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韓国:「秘密の森2」の中の秘密警察 | |
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「秘密の森2」の中の秘密警察[質問]情報警察廃止は警察改革の核心
ランヒ(人権運動空間弓) 2020.10.27 09:34
「秘密の森」にハマった私はシーズン2を指折り数えた。 シーズン2では検警の捜査権の調整を素材にするという知らせは、 待つことに期待感まで加えた。 検察改革に対する社会的な関心が高く、 20年以上引きずってきた検警捜査権調整改正法案の施行を前にした今、 ドラマは何を語るのか気になった。 いよいよ「秘密の森2」が始まると、 初回に私の関心をぐっと押し上げる場面が登場した。 「飛沫の森」という視聴者の反応もあったが、 飛沫が飛び交う中、予想せず耳を引く言葉があった。 ![]() 秘密の森がドキュメンタリーと...検・警の捜査権調整の問題は、金大中(キム・デジュン)政府から続いてきたが、 いつも勢いがつかなかった。 権限が権力になった状況で、権限を分けることには抵抗が大きくならざるをえない。 ドラマの中のウ・テハの言葉のように、 検察は「領土紛争」だと考えて自分の領土を守るために死力を尽くしたのだろう。 しかし、累積した検察に対する不信に加え、 国政壟断を目撃した市民の怒りは社会的な流れを作り出した。 それで大統領弾劾以後に発足した文在寅(ムン・ジェイン)政府も、 積弊清算と権力機関改革を最優先の課題として打ち出すことができた。 ドラマもこうした社会的背景のように、 検察は刑事法制団を中心に権限を守ろうとして、 警察は捜査構造革新団を中心として捜査権を持ってこようとする。 この二つの集団が互いに国民と人権を打ち出して相手を攻撃するという点は、 情けないという点でほんとうに現実的だ。 「秘密の森2」で私の関心を引いた人物は、 警察庁情報部長で捜査構造革新団長のチェ・ビッだ。 情報部長が団長の捜査構造革新団はいったい何をするのかとても気になった。 チェ・ビッはハン・ヨジンをはじめとする革新団所属の警官からの報告を受けて指示をする。 彼らは警察に関するマスコミの動向を調べて検事に関する事件を捜し出して言論プレーを企画する。 捜査権調整局面で警察に有利な環境を作るため、 警察が何をよくやっているかを示すのではなく、 検事の問題を浮上させる戦略を採択する。 もちろん、彼らは検察も言論プレイをしていると見る。 チェ・ビッは記事の種になりそうな内容を報告を聞いて、 このうち効果が大きそうな事件を決めて言論作業をどうするのか、 記事になれば推薦数と照会数を上げることを指示する。 ドラマの設定だからだろうが、どこかでよく見たようにお馴染みの場面だ。 そしてドラマの最後に革新団が解体され、言論プレイをしてきた警官は情報局に配置される。 これらの警官はその後、どんな仕事をすることになるのだろうか? ドラマに出てこない以後の彼らの業務は、 相変らず組織のためにであれ、他の何かのためにであれ、 情報を収集して世論を操作するという私の推測は過度だろうか? 現実の情報警察は何をしたのだろうか2011年、警察庁情報局は検・警の捜査権調整を引き受けた国会司法制度改革特別委員会、 行政安全委員会、法制司法委員会所属議員別に管理カードを作成した。 管理カードは、 △基本事項および主要経歴、 △警察捜査権関連立場、 △情報活動方向で構成された。 そしてその年末に作成された「捜査権に関する行安・法司委員など対応実績」の文書には、 当時、警察が国会議員のホームページやポータルサイトなどに警察立場を擁護する国会議員は称賛し、 反対する国会議員を非難する掲示文を毎日作成したという事実と共に、 その「実績』(2011年11月23日〜12月31日、4万420件)」が記録されている。 イ・スヨン作家は細かく取材をしたのだろうか? 