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弘益大清掃労働者、『後追い訴訟』でまた闘争に

弘益大、2億8千万ウォンの損害賠償請求...弘大労組、市民社会団体が共同闘争

ユン・ジヨン記者 2011.10.25 15:29

今年の1月から49日間闘争した弘益大学校清掃労働者への学校側の億台の損害賠償 訴訟が行なわれ、公共運輸労組をはじめとする共同対策委員会が損賠撤回の闘争に 突入した。

弘益大学校は5月に、公共労組ソウル京畿支部幹部をはじめ、イ・スッキ弘益大 分会長など6人に約2億 8千万ウォンもの損害賠償を請求した。これに対し10月 25日の午前10時40分、ソウル西部地方法院では弘益大学校の億台損害賠償訴訟の 初公判が開かれる。

[出処:チャムセサン資料写真]

大学側は損害賠償請求の理由として占拠座り込みと名誉毀損による損害を提示 している。該当被告人が本部の建物を不当に占拠し、学校業務を妨害したので 占拠座り込みにより損害を被ったという説明だ。

大学は、占拠座り込みによる損害について、座り込みをしていた場所の電気と 水道の使用料と、代替人材投入に実費を加えた金額で、用役会社と正常に契約 していた場合に必要になる費用を引いた金額を損害額として提示した。また、 被告人が勤労者は低賃金だという虚偽の事実を主張し、大学の名誉を傷つけた とし、名誉毀損による損害1億ウォン以上を提示した。

これについて公共運輸労組ソウル京畿支部弘益大分会と麻浦の地域政党、社会 団体、学生などで構成された共同対策委員会は、大学が後追いの訴訟で労組の 弾圧に熱を上げていると批判している。

彼らは「まだ弘益大の清掃労働者たちは1年の非正規職で、2012年最低賃金にも 至らない低賃金を受け、がたがたで雨漏りがする休憩空間で休むなどの劣悪な 労働環境で働いている」とし「それでも弘益大学校側は3億ウォンもの損害賠償 で後追い訴訟を止めない」と声を高めた。

これにより弘益大分会と共同対策委員会などは10月25日午前11時、弘益大学校 の正門前で記者会見を行い、以後、億台の損賠撤回と清掃労働者の劣悪な労働 環境の改善のための闘争をはじめると宣言した。

まず公共運輸労組とソウル京畿支部、弘益大分会をはじめ、麻浦の地域政党、 市民社会団体は、弘益大損害賠償撤回と非正規職問題の解決のための共同対策 委員会活動を続ける方針だ。彼らは11月2日の午後5時に弘大近くの『空中キャ ンプ』での連帯の夜を始め、麻浦地域での署名運動と、2012年上半期集団交渉 闘争に参加する社会運動を企画する計画だ。

また、今日の記者会見から、『億台損害賠償撤回、劣悪休憩空間改善要求1万人 署名運動』に突入し、弘益大学校の総長との面談の時にこれを提出し民事裁判 の嘆願書に利用する計画だ。

また今日から11月末まで、毎週火曜と水曜には昼食時間を利用して、弘益大の 文献館近くで休憩空間改善を要求する写真展示会も開催する。弘益大分会は 27日から約一か月間、文献館前で略式集会を行う予定だ。

一方、弘益大、梨花女子大、延世大、高麗大、慶煕大、同徳女子大、徳星女子 大などのソウル京畿支部大学分会は、9月29日に現場幹部懇談会を開き、2012年 上半期の集団交渉闘争を決意した。彼らは10月現在、交渉委員団を構成し、 集団交渉事業場共同闘争方案を議論している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-10-26 17:01:04 / Last modified on 2011-10-26 17:01:06 Copyright: Default

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