空港労組・竜山遺族、「金碩基の人事を撤回しろ」

民主党「国会で金碩基人事の不正を暴く」

チョン・ウニ記者 2013.10.08 15:41

韓国空港公社長に任命された金碩基(キム・ソッキ)元ソウル警察庁長官が労組と竜山遺族の反発で出勤できない中で、民主党も「不道徳、不良者として問題が多かった朴槿恵(パク・クネ)政権人事惨事の決定版」とし、人事撤回を要求した。

民主党国土交通委、韓国空港公社労組、竜山惨事真相究明委員会は10月8日午後、国会正論館で記者会見を開き、「朴槿恵大統領は当選の前後に『公企業では非専門家、押し付け人事を排除することを原則にする』と言い放ったが、専門性もなく、道徳的、政治的にも問題が多い人物を公企業社長に任命したのは国民に対する約束違反であり、国民欺瞞だ」と批判した。

［出処:http://www.webcast.go.kr/画面キャプチャー］

彼らはまた「ほぼ同じ時期に鉄道公社には親朴人物事、空港公社には親李人物を任命するのは、典型的なイミョンパククネ政権の分捕り合戦人事であり、不道徳な人事、押し付け人事」と規定した。

主催側は続いて「金碩基元ソウル警察庁長官は、1978年に嶺南大学校を卒業し、現在は嶺南大学校客員教授で、嶺南大の元理事長だった朴槿恵大統領との関係に強い疑問を感じる」と提起した一方、「竜山惨事の責任者である金碩基元ソウル警察庁長官の空港公社社長候補抜擢は、旧陸軍士官学校の事務官が政府の要職を独占した維新共和国を連想させる」と指摘した。

彼らは金碩基任命撤回、公企業押し付け人事の内幕釈明と責任者の問責と「連続する厚かましい押し付け人事、人事惨事を国民に謝罪しろ」と要求した。

公共輸送労組連盟のパク・ヨンソク公共機関事業本部長は「政府に対して彼は専門家ではなく犯罪に関与したので反対するという立場を明らかにしてきた。常識と国民的な認識に合う人物でなければならないと判断し、人事権者の良心を信じていたがこうした結末をむかえ、空港公社がいくら困難でも防がなければならないという判断で出勤阻止闘争をしている」と明らかにした。

民主党国土交通委、人事不正国政監査準備

李美卿(イ・ミギョン)議員は「竜山にはまだスコップも入っていない。どんな緊急性があったから強硬鎮圧をして、6人の犠牲者を出したのか」とし「これに責任を取るべき人物を新政権が任命するのは、倫理的、道徳的に合わない」と話した。

国会国土交通委所属の民主党議員らは、来る国政監査で韓国空港公社に対する金碩基元ソウル警察庁長官の報告は受けられないという立場で、空港公社人事不正の有無を徹底的に暴く計画だ。

金浦空港の現場には、労組と職員、遺族が今も金碩基元庁長の出勤を阻止している。金前庁長は10月7日午後4時半、空港公社に入ろうとしたが、労組に阻止され失敗し、今日の午後2時頃に出勤すると発表したが出勤しなかった。韓国空港公社の関係者は現在、就任式を準備しているが、金元庁長が参加せず延期されていると明らかにした。

竜山惨事真相究明委員会のイ・ウォノ事務局長は「金碩基側は今、労組と対話しようと言い続けている。しかし空港労組も押し付け社長との対話は必要ないという立場で、遺族もまたこれに反対する」と明らかにした。

この日の記者会見には卞在一(ピョン・ジェイル)、李潤錫(イ・ユンソク)、李美卿(イ・ミギョン)、閔洪喆(ミン・ホンチョル)、尹厚徳(ユン・フドク) 国土教育委員会民主党議員、イ・チュンヒョン遺族代表、朴来根(パク・レグン) 竜山真相究明委員会執行委員長、パク・ヨンソク公共輸送労組連盟公共機関事業本部長が参加した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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