情報警察のこうした活躍像を知っていたのかどうかはわからないが、 ドラマはさらに進んでチェ・ビッは警察が隠した息子の麻薬事件で、 捜査権調停案通過の鍵を握る国会法司委院長を圧迫する。 すべての情報の報告を受ける情報部長は、捜査にも介入して組織の利益のためのカードで活用し、 大義のための合理的な選択だと強弁する。 また現実に戻って、2011年に警察庁の首長が誰だったのか振り返ろう。 まさに今年の2月、1審で情報警察を動員して世論を操作し、 懲役2年の刑を受けた趙顕五(チョ・ヒョノ)だ。 趙顕五の前にも コメント工作がなかったわけではないが、 コメント世論操作システムを構築したという点で独歩的だ。 趙顕五の世論操作の始まりは、 彼が京畿庁長だった2009年の双竜自動車労働組合ストライキの時、 京畿庁情報課を中心として作った「双竜車インターネット対応チーム」だった。 ソウル庁長になった後にはこの経験を踏み台にして、 情報1課の傘下に情報4系を設置して、 SPOL(Seoul Police Opinion Leader)チームを作った。 2010年に警察庁長官になると、警察庁情報局-保安局-広報室と規模を拡大し、 全国の警察をコメントのために動員した。
[出処:メディア忠清資料写真] 警察が毎年発行する警察白書には、2010年に警察が政府部処で初めて ニューメディア広報界を新設し、 急変するメディアコミュニケーション環境に積極的に対処してきたと記されている。 また、オンラインの治安イシューを迅速に把握して、 警察庁-地方庁-警察署とつながる体系的な対応システムを確立し、 積極的な「警察を正しく知らせる」ことを実践するため、 2011年には広報室にオンライン疎通掛を新設したと記録した。 このオンライン疎通掛は、オンラインの警察関連の治安イシューと世論を迅速に把握して、 国民に正確で公信力ある情報を提供し、 国民の声が治安政策に反映されるようにして、 警察庁が国民とリアルタイム、双方向の疎通を実践し、 透明で開かれた政府を具現するため、積極的に先頭に立っていると自評した。 しかし結局、こうした活動は、すべての警官をオンライン広報要員にして、 オンラインの世論を警察が主導し、警察と政策に対する批判を遮断することだった。 趙顕五だけだろうか? それに続いて、姜信明(カン・シンミョン)、李哲聖(イ・チョルソン)元警察庁長官の政治介入事件も裁判中だ。 与党と「親朴」候補を勝たせるための青瓦台政務首席の指示によって情報活動を要求されていた姜信明と李哲聖は、 警察庁情報局にこれを指示して彼らは全国の一線情報警察を動員し、 選挙に介入する情報活動をした。 情報警察は情報を収集して対策を提案する政策資料になり、また青瓦台に報告された。 選挙介入だけだろうか。 情報警察は政権の負担になるのなら、 政治家、公職者、民間人を問わず査察して監視した。 セウォル号特調委員とセウォル号遺族を査察して、 保守団体を使って特調委妨害活動を提案する情報報告文書を作成し、 青瓦台に報告し続けた。 政府と対立する教育監に圧力をかけるために副教育監を裏調査し、 指向を調べ、人事措置対策を入れた「全国副教育監人的刷新等を通した役割再確立」 という題名の文書を作成した。 そればかりか情報警察は企業とも結託して労働組合を瓦解させ無力化することもした。 サムソンエバーランドは労働組合の設立を防ぐために管轄情報警察に捜査を請託して、 サムスン電子サービスは労働組合との公式交渉を無力化させるために情報警察を動員して秘密交渉を行い、 使用者側に有利な方向へと交渉を誘導した。 労組弾圧に反発してストライキをして死を選んだサムスン電子サービス支会の ヨム・ホソク分会長の遺体奪取事件にも、情報警察が核心的な役割を果たした。 梁山署、江原庁、ソウル庁の情報警官がリアルタイムで情報を共有し、 警察庁情報局の外勤労政チーム長が介入して遺族を懐柔し、遺体奪取作戦を進めた。 