本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:129周年世界メーデー、「政府の労働改悪阻止」宣言
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1556885304362St...
Status: published
View


129周年世界メーデー、「政府の労働改悪阻止」宣言

民主労総組合員全国5万7千人が集まってILO中核的協約批准などを要求

パク・タソル記者 2019.05.01 17:30

[出処:キム・ハンジュ記者]

129周年をむかえた世界メーデー、 ソウル市庁広場にILO中核的協約の批准を要求する声が鳴り響いた。 弾力勤労制拡大と最低賃金法改悪など、 労働基本権の後退の試みが続き、 労働者たちは労働改悪阻止闘争に立ち上がろうと声を集めた。

[出処:キム・ハンジュ記者]

5月1日の世界メーデーをむかえ、 民主労総は首都圏をはじめ全国13の地域で記念大会を開催した。 ソウル市庁前のソウル広場では、 ソウル、京畿、仁川、江原などの首都圏組合員約2万7千人が集まった。 首都圏を含む全国13地域のメーデー大会には合計5万7千人が集まった。 参加者らは、 △ILO中核的協約批准、 △非正規職撤廃、 △財閥改革、 △朝鮮半島平和統一を要求して 労働改悪ドライブをかけている政府を糾弾した。

[出処:キム・ハンジュ記者]

民主労総は129周年世界メーデー宣言文で 労働改悪の試みを阻止するという決意を新たにした。

民主労総は「最低賃金算入範囲拡大を越え、 最低賃金決定構造の改編と最低賃金差別を法にするという反労働的な労働改悪の試みが まだ国会の中で大きくなっている」とし 「われわれはこのような便法的な退行的改悪の試みを必ず阻止する」と明らかにした。

民主労総はまた100万組合員時代を強調した。 民主労総は「労働者が世の中の主人だという事実を目をつぶる保守政党と保守言論の悪宣伝の中でも、 民主労総には100万の組合員が集まっている。 100万民主労総は、われわれの闘争が正しかったことを証明する明確な証拠」と述べた。

民主労総のキム・ミョンファン委員長は大会発言で 「129年前、先輩労働者たちは 労働時間短縮、夜間労働規制、労働安全強化、同一価値労働・同一賃金支払い、 結社の自由認定と団結権保障を要求して共同実践と連帯闘争を繰り広げた」とし 「週5日労働と週最大52時間労働が法制化されてすぐに弾力勤労制改悪を強要され、 最低賃金の2桁引上げのすぐ後に低賃金労働を強要され、 産安法より低い施行令で労働者生命と健康権が脅かされる 今の大韓民国の労働者たちが争奪しようとしている要求と同じだ」と指摘した。

キム委員長は「ILO核心協約批准と完全な労働基本権争奪は もう先送りしたり譲歩することはできない」とし 「メーデー闘争精神を抱いて弾力勤労制と最低賃金制改悪を阻止し、 ILO中核的協約批准を貫徹して、 労組破壊法を全面中断するためにゼネストの旗の下で 100万の団結闘争を見せよう」と声を高めた。

最近、13年ぶりに労使合意を引き出したコルテック労働者も舞台でマイクを持った。 金属労組大田忠北支部コルテック支会のイ・イングン支会長は 「誤った不当解雇を正して現場に戻るために闘争した13年間、 コルテック支会の闘争を支持して援護してくれた組合員の仲間の皆さんに感謝する」とし 「約束した現場には戻れなかったが、 これからは力強い労働法改悪阻止闘争を仲間たちと共に進める」と話した。

もうひとつの闘争発言をした民主労総のキム・ヨンソプ江原地域本部長は、 ILO核心協約批准に先立ち政府が労働基本権を尊重するという意志を見せるべきだと強調した。 キム本部長は「政府に意志があるのなら 136人公務員解雇労働者たちの無条件の復職をさせるべきだ。 全教組の法外労組も即刻取り消さなければならない」とし 「ILO核心協約批准を云々するが中身もなく、意志も無いように見える」と批判した。

頑張れ、闘う女性労働者!

[出処:キム・ハンジュ記者]

首都圏本大会を終えて、 参加者は5つの経路に分かれてデモ行進した。 民主労総代表団、化繊、保健、事務、金属などの単位は青瓦台方向へ、 民主一般連盟は政府ソウル庁舎へ、 建設産業連盟はソウル雇用労働庁へ、 サービス連盟は新世界百貨店、公共運輸労組は大韓商工会議所へと向かった。

金属労組はデモ行進中に光化門世宗文化会館の前で止まり、 労組破壊に対抗して闘争している シニョンプレシジョン、ソンジンCS、レイテックの組合員たちを応援した。 金属労組に所属する三つの事業場は女性組合員が多数の女性事業場で、 「雇用惨事」という名前が付けられるほど深刻な労組弾圧と整理解雇問題を抱えている。 メーデー大会の直前、 ソウル市鍾路区雇用委員会の前で雇用惨事の責任を要求する糾弾記者会見をした三労組は、 金属労組の支持に明るく応えた。

金属労組ソウル南部地域支会シニョンプレシジョン分会のイ・ヒテ分会長は 「シニョンプレシジョンの昨年末基準の利益余剰金は718億ウォンだ。 会社はその富を作った労働者をたった一人も残らず全員解雇して 食い逃げ清算を敢行している。 女性労働者たちが生存する権利を争奪するために、 1年以上闘争して136日間座り込みを続けている。 この闘争を援護してほしい」と訴えた。

イ分会長は元請のLGの態度も批判し 「元請のLG電子は責任はないと言い、 その上スマートフォン生産工場を海外に移転すると云々する。 LG電子とシニョンプレシジョンは労働者雇用問題を解決すべき主体」と指摘した。

この日、三つの労働組合は雇用委員会の前で記者会見を行って、 雇用惨事での雇用委員会の役割を要求した。 彼らは雇用創出だけでなく、 雇用維持もまた重要な社会的責務であり、 雇用委員会が一日で追い出された女性労働者たちの声を聞けと要求した。

一方、清雲洞事務所の前までデモ行進した 参加者は、整理集会後に解散した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-05-03 21:08:24 / Last modified on 2019-05-03 21:08:25 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について