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サムスン嘆願書の労組幹部、結局免職処分

5日金属労組中執で全員一致で議員免職決定

パク・タソル記者 2018.06.06 14:32

労組破壊容疑で拘束されたサムスン電子サービス役員に嘆願書を書いたことで 問題になっていた労組幹部のチョ某氏が結局免職処理された。

金属労組は6月5日に中央執行委員会を開いて 「サムスン電子サービス嘆願書」事件の当事者、 金属労組京畿支部幹部のチョ某氏に議員免職の懲戒をすることにした。 このような事項は全員一致で合意した。

金属労組の内外で真相調査などの要求があったが、特に真相調査は行わない。 金属労組のチャン・ソグォン対外協力局長は 「懲戒は嘆願書提出から始まったもので、 この事実関係は争う余地がない」と明らかにした。 チョ某氏は懲戒通知日から7日以内に中央委員会に再審を請求することができる。

一方この日、 チョ某氏は「省察のムチの前に謙虚に立ちます」という最後の言葉を中執委員に配布した。 チョ某氏は「嘆願書が知らされた5月14日から公式な疏明をした5月29日まで、 わずか2週間に途方もない重圧感と急速な争点移動に対応することに全力を注いだ」とし 「30年の労働運動の根元が揺らいだ。 家族に致命的な打撃が来ている。 疑惑を解明するためにすべての努力を傾けた」と心境を伝えた。

続いて「『交渉者の決断』が必要だが私の『驕慢な独断』について繰り返し省察する。 それにともなう点は謙虚に負う」とし 「どんな決定が下されても手続きに従い誠実に臨む」と明らかにした。

チョ某氏によるサムスン電子サービス嘆願書事件は、 去る5月14日の言論報道で初めて知らされた。 その後、議論が大きくなったため、 金属労組サムスン電子サービス支会は善処嘆願書に対応して反対嘆願書を検察に提出し、 チョ氏が支会とは無関係だと強調した。

だがチョ某氏の解明の過程で、 今回のサムスン電子サービスの直接雇用の決定はチョ氏がサムスン電子サービス役員と非公式に会ったことから始まったことが明らかになった。 チョ氏は2014年に問題になった「ブラインド交渉」を主導した人物だ。 これと共にチョ某氏の夫人が運営する心理相談センターがサムスン電子サービスの協力企業と4年間 委託契約を結んでいた事実も伝えられ、 不当取り引きの疑惑も提起された。

金属労組は5月18日に謝罪文を出して 「労組ができる最も断固たる対応」を予告し、 5月29日、6月5日の中執会議を経て最終的に議員免職の懲戒を決定した。 しかし金属労組京畿支部の役員は金属労組側にチョ某氏に対する 「レッテル貼り」をやめろという提案書を提出し、正面から対抗していた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-07-14 10:33:50 / Last modified on 2018-07-14 10:33:52 Copyright: Default

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