その上、葬儀の後に梁山署の情報保安課警官は、 サムスンから1000万ウォンの賄賂を受け取り、 職員どうしで洋服も誂えて着て会食をした。 情報警察は今後も維持されるべきかチェ・ビッの上官である情報局長は、知人に捜査情報を流出させ、捜査されることになる。 この時、チェ・ビッはハン・ヨジンに情報局長を検察に奪われないように警察が先に捜査をするべきと、警察組織での情報局長の位置を知らせた。 情報局長は、全国の治安監の中で最高位であり、 情報局長の密封報告書は青瓦台でもひとりしか読めないと。 情報を収集して連携型対策まで用意する報告書を作成することは、 法律上の授権規定さえない事実上「不法興信所」のような仕事だ。 それでも情報警察が相変らず健在なのは「不法興信所」の顧客が青瓦台だからだ。 情報警察は一部の警察の逸脱や越権を行使した一部の警察庁長官の問題ではなく、 組織的な問題であり、情報供給を要求する権力の問題だ。 姜信明と李哲聖は ふたりとも情報警察の出身だ。 姜信明は警察庁情報局長の後に 青瓦台政務首席室社会安全秘書官を経て警察庁長官になり、 李哲聖も警察庁情報局長の後に青瓦台政務首席室社会安全秘書官と治安秘書官を経た後、警察庁長官になった。 姜信明が青瓦台にいた時に李哲聖は情報局長で、 姜信明が警察庁長官だった時に李哲聖は青瓦台で働いていた。 大統領と青瓦台の各首席室に上がる政策報告は、 治安秘書官を通じて警察庁長官の指示を受けた警察庁情報局長と情報審議官の統制の下で、全国情報警察を通じて作られる。
[出処:チャムセサン資料写真] 本当に情報警察が行った秘密の仕事は分からない。 ヨンポビルの地下倉庫の押収捜索で偶然に発見された文書に始まって表面化した事件は、氷山の一角だろう。 しかし、表面化した事件だけでもこのような業務は存在してはならない理由が明白だ。 情報警察の主な業務が犯罪に関する情報の収集・生産よりも、 青瓦台などに報告するための「政策報告書」の生産だとすれば、 あえて情報警察が必要な理由は青瓦台しかないではないか。 情報警察の問題がわかった後、警察は情報警察活動規則を制定して不適切な行為をするなという庁長の指示の他には何も変わっていない。 青瓦台も人権・市民団体による情報警察を廃止しろという要求に応答がない。 文在寅(ムン・ジェイン)政府も相変らず情報警察の情報に依存している。 情報警察は2019年の1年間、青瓦台と総理室などに報告するための 「対外伝播政策参考資料」を1041件生産した。 ファン・シモクではない私たちに必要なことは検察改革によって警察の権限が強まることへの恐れはあるが、 検察改革ではなくても警察も改革すべき権力機関だ。 特に情報警察の廃止は警察改革の核心だ。 検察改革がそうであるように、 情報警察も政権の善意や首長の宣言に頼っていては変化を期待することができない。 今までの弊害は法制度的な改革を通じてなくさなければならない。 さもなくば、状況の変化によって情報警察も結局、元の姿でまた回帰するだろう。
[出処:チャムセサン資料写真] 秘密の森には秘密を作る人と秘密を共有する人々、秘密裏に動く人がいる。 こうした人々が増えるほど、森は密になりうっそうとする。 ドラマでは正しい個人が巨大な秘密と戦いながら、私たちに森の姿を示す。 ドラマはこうした英雄的な人を見る楽しみがあるが、 現実ではこうした英雄的な個人が必要だというのではない。 秘密を作ることができないシステムが必要であり、秘密を監視しなければならない。 それでこそ秘密の森2の「沈黙する者、誰もが共犯だ」というスローガンにとどまらず、 「組織の問題に沈黙しない内部者」という現実に変えられるのではないだろうか。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2020-11-01 13:07:14 / Last modified on 2020-11-01 13:07:16 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ | |