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韓国:座り込み1700日を超えた才能教育労組、最終交渉不発
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労組座り込み1700日を超えた才能教育、最終交渉不発

「団体協約を復旧しないのは欺瞞」 vs 「十分譲歩した」

ソン・ジフン記者 2012.09.09 15:55

座り込み1724日目の才能教育労組の闘争がさらに長期化しそうだ。

才能教育使用者側は8月28日、労組に最終交渉案を伝えた。『最終』という意味 の通り、使用者側はもう交渉はないという立場だが、労組は「使用者側の最終 案は誇大虚偽広告と違わない言葉の遊びでしかない」とし、最終交渉案を受け 入れないと明らかにした。

才能教育労組と使用者側は5月から12回にわたり交渉を行った。交渉案が数回、 やりとりされたが、互いの立場の違いを確認しただけで間隙を狭められなかっ た。学習誌労組才能教育支部のユ・ミョンジャ支部長は「これまでの交渉は、 労働組合の提案と要求を議論するというより一方的に会社の立場を強要するだ けの席だった」と主張した。

使用者側が提示した最終交渉案の内容は、△解雇された11人と委託事業契約を 締結し、解約以前の所属支局に配置、△委託事業契約締結後、直ちに団体交渉を 開始、△民事・刑事上の告訴告発の取り下げおよび処罰取り下げ嘆願書提出、 △生活安定支援金と労使協力基金で1億5千万ウォン支給だ。

使用者側はこうした最終案を提示して、労組の要求を十分に受け入れた前向き な提案だという立場を見せているという。しかし労組側は使用者側が提示した 案はすべて「使用者側が外部に事態をよく見せるための欺瞞」と主張した。

「11人は解雇者全員ではない」

才能教育使用者側は最終交渉案に「合意書締結後、直ちに『11人全員』と委託 事業契約を締結して解約以前の所属支局に配置する」と明示した。しかし労組 側は「解職者は11人ではなく12人」と主張している。

ユ・ミョンジャ支部長は「解職され、闘争を続けて今年超死亡した故イ・ジヒョ ン氏の名誉回復と復職、死亡保険金支給などが前提にならない限り、全員復職 ではない」と明らかにした。闘争の途中で死亡したイ・ジヒョン組合員も復職 者リストに載せるべきで、また不当解雇者と認められれば支払われる死亡保険 金と使用者側の弔意金を受け取れなければならないという主張だ。

今年1月に死亡したイ・ジヒョン組合員は、解職以後に座り込みに参加して、 使用者側との衝突で全治3週間の怪我もした。しかし使用者側は「イ・ジヒョン 組合員の名誉回復は労組の主張で、遺族の意でもない」という立場を示している。

団体協約復旧と団体交渉開始

使用者側は最終交渉案で「委託事業契約締結後、直ちに団体交渉を始める」と いう。だが労組は「2007年に締結した団体交渉を原状復旧すること」を要求し ている。

使用者側は「労組が大法院の判例のように労働者ではなく、したがって労組も 正式の労組ではない」という立場だ。才能教育使用者側関係者は「法的な協約 ではなかったが会社は法的手順を守り、協約を解約した」と明らかにした。彼 はまた「今回も会社は法的には労組でない相手と協約を締結する交渉を始める といったのに、労組が一方的に交渉を拒否して協約の原状回復を主張するのは わがまま」と主張した。

しかしユ・ミョンジャ支部長は「1999年に労働部から労組設立証を受け、認め られた正式な労組が、(特殊雇用労働者に対する)大法院の判決以後も締結した 団体協約をその後4回も更新した」と述べ、「解雇以前の団体協約は、会社が 一方的に破棄した。したがってこれを原状回復しろ」と主張した。

実際に、才能教育労使は特殊雇用労働者への大法院判決の後、2007年に団体協約 を妥結した。しかしその後に使用者側が団体協約を破棄して、才能教育労組が 法的に認められる労組ではないという立場を維持している。

▲才能教育支部座込場

決裂に行く最終交渉...さらに長い闘争に行くのか

使用者側が提示した交渉案は、文字通りの『最終案』だ。前述の関係者は 「使用者側はできる限り前向きな立場をし飯、これと違う案はないので、 労組は受け入れなければならない」と明らかにした。

しかし労組は「最終案は受け入れない。最終闘争を展開する」という立場だ。 労組は「資本の恩恵授与でなく、原則を放棄せず闘争で勝ち取る」とし、死亡 したイ・ジヒョン組合員を含む12人の解職者が全員原職に復帰して団体協約と 労働者性を認めるよう最後まで要求するということだ。

ユ・ミョンジャ支部長は「使用者側がどうして知ったのか、周辺の連帯団体と 個人の活動家にもメールを送り、まるで使用者側がとてつもない譲歩をしたか のように言っているが、これは欺瞞」だと主張した。ユ支部長は「使用者側が 労組法を口実に団体協約を拒否しているので、下半期闘争では国会を相手とす る労組法改正闘争で才能教育の状況が注目されるように闘争を展開する」と明 らかにした。

1700日以上続く才能教育労組の闘争は、ほぼ2年ぶりに再開された対話と交渉で 解決の出口が開かれるかのように見えた。しかし使用者側が提示した最終交渉 案も、互いの感激を確認しただけで、またさらに長い闘いをすることになると いう展望が占われている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-09-10 04:02:38 / Last modified on 2012-09-10 04:02:39 Copyright: Default

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