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密陽送電塔住民への「韓電本社」名の入金通帳を初めて公開

金霽南「商品券配ろうとした...法的根拠ない」 VS 韓電「不法資金ではない」

キム・ヨンウク記者 2014.10.16 12:55

密陽送電塔の経過地のある村の送電塔賛成住民代表共同通帳に 「韓電本社」の名義で3500万ウォンが入金されていた事実が10月16日に公開された。 これまで韓電は、送電塔工事反発地域の住民の金品買収疑惑が提起されるたびに 韓電が直接渡した金ではないと言っていたため、波紋を呼びそうだ。 通帳を公開した金霽南(キム・ジェナム)正義党議員は 「韓電本社」の名義が入った通帳の存在は、 韓電が住民に数千万ウォンの金品を不法に提供したという明らかな証拠だと指摘した。

金霽南議員は国会記者会見場で記者会見を行い 「この通帳が韓電の密陽送電塔住民買収を示す端的な証拠」とし 「確認した結果、通帳は韓電職員のチェ某氏が村住民代表のキム某氏など 5人の代表と共に直接開設した通帳」と説明した。

金霽南議員が公開した通帳には「韓電本社」という名で、 韓電本社があるソウル市三成洞農協支店から入金された。 金議員によれば、通帳は6月23日に送電塔賛成側住民代表5人の名義で開設され、 4日後の27日に入金された。 賛成住民の代表らは入金直後に2500万ウォンを引き出して商品券に変え、 該当の村住民がすべて集まった席で配る予定だったが、 送電塔反対住民の抗議で失敗に終わった。 この過程で反対側住民がどこから出た金かと追及し、通帳が公開された。

金霽南議員は 「清道送電塔反対住民買収を試みた韓電は、 自分たちがした事ではなく 『清道警察署長が渡したもので、 金の出処は施工者が後で署長にまた補填することにした』とし、 韓電から出た金ではないといった」とし 「このように『韓電本社』名義が出てきたのは初めて」だと強調した。

また「韓電本社が住民に渡した金は、関連法と韓電の内規にもない、 出処も用途も不明な『変で悪い金』」だとし 「金で住民の良心を買い、一生暮らしてきた場所を奪おうとする醜悪さの決定版」と非難した。

[出処:金霽南議員室]

しかし韓電本社は裏金や不法資金ではないと反論した。 韓電広報チームの関係者はチャムセサンとの通話で 「密陽現地で事業所機能をしている密陽対策本部は一時的な組織なので 『韓電本社』名義で出て行った」とし 「入金された金は民願対策費で、不法資金や裏金ではない」と主張した。

韓電は報道資料でも 「民願合意後も長期間、賛成と反対住民間の内部対立が深く、 住民代表が正式な文書で要請してきた和合のための費用を支援した」と主張した。 また「民願対策費は建設費として策定された予算であり、 住民和合費は15の村に支援した」とし 「賛成と反対住民間の内部対立が深かったので、 事業所長が必要だと判断し、公式に執行した」と付け加えた。

だが金霽南議員室は、今も韓電が偽り釈明をしているという反応だ。 金議員室の関係者は 「住民に渡した金が和合を目的にした村の行事支援費などだが、 現金と違わない商品券で支援するケースはどんな法にもない」とし 「ある村に何千件配った金が村に及ぼす悪影響も大きいうえ、 この金がきちんと執行されるのか、管理監督もされていない」と反論した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-10-17 19:26:18 / Last modified on 2014-10-17 19:26:19 Copyright: Default

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