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キム・ミョンファン委員長、大会強行「否決時は三役辞任」

片方では「独断的代議員大会取り消し」を要求する代議員署名

パク・タソル記者 2020.07.10 18:41

民主労総のキム・ミョンファン委員長が 労使政合意案賛否を問う代議員大会を招集する意志を再度確実にした。 キム委員長は今回の大会で労使政合意案通過が否決されれば、 自分をはじめ首席副委員長・書記局長が全員辞任すると明らかにした。

キム委員長は7月10日午前、 ソウル市征東の民主労総大会議室で記者懇談会を開き 「直選委員長としての職責をかけて1500人の代議員に訴える」とし 「コロナ19危機克服のための労使政合意最終案は、 臨時代議員大会での承認を責任持って決定しなければならない」と明らかにした。

キム委員長は今回の大会を強行する理由について 「もし責任感ある決定ができなければ、 民主労総の対政府交渉の枠組みはこれ以上不可能で、 今後の交渉力はもちろん、 社会的責任・政治的地位の低下、加盟傘下組織別の労政協議に深刻な打撃が予想される」と話した。

続いて「現時点で組合員はもちろん、 脆弱階層の労働者の雇用維持のために、さらに責任感ある議論と決定で、 長期化するコロナ危機時期に交渉力を高め、 社会的影響力を拡大するための戦略的動きを続けていかなければならない」とも述べた。

キム委員長は「7月13日に代議員大会召集公告を出し、 7月20日の週にオンライン代議員大会で最終案承認賛否投票を進めたい」とし 「オンライン大会を開いても、 事前に案件説明、質疑応答、討論時間を十分に保障する方案を用意して進める」と説明した。

現在、民主労総の多くの中執委員と左派および非正規職単位は、 臨時代議員大会の招集に強く反対している。 連日、地域や産別中執単位での反対声明も出されている。 キム・ミョンファン委員長が中執で合意案を議論して決めるという立場を翻意して、 委員長の職権で大会を招集するということは 「議決機構の手続きを踏みにじる行為」だという。 7月2日の11次中執では労使政合意最終案に中執委員の多数が反対、 同意が得られなかった。

このような反発に対してキム委員長は 「一角で主張されているように、 今回の最終案は資本と政権に屈服した降伏文書なのか、 『すべての労働者の民主労総』に要求される社会的責任を全うするための努力の結果なのか、 代議員の判断を要請する」と話した。

また「最終案が否決されれば キム・ミョンファン委員長、キム・ギョンジャ首席副委員長、 ペク・ソックン事務総長全員が直ちに辞任することで責任を取りたい」と明らかにした。

キム委員長は脆弱階層労働者のための対政府交渉力の強化を話して 労使政合意の必要性を主張しているが、 非正規職当事者は闘争が必要な時期だと反論している。

前日、「非正規職もうやめろ1100万非正規職共同闘争(以下非正規職もうやめろ)」は記者懇談会で 「なぜ非正規職は労使政合意に反対するのか」を話した。 この場で公共運輸労組のイ・テウィ副委員長は 「昨年、非正規職当事者が政府の対策を要求してストライキをし、 その結果、非正規職が参加できる公務職委員会ができた。 自分たちの要求を持って闘争を通じて対話の場を作ったのだ。 非正規職当事者は実際の闘争が必要だ」と話した。 イ副委員長は続いて労使政合意案に対する問題を指摘し 「非正規職、脆弱階層を保護するために作ったというが、 とても不十分でむしろ労働者の苦痛を倍加する案であることが問題」とし 「妥協して、交渉して、譲歩する方式では、 韓国社会の健康な要求を強硬にできない。 民主労総の社会的役割はこうしたものではない」と話した。

一方、労使政合意廃棄および臨時代議員大会招集撤回を要求する民主労総代議員連名署名が集められている。 7月13日までに1次署名が完了する予定だ。 署名を提案した代議員は 「労使政暫定合意文には民主労総が3大核心議題とした 『解雇禁止と生計所得保障、全国民雇用保険制、傷病手当て」の争奪が実質的に反映されていない」とし 「多くの中執委員と産別労組の中執単位の反対声明が続いているのに、 キム・ミョンファン委員長が代議員大会を強行するのなら、 われわれ代議員は強い否決闘争を展開する」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-07-13 21:45:27 / Last modified on 2020-07-13 21:45:29 Copyright: Default

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