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羊飼い少年、ウィニアマンド

ウィニアマンド解雇者がソウル本社で無期限野宿座り込みに突入

チョン・ジェウン記者 2010.08.24 17:58

ウィニアマンドの解雇者たちが8月23日、ソウル市三成洞のウィニアマンド本社 前で無期限の野宿座り込みを始めた。同日午前9時、忠南道牙山市にある工場で 集会を開き、ソウルに向かった。

解雇者たちは二組に分かれ、昼夜なく本社前の地面に座っている。雨が降れば 建物の軒先に避けて、1人デモと野宿座り込みをする。

使用者側は約束を破り解雇者復職の対話も拒否している。使用者側と金属労組 忠南支部ウィニアマンド支会は、昨年の賃金交渉で解雇者の復職を議論する協 議体を作った。今年の株主総会の後に本格的に対話することにしたが、使用者 側は言葉を翻した。

支会は「使用者側が今になってイソップ寓話の羊飼い少年のように労働組合を 欺いている。解雇者は復職し、当然優先採用されるべきだ」と主張した。

解雇者組織の整理解雇者原職復帰闘争委員会(以下整原闘)は、「いつ終わるか わからない闘争を始めた。解雇者全員の復職まで野宿座り込みを止めない」と 明らかにした。

支会と整原闘は、労組弾圧と現場の力を弱めようと使用者側が労使間の約束を 破ったと分析した。労使は解雇者の復職だけでなく、今年の賃金交渉、タイム オフ制施行による労組専従者数の交渉で意見の接近ができなかった。ウィニア マンドは忠南地域金属産業事業場のうち交渉が難航している代表的なところだ。

労使の対立は今年だけではない。たとえば使用者側は、昨年の4月、経営上の理 由で50人を解雇し、11月に約100人の日雇い労働者を一方的に雇用した。代表的 な製品であるキムチ冷蔵庫『ディムチェ』がよく売れる時期で、多くの労働者 が必要だった。正規職を切り、一時的に非正規職で稼動させ利益をあげている 間、解雇者は泣いていた。一部の解雇者の現場出入りを禁止した。昨年の賃金 交渉の合意も容易ではなかった。

だから支会は8月13〜14日の幹部修練会で解雇者復職のための野宿座り込みをは じめ、賃金団体交渉妥結、労働基本権争奪のために闘うことに決めた。できな ければ、9月1日を基点に総力闘争(全面スト)に入る。代表的な生産品であるディ ムチェは、9月にシーズンをむかえ、昼夜問わず生産される。

整原闘は「今は労働組合の力が弱まったというより労働組合の死活がかかった 絶対絶命の危機です。解雇者は復職だけでなく、労働組合の存在自体をなくそ うとする使用者側と戦う」と強調した。

支会も「労使の共倒れを望まなければ、使用者側は2010年の賃金団体協議の要 求と解雇者復職について労組が理解でき、妥結の意志のある前向きな提案を出 せ」と主張した。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-08-25 14:21:05 / Last modified on 2010-08-25 14:21:08 Copyright: Default

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