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民主労総第10期役員選挙、ヤン・ギョンス委員長候補当選

3番ヤン・ギョンス候補組55.63%、1番キム・サング候補組44.32%

ウン・ヘジン記者 2020.12.24 16:31

第10期民主労総委員長直接選挙決選投票で 3番ヤン・ギョンス候補組が当選した。

[出処:民主労総]

民主労総中央選挙管理委員会(中選管委)は12月24日午前、 第10期民主労総役員選挙の決選投票結果を発表した。 開票の結果、3番ヤン・ギョンス-ユン・テックン-チョン・ジョンドク候補組が55.68%(28万7413票)の得票率を記録し、 1番のキム・サング-パク・ミスク-ファン・ビョンネ候補組を10%以上抜いて当選した。 キム・サング候補組は44.32%(22万8786票)の得票率を記録した。

決選投票は12月4日まで進められた民主労総役員選挙で、 記号3番のヤン・ギョンス候補組(得票率31.26%)と記号1番のキム・サング候補組(得票率26.33%)が1、2位になって進められた。 今回の第10期民主労総委員長直接選挙には、この二つの候補組をはじめ、 2番のイ・ヨンジュ-パク・サンウク-イ・テウィ候補組と 4番のイ・ホドン-ピョン・ウェソン-ポン・ヘヨン候補組など合計4チームが出てきた。 決選投票には総選挙人数95万505人のうち 有効投票数、無効投票数(1万4959票)を含み合計53万1158人(55.88%)が参加した。

当選者の3番ヤン・ギョンス候補組は12月23日に当選所感を発表して 「3期直接選挙制は『コロナ19』と『労働改悪阻止』という最悪の条件を突破した選挙」だとし 「幹部の闘争の意志と組合員の新しい時代に対する熱望があったから可能だった。 百万の組合員が最も有能なオルグで、実践家であることを今一度確認した」と明らかにした。

合わせて「今や史上初めて第1労総が『準備された全面ストライキ』を組織するのを見ることになるだろう」とし 「当分は重大災害企業処罰法の制定に拍車をかける。 続いて来年11月には全泰壹ゼネストを組織し、 これは歴史の一章として記録されることになるだろう」と伝えた。

最後に「政権と資本は『見慣れない時代』を迎えることになる。 これまでの慣行と制度、記憶はすべて忘れることを警告する」とし 「ただ労働者を主人として崇める民主労総がきたし、 闘争を自分の根本とする労働運動がきたことを周知しなければならない」と明らかにした。

それと共に「労働者たちは民主労総のバッジをまた見ることになるだろう」とし、 これは「人と旗が一塊になった民主労総のバッジは 非正規職と正規職の総団結だ。 自主と平等、連帯の新しい時代、新しい旗をなびかせる」と説明した。

1番キム・サング候補組は立場文を通して 「たとえ選挙で負けたとはいえ、公の組織中心活動の新しい可能性と希望も見た」とし 「私たちが主に提起した『すべての労働者のための社会的交渉』は悪魔化を越え、 闘争と疎通による正しい推進のためにさらに多くの組織的な討論と実践が続くことを願う」と明らかにした。

続いて「わが候補たちは産別と現場に戻り、 民主労総の組合員として民主労総の発展のためにさらに服務する。 今後、具体的な立場は記号1番の選対本部公式評価を通して明らかにするようにする」と伝えた。

中央選挙管理委員会委員長は同日午前9時30分、 民主労総当選者に当選証書を渡した。 第10期役員選挙に当選したヤン・ギョンス委員長、ユン・テックン首席副委員長、チョン・ジョンドク事務総長当選者の任期は 2021年1月1日から2023年12月31日までの3年だ。

選挙期間3番候補組、「組織的不正選挙」の議論

一方、今回の民主労総指導部選挙では、選挙規定違反の事例が多数摘発された。 当選した3番ヤン・ギョンス候補組は選挙の過程で「組織的不正選挙」など、 選挙規定に違反して9回の制裁を受けた。 11月8日、中選管委は「制裁決定公表文」で 「選挙の中立が守られるように監督する義務が京畿道建設支部にある現場チーム組織運営のための団体疎通方で選挙運動期間に対し、 特定候補のビラだけを掲示したり、投票期間に『京畿道建設支部投票指針』という題名で記号3番候補に投票するように勧誘した」とし、 その上「個別の組合員が記号3番に投票した事実を確認して、 記号3番に投票した人員をチーム別に報告させる行為があり、 組織的に不正選挙を進めたことが確認される」と制裁事由を明らかにした。 しかし該当事件は「警告1回および警告事実の公表」の処分で終わった。 これと共にヤン・ギョンス候補組は1回発送に制限された大量ショートメールを3回発送した。 この他に記号1番のキム・サング候補組は5回、 記号2番イ・ヨンジュ候補組は2回の制裁決定を受け、 記号4番のイ・ホドン候補組は一度も受けなかった。

これに関して朝鮮日報などのマスコミ各社は ヤン・ギョンス候補組に対する不正選挙関連記事を報道して論議がおきた。 決選投票前の12月15日、朝鮮日報は1面、14面を割愛して 「民労総委員長選挙組織的な不正行為」、 「労組が3番に入れさせ、投票の報告も受ける」というタイトルをつけて 政治的なヤン・ギョンス候補の指向をはじめ、出身学校に関する内容を扱った。

これに対し同日、民主労総は「忘れた頃に現れる悪いクセ、 朝鮮はまたなぜ清算されるべき積弊なのかを自ら証明した」という題名で論評した。 論評で民主労総は 「記事の真偽の有無に関しては、民主労総内の独立機構である中央選挙管理委員会の判断と決定があるので、 これは組合員が判断する部分」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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