が産別ゼネストに突入

ユ委員長は続いて 「国民の健康と生命は営利資本の金儲けの対象ではない」とし 「健康と職場を守れという国民の命令に従おう」と組合員に訴えた。 彼はまた、「朴槿恵政権は今日また国民に戦争を宣言した」とし 「経済革新3か年計画という名で公共機関競争体制を導入し、民間に全てを開放して、民営化すると止めの一発」だとし 「公共性を破壊する民営化政権に反対して闘おう」と提案した。

この日の舞台では、ユ・ジヒョン委員長など役員と11地域の本部長など16人は、集団断髪式を進行、医療民営化阻止の強力な決意を明らかにした。

ユ・ジヒョン委員長はまた、現場で医療民営化阻止のための4万3千組合員が共に行う行動指針を明らかにし、 △100万国民署名運動4月末の早期達成のための全国民署名運動展開 △患者、家族などに対する宣伝など一番近いところから始める医療民営化阻止闘争 △4月中の地域本部別組合員一日教育による大規模市民宣伝戦などの実践闘争 △朴槿恵政権が医療民営化法案と施行令施行規則強行すれば全組合員が産別全面ストライキに突入すると宣言した。

決意大会の後、保健医療労組はソウル市庁広場に移動し、国民ゼネストに参加した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。