本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:双竜車企業労組、復職を前にして無給休職者を懲戒
Home 検索
 


双竜車企業労組、復職を前にして無給休職者を懲戒

「国政調査反対の方針を破って記者会見」...無給休職者反発

チョン・ジェウン記者 2013.02.19 16:20

双竜車企業労組は2月4日、無給休職者が国会で記者会見を行ったことを理由に 一部の無給休職者への懲戒を進めており、無給休職者との対立が予想される。 国政調査に対する立場の違いが懲戒推進を決めた核心的な理由と見られる。

無給休職者対策委員会は記者会見で、使用者側が復職と連動させて未払い賃金 訴訟の取り下げ確約書を強要したことを批判すると同時に、政界が大統領選挙 の前に約束した双竜車国政調査を履行するよう主張した。

双竜車労組、無給休職者に懲戒機関への出席を通知
「国政調査反対の方針を破って記者会見を開いた」

双竜車労組は2月20日午後2時から臨時代議員大会を開き、△組合員懲戒の件、 △二重加入組合員関連の件、△未納組合費徴収の件を決めると明らかにした。

組合員懲戒について労組は、無給休職者対策委員会全体ではなく、記者会見に 出た無給休職者5人に対してのみ、懲戒機関である代議員大会への出席通知書を 送った。

労組は出席通知書で「労組では、2012年の2、4、6次代議員大会で組合費未納、 二重加入、規約違反などを懲戒すると議決した。2013年2月4日の記者会見に関 し、中央執行委員会ではこれ以上の規約違反行為は黙過できないという結論を 出した」とし「疏明の機会を与える」と明らかにした。

▲労組で無給休職者に送った懲戒機関(代議員大会)出席通知書

労組の関係者は「1月の代議員大会で、労組は国政調査反対の方針を決めた。だ が(無給休職者たちが)代議員大会での決定事項を破って、労組と反対の立場で 記者会見をした」とし「全国金属労組双竜車支部の国政調査開催要求の立場に 同調して活動したことは、私たちの労組の運営を考えると見過ごせないと判断 した」と話した。

この関係者は続いて「無給休職者5人に懲戒機関への出席を要求した」とし、 「懲戒手続きを進めるということで、懲戒を決めたわけではない。代議員大会 で決定されるだろう」と付け加えた。

組合員懲戒の案件だけでなく、二重加入組合員関連の案件などを考慮すると、 労組は3月1日の無給休職者復職の前に組織の整備に動いたと見られる。

この中で加入案件は無給休職者一部が複数労組の金属労組双竜車支部と企業労 組双方に加入しているという主張で、労組関係者は「金属労組に納付した組合 費リスト確保は難しいが金属労組と共に活動するのを採証した資料など規約違 反根拠資料を確保した」と伝えた。

また、この関係者は「労組としても組合員の懲戒はできるだけしたくないとい う立場だ。さらに無給休職者の復職を控えている状況」とし「だが組織を運営 するには基本的な規約を守るべきと判断する。細かいことだが、組合員の権益 にも影響しかねず、事件を大きくする契機になりかねないと判断した」と背景 を説明した。

「政界の国政調査約束の履行がなぜ懲戒対象?」
懲戒推進に反発、「4年以上しらんふりをして今になって...」

労組の立場に対し、無給休職者たちは強く反発している。無給休職者の立場を 表明した記者会見が、組合員懲戒の対象にはならないという。無給休職者A氏は 「われわれは確約書で復職させるふりをする使用者側の行動を暴露した。また、 大統領選挙の時に政界が国政調査をすると約束したことを履行しろと主張した。 無給休職者を政治的に利用しないでほしいと言った」とし「これがなぜ懲戒さ れる内容なのか」と反問した。

A氏は続いて「労組が主張するように国政調査賛成を強く明らかにしたと言っても、 私の立場を表現する自由さえないというのは、とても官僚的な態度だ」とし 「その上、無給休職者は労組の代議員大会決定事項を聞いていない」と説明した。

無給休職者B氏も労組の懲戒推進に「ひどい決定」とし「無給休職者対策委員会 の会議で記者会見を行ったのに、5人だけに懲戒機関への出席を通知したことも おかしい。政界が無給休職者の復職を国政調査回避に利用するなと言ったことが 国政調査反対の方針を破ったという主張もおかしい」と批判した。

▲無給休職者たちは4日に国会で記者会見を行った。[資料写真]

特に無給休職者たちは労組への空しさをストレートに表現した。2009年の占拠 スト以後、大量の労働者が無給休職者になったのに、4年以上『関心がない』と 言って今になって復職を控え、懲戒を推進するということだ。また、工場出入 も難しい無給休職者は国政調査反対の方針を決めた1月の代議員大会に『出席も できなかった』と明らかにした。

無給休職者のA氏は「工場にも入れず、代議員大会に参加したこともなく、決定 事項を私たちに伝えもしなかった」とし「双竜車労組は4年以上、私たちを無視 し続け、復職を前にしても説明会などもない」と批判した。B氏も「会社も懲戒 すると言っていないのに、労組が懲戒するというのは残念」とし「暮らすのに 忙しく、各種のアルバイトをして暮らす無給休職者への配慮もない」と吐露した。

続いてB氏は「労組は無給休職者を組合員として認めないというので、無給休職 者が訴訟をして企業労組の組合員の地位も獲得した。私たちが自身が権利を勝 ち取った」と強調した。無給休職者が労組組合員地位保存仮処分申請を出し、 昨年8月に裁判所が無給休職者の企業労組組合員の資格を一部認めた。そのため 彼らは労組の二重加入の案件を扱う企業労組に「不適切だ」と主張している。

B氏は労組の一連の流れに対し「3月1日付で復職する無給休職者に、工場に戻っ たら『騒がずに静かにしていろ』という意味だろう」とし「労組が労組らしく なりたければ、組合員を抱いて使用者側と戦うべきだ」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-02-20 01:29:30 / Last modified on 2013-02-20 01:29:30 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について