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韓国:2013江汀生命平和大行進、700人の人間の帯で終了
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2013江汀生命平和大行進、700人の人間の帯で終了

「江汀に平和、海軍基地反対」

ムニャン・ヒョスク記者 2013.08.05 19:27

アスファルトがこんなに熱かったか。まっ赤に燃えるような熱気は足の裏を焼き、全身を熱くした。かちかちに凍った氷水は、5分もたたないうちに形もなく溶け、黄色いTシャツはいくらも歩かないのに汗でぐっしょりぬれて全身に貼り付く。しかし強烈な暑さも、目一杯、空気にたまったような湿気も、筋肉痛と足にできた水ぶくれの苦痛も、彼らの足取りを止めることができなかった。

8月3日、6日間の江汀生命平和大行進が終わった。7月29日に江汀から出発した 参加者らは、東と西の二チームに分かれて済州浜辺の道路に沿って歩き、声を 揃えて海軍基地建設反対を叫んだ。ムン・ギュヒョン神父(全州教区)、ナ・ス ング神父(ソウル教区)、キム・ソンファン神父(イェズス会)など10人ほどの司祭 と30余人の修道者も一緒に行進して平和を祈った。デモ行進五日目の8月2日には カン・ウイル主教、オリバーストーン監督などが参加して力を補い、双竜自動車 解雇者や竜山惨事遺族もデモ行進に参加した。400人で始まった行進団は、 クルーズ参加者が合流して最終日には600人を越えた。

▲8月2日西進チームが午後の行進をしている。(ムニャン・ヒョスク記者) [出処:ムニャン・ヒョスク記者]

▲8月2日西進チームに参加して行進したムン・ギュヒョン神父が疲れたデモ行進団を励ましている。(ムニャン・ヒョスク記者) [出処:いまここ]

600人の食事は江汀村が担当した。村の婦女会の会員10余人は、午前3時に儀礼 会館に出てきて行進団の食事を準備した。二台の飯車は一日3回、二つの行進団 に食事を配達し、村の守備隊と修道者たちは皿洗いを引き受けた。儀礼会館には キュウリ、マクワウリ、米、とうもろこしなど、全国から送られた行進団支援 食品でいっぱいになった。

台所の火と人々の熱気に満ちた儀礼会館で会った婦女会長コ・オンニョル氏は 「過労にならないか?」という質問に「ならないはずがない」と笑う。

「しかし村のお年寄りが午前2時半には出てくる。守備隊と修道女さんが夜遅く まで休まず皿洗いをする。あの人たちのおかげでできるようだ。本当に感謝する。 行進団も本当にすごい。じっとしていても息がつまるのに、あんなに歩くなんて 容易なことではない」

▲8月3日、済州市のタプドン公園で江汀生命平和大行進を終え、汎国民文化祭が開かれた。(ムニャン・ヒョスク記者) [出処:いまここ]

▲ 江汀小学校の子供たちがオカリナを演奏している。(ムニャン・ヒョスク記者) [出処:いまここ]

▲舞台に上がったムン・ジョンヒョン神父. (ムニャン・ヒョスク記者) [出処:いまここ]

▲キム・ソンファン神父(左)とナ・スング神父(右)が"江汀に平和!"と叫んでいる。(ムニャン・ヒョスク記者)[出処:いまここ]

これほど多くの人々の願いとともに歩いた行進団は、一日20kmを歩く強行軍の 中で、目的地の済州市タプドン広場に到着した。雨が降る中でも「江汀! 生命 平和を歌え」のコンサートを楽しみ、励ましあった。行進団に加え済州道民約 1000人が集まったこの日のコンサートは、自転車に乗る風景のカン・インボン、 イ・ハンチョル バンドや江汀小学校の子供たちの公演、江汀生命平和大行進の 映像上映、ムン・ジョンヒョン神父とオリバーストーン監督のメッセージなど が続いた。

ムン神父は「江汀平和大行進でこれまで低迷していた住民や活動家が生き返る ようになった」とし「正しいことは正しく、いけないことはいけない。海軍基地 を防ぐために力をあわせよう」と話した。

9歳と7歳の二人の娘、イ・アン・イ・ソニと共に行進に参加したイ・ミンス クレセンシア(水原教区上弦洞聖堂)氏は「子供たちがよく歩いてくれた」とし 感心だといった。

「妹の後からイ・ソニがムン・ギュヒョン神父とイ・アンが手を握って行く姿 を見て『ああして手を握って行くから私たちも行くんでしょう? 私たちだけなら ただバス乗ったはずなのに、こんなにたくさん歩くなんてとても珍しい』と 話した。歩いている途中で気になることがあれば周辺の大人たちに『なぜ私たち が歩くのですか?』、『なぜあそこに警官がいるのですか?』と尋ねたり。 返事を聞くと、『ああ』といいながら首を振る。何かおかしいということを 知っていくようだ」。

昨年に続いて二回目の江汀生命平和大行進への参加になる11歳のノウル君は 「疲れたけどみんなが歩いているので気持ちが満たされる」とし「来年もまた きたい」と話した。

東進チームで行進に参加した聖家小婢女会のある修道女は「権力と同じように 物理力で対応せず、子供たちと共に歩くような平和な方法が本当にいい」とし 「参加する人々は、もうその方法が何かをよく知っている人々のようだ。歩く 間中、ずっと疲れた表情一つせず、共に歌って踊るみんなの姿に胸が熱くなった。 江汀はもう終わった戦いだと思っている人はとても多い。みんなに来てほしい」 と話した。

▲双竜自動車解雇労働者がレ・ミゼラブルを歌っている。(ムニャン・ヒョスク記者) [出処:いまここ]

▲行進を終えてタプドン公園に到着した子供たちとムン・ジョンヒョン神父が舞台を見ている。(ムニャン・ヒョスク記者) [出処:いまここ]

▲「来年もぜひ参加します」と笑ってみせる行進参加団の子供たち。(ムニャン・ヒョスク記者) [出処:いまここ]

生命平和大行進の最後は、翌4日の午後12時、江汀村海軍基地工事現場の前で 行われた「2013クロムビ人間の帯」のイベントだった。この日、行進参加者と 江汀村住民など700余人は、海軍基地のフェンスに沿って2kmもの人間の帯を作った。 彼らは手を取り合って叫び声をあげて「江汀に平和、海軍基地反対」を声の限りに 叫んだ。

人間の帯イベントで「心から願っていた事ができた」と話したムン・ジョンヒョン 神父は「私たちの手で海軍基地を囲めば、海軍基地白紙化も可能だ」と力説 した。(記事提携=いまここ)

▲ムン・ジョンヒョン神父が人間の帯のイベントに先立ち発言している。(ムニャン・ヒョスク記者) [出処:いまここ]

▲防波堤の上で海軍基地に反対する人々が手を取り合って人間の帯を作った。(ムニャン・ヒョスク記者)[出処:いまここ]

▲ムン・ギュヒョン神父が旗を掲げて走りながら波乗りをしている。(ムニャン・ヒョスク記者) [出処:いまここ]

▲人間の帯イベントの参加者が海軍基地工事現場のフェンスを取り囲んだ。(ムニャン・ヒョスク記者) [出処:いまここ]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-08-06 04:46:19 / Last modified on 2013-08-06 04:46:20 Copyright: Default

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