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服装議論の柳好貞議員、「男性中心の国会を壊したかった」

「スーツを着る職場はきわめて一部...市民を代弁する国会、どんな服でも着られるように」

ウン・ヘジン記者 2020.08.06 11:28

正義党の柳好貞(リュ・ホジョン)議員が8月4日に 国会本会議場で着用した衣装をめぐる性差別発言が続いているなかで、 柳議員が「男性中心的な国会の慣行を壊したかった」と立場を明らかにした。

[出処:CBS 〈キム・ヒョンジョンのニュースショー〉YouTubeキャプチャー]

柳好貞議員は8月6日、 CBSラジオの「キム・ヒョンジョンのニュースショー」でのインタビューで 「中年男性中心の国会だと言われる。 それが黒い色、暗い色のスーツとネクタイに象徴される面がある」とし 「こうした慣行を少し壊してみたかった」と明らかにした。

柳好貞議員は 「国会の権威を立てるのは服装だとは思わない」とし 「庶民のために働く時、始めて立てられるものだと考える」と話した。 続いて「私たちが今、韓国の民族衣装は着ない。 慣行というものも時代の流れによって変わる」とし 「私はうまく働ける服装を着て出勤したと思う」と説明した。

そればかりか柳議員は「時と場所をわきまえるべきではないのか」という聴取者のメッセージに対し 「そうした意見を私も理解はする」が、 「まずそこは葬儀場ではない。 そしてTPO(時間・場所・状況)も、さっき申し上げたが変わるものだと考える」と話した。 続いて「洋服を着て働く職場は全ての働く市民の中でもとても一部」とし 「ホワイトカラーの中でも一部しかスーツで働いていない。 市民を代弁する国会という側面で働けるどんな服でも着ていいと思う」と明らかにした。

また、柳議員は女性・青年政治家に対する服装の指摘は常にあったと説明した。 彼は「議論の可能性について予想したか」というキム・ヒョンジョン アンカーの質問に 「スーツを着た時は『お前のようなやつがスーツか』という言葉など、 常に何かのセクハラ性発言や嫌悪発言があったので、 何の服を着ても(議論は)あるだろうと考えていた」と話した。 キム アンカーが「スーツを着ても話があったか」と再度質問すると、 「女性・青年政治家に対する服装の指摘はいつもあった」と答えた。

民主党全党大会最高委員に立候補した梁香子(ヤン・ヒャンジャ)議員は同日放送されたBBSラジオの「パク・キョンスの朝ジャーナル」で 「その(柳好貞議員服装)議論がちょっと恥ずかしい気がする。 韓国社会がこれほど服を論議の対象にするのか」とし 「もちろん満たすべき基準はあるが、20代の女性として私は全くおかしいと思わない」と、 『20代女性』という点を強調した。

一方、8月5日、正義党は柳好貞議員の服装をめぐる非難が「性差別的」だと指摘した。 正義党のチョ・ヘミン報道担当者は午後のブリーフィングで 「いわゆる政治家の服装・容貌を強要するのと同時に、 女性を対象化する態度に過ぎない話が続いている」とし 「わが党の柳好貞議員に対する非難が性差別的な偏見を含んでおり、 強く遺憾」と明らかにした。

続いて「活動に対する評価はなく、女性政治家の容貌とイメージで評価することによって 政治家としての『資格なし』を話そうとする態度には決して同意できない」と話した。 また「中年男性の服装は脱権威であることもあり、 青年女性の服装は政治的ではないという態度はダブルスタンダードに過ぎず、不愉快」と批判した。 最後に彼は「相手に高圧的に大声を上げるのが国会に当然の姿になり、 ワンピースを着たことが問題視される昨今の現実に遺憾を表わし、 今が2020年であることを申し上げる」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-08-12 23:03:44 / Last modified on 2020-08-12 23:10:55 Copyright: Default

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