本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:[フォトニュース]セウォル号特別法、遺族が望むままに制定を
Home 検索
 


三千拝

[フォトニュース]セウォル号特別法、遺族が望むままに制定を

チョン・ジェウン記者 2014.08.11 13:23

大韓仏教曹渓宗労働委員会と仏力会は8月9日午後8時40分から、 ソウル市光化門広場のセウォル号特別法制定要求ハンスト場で、 先週に続いて二回目の三千拝をした。

先週、遺族が望むセウォル号特別法の制定を要求して夜中に三千拝をした彼らは、 与野が「名ばかり特別法」に合意しながら、今週は特別法の「無効」を要求した。

翌日午前5時まで、8〜9時間続いた三千拝は、 遺族が望む特別法制定と、まだ家族のもとに戻れない不明者10人の帰還を望む気持ちを抱いた。 通りかかる市民は黙黙と三千拝を見て、裏手に作られた遺族が望む特別法制定要求署名場に足を向けたりもした。

五百拝ごとに10分ほど休む間、 仏者だというソンモ氏は、セウォル号惨事についての質問に 「大韓民国のニュースは信じられないから...」とだけ答えた。 それと共に三千拝の修行については一言伝える。

「世の中で暮らしていると我相と我執が高まるので、 自分自身を下ろすために私はたびたび三千拝をする。 物質と権力など、持ちたいものへの人の欲には終わりがない。 (修行しても)うまくいかないから着実にしなければならない」

もうひとりの仏者だというソウルで暮らすキム某氏は、 やっと取れた夏期休暇に個人的にここに来たという。 先週に続いて今週、生まれて初めての二回目の三千拝だ。 金氏は「先輩はみんな、三千拝は簡単なことではないといった。 だが自分を捨て、存在を崇めるようになるといった」とし 「仏教の教えは体験して実践すること」と話した。 特に彼は対話の途中に「正直」という単語をよく使った。

「メディアを信頼できなくなった。 セウォル号惨事の時、むしろ独立メディアの報道内容の方が正直だということを感じた。 政界も綱引きばかりで正直ではない。 セウォル号惨事がおきて、仏者として持つ良心を感じた。 大人なのに、大人として、船が沈没するのを見ながら何もできないことに対する申し訳ない思いと罪悪感がこみ上げた。 遺族が望む特別法制定は全く正しい」

▲三千拝が行われている途中、29日目のハンストを続ける故キム・ユミンの父キム・ヨンオ氏が目を閉じてまっすぐな姿勢で座込場に座っている。

▲27日目のハンストを続ける曹渓宗労働委員会道法僧侶が三千拝をしている。僧侶は三千拝の途中に筋肉に無理がきて治療を受けた。

セウォル号惨事の遺族は、三千拝が行われている場所の一番後ろに座り、黙黙と席を守る。 故キム・ボムス君の父キム・クォンシク氏は、昨年、腰と足を手術したので三千拝に参加できない。

「遺族が望む特別法は制定せず、政界は彼らが勝手にいい加減な合意をした。 複雑で息苦しい程度ではなく、怒りが込み上げる。 すでに4か月が過ぎた。 徒歩行進とハンストと集会をして、その上、対話もしたのに政府と政界は遺族の要求を一つも聞き入れずにいる。 誰も責任を取る人がいない」

キム・クォンシク氏は最近、27年間青春捧げて働いた会社もしばしば休む。 勤怠記録がめちゃくちゃといいながら、会社は事情をくんでくれるので特別法制定要求活動に出られるという。 彼のすべての日常が変わった。 4月16日、珍島近海で「船が傾いた」と電話をかけて 「お父さん、生きて帰ります!」と急いで電話を切った子供の声がまだ生々しい。

彼は「年が過ぎれば子供が帰ってくるような気がして引っ越しもできない」とし 「この頃は夢にも出てこない。7日の末伏の日に手紙を書いてハヌル公園に置いてきた。 少しは夢にぐらい出てこいと...」と言葉を濁した。 そして子供のベッドで寝てみたり、机に座っていてみたりもするとし、 財布からコーティングされた子供の写真を取り出してさわった。

キム・クォンシク氏は最後に記者に問いかけた。 真実を明らかにするために両親にできることは何があるだろうかと。

[出処:ジョンウン現場記者]

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-08-11 23:53:06 / Last modified on 2014-08-11 23:53:06 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について