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ローンスター外換カード株価操作「有罪」...外換銀行買収に急制動か

金融委のローンスター外換銀行大株主資格審査、また水面上に

ホン・ソンマン記者 2011.03.10 17:36

ローンスターによる外換カード買収合併当時の株価操作の容疑は事実上、有罪 と確定した。これにより外換銀行の大株主であるローンスターの地位について の議論にまた火がつく展望で、ハナ金融の外換銀行買収にも大きな支障をきた すものと予想される。

最高裁、ローンスターの外換カード株価操作に「有罪」

大法院3部(主審アン・デヒ最高裁判事)は3月10日、株価操作容疑で起訴された ローンスターコリアのユ・フェウォン代表の株価操作の容疑に無罪を宣告した 原審を破棄し、事件をソウル高裁に送りかえした。裁判所はまた、同じ嫌疑で 起訴された外換銀行法人およびこの銀行の大株主であるLSF-KEBホールディング スSCAにも有罪の趣旨で判断した。

ユ氏は2003年11月、ローンスターの役員陣と共謀し、外換カード虚偽減資説を 流布して株価を操作し、SPC間の収益率操作と不良債権を低価格譲渡したという 容疑を受けた。また2つの法人は、外換カード虚偽減資説を流して403億ウォン 相当の利益をあげた容疑で起訴された。

2008年、1審法院はローンスターが安値で外換カードの株式を買い入れるために 虚偽減資説をまき散らしたとし、ローンスターコリア代表のユ・フェウォン氏 に懲役5年を宣告した。また、外換銀行法人と銀行大株主のLSF-KEBホールディ ングスにも各々250億ウォンの罰金を賦課した。

しかし控訴審裁判では外換カード減資説が虚偽ではないとして株価操作の容疑 を無罪と判断し、ユ氏の背任容疑などだけを認め、懲役2年6か月、執行猶予3年 を宣告していた。

今回の最高裁判決は、控訴審裁判の判決が誤りで、株価操作は有罪という趣旨 を明らかにするもので、事実上ユ氏の有罪が確定したことになる。

金融委、16日にもローンスターの外換銀行大株主資格審査へ

ローンスターの株価操作の有罪が事実上確定したことで、現在進められている ハナ金融の外換銀行買収にも大きな支障をきたすことになった。

1審判決当時もローンスターの有罪が宣告されると外換銀行大株主のローンスター の法的地位についての議論が起き、外換銀行買収が中断された。

金融委員会が最終的にハナ金融の外換銀行買収を承認するためには、ハナ金融 の外換銀行買収による競争制限性と外換銀行の大株主としてのローンスターの 資格も確認しなければならない。

金融委員会は、ハナ金融がローンスターと外換銀行の株式の51.02%を買収する 契約をして子会社編入承認を申請し、公取委に競争制限性について問い合わせ た。公正取引委員会は10日、ハナ金融持株主の外換銀行買収に対して「市場で の競争を実質的に制限しない」と判断し、これを金融委員会に送った。

だが10日、最高裁の外換カード株価操作の有罪判決で、ローンスターの 外換銀行大株主の資格議論はさらに加熱しそうだ。

2日に金融委員会の関係者は「ローンスターの大株主適格性と、ハナ金融の外換 銀行子会社編入認可を共に問う計画」とし、「ローンスターが銀行の大株主と しての資格があるのかということと、ハナ金融が外換銀行を子会社に編入する 資格があるのかは別の問題だが、もしローンスターが保有する外換銀行の超過 持分に『疵』があれば、ハナ金融の外換銀行買収にも影響を与えるのではないか」 と述べた。

これらの内容は、16日に開く予定の金融委員会の定例会議で扱われる予定で、 金融委がどのような判断を下すのかに関心が集まっている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-03-11 13:10:43 / Last modified on 2011-03-11 13:10:59 Copyright: Default

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