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小型潜水艇が1.7トン重魚雷を発射?

軍当局の既存の発表内容を完全にひっくり返した調査団発表

キム・ギョンファン記者 kkh@vop.co.kr

天安艦沈没原因に関し、民軍合同調査団が20日に調査結果を発表して「北朝鮮 製重魚雷」による襲撃と結論を下したが疑問は消えない。

調査団はこの日「北朝鮮の小型潜水艦艇から魚雷が発射されたということ以外 に説明できない」と明らかにした。それと共にヨノ級(130トン)小型潜水艇から 重さ1.7トンの重魚雷(CHT-02D)を発射したと明らかにした。

調査団は西海の北朝鮮海軍基地の一部小型潜水艇とこれを支援する母船が天安 艦沈没の2〜3日前に基地から離脱して天安艦沈没の2〜3日後に復帰したことを 確認したとも述べた。

調査団情報分析チーム長のファン・ウォンドン空軍中将は「天安艦沈没事件の 前後に北朝鮮のサンオ級(300トン級)潜水艦一隻とヨノ級(130トン級)潜水艇一 隻が活動していたことが確認された」とし「使われた魚雷の種類と作戦資料を 分析した結果、ヨノ級潜水艇が運用されたと分析された」と説明した。

ヨノ級潜水艦? サンオ級だと言っていたのに

ところが、こうした発表は天安艦沈没以後、軍当局が発表してきた内容を完全 にひっくり返すものだ。

キム・テヨン国防長官は4月2日に国会に出席して議員の質問に答え「北朝鮮潜 水艦2隻が24〜27日から三日間はっきりと確認できなかった」と答えた。金長官 は潜水艦の種類には言及しなかったがこの潜水艦はサンオ級だと言われる。

国会国防委員長のキム・ハクソン ハンナラ党議員は4月5日の記者懇談会で軍の 報告を基礎に「天安艦沈没前後の先月23〜27日の間に私たちがはっきりと追跡 できない北朝鮮潜水艦2隻はサンオ級(325t級)で、軍当局はこのうち一隻に対し ては事故当日の行跡が把握できていない」と話した。

軍は事故の前後に「サンオ級潜水艦2隻」の行跡は把握できなかったといったが、 それがサンオ級1隻とヨノ級1隻に変わったのだ。

ところが、軍当局は民主党議員に報告する時は、潜水艦2隻の行方をすべて把握 したといった。

キム・ジュンニョン合同参謀本部次長などは、アン・ギュベク議員など民主党 の国防委員を対象にした非公開対面報告の席でこれらの潜水艦の動きをすべて 把握したと報告した。

アン・ギュベク議員は「私たちが報告を受けた時、2隻とも確認されたといった。 半潜水艇は陸上格納庫にあって、(3月)30日以後に出たと軍が伝えた」と述べた。

報告に同席した他の民主党関係者も「『サンオ級潜水艦2隻のうち1隻の位置は 把握できなかったが、通信などを見てピパゴッ基地の近所で訓練中だったと把 握された』と軍が報告した」と話した。

小型潜水艇が重魚雷を撃った?

調査団の発表のとおり、ヨノ級潜水艇から魚雷を撃ったのが正しいとしても疑 問は残る。普通130トン級の小型潜水艇は軽魚雷しか搭載できないというが、重 さ1.7トンの重魚雷を撃ったことは理解ができないということだ。

パク・ソノン米国ブルッキングス研究所招聘研究員は「潜水艦は水中で動く動 力もバッテリーを使うので、大きさは小さいが機械装置はとても多い。従って 重さを考慮すると、最適の攻撃手段を確保するのはとても難しい」とし「それ ほど小さな潜水艇に重魚雷の装着が可能というのは非現実的だ」と指摘した。

キム・ジョンデD&Dフォーカス編集長も「ヨノ級130トン潜水艇は初めて聞 いた兵器」とし「初めは330トンのサンオ級や80トンのユーゴ級という話が出た が、サンオ級はとても大きくて、沿岸にきたと説明するのは負担になったのだ ろう。ユーゴ級はとても小型で事故海域まで潜航する能力があるかという問題 があるので、中間程度の何かが必要で、ヨノ級が存在したと説明したようだ」 と指摘した。

他の専門家は「わが軍が保有する同級の潜水艦にも重魚雷を装着するのは容易 ではない」と指摘した。

また、潜水艇は普通母船と共に行動するが、潜水艇の動きは身のがしたとして も、海の上に浮かぶ母船まで把握できなかったとすれば深刻な問題になる。調 査団の発表では、母船の航跡や位置には言及されなかった。

ヨノ級潜水艇の潜航時間についても釈明されなかった。ひそかに侵入したとす れば事故海域まで潜航したということだが、軍関係者は「サンオ級の場合、水 中だけで移動する場合、南浦や海州からはペクリョン島まで行くのは難しいこ ともある」と話した。サンオ級も難しいのに、これより小さなヨノ級潜水艇が できるというのはちょっと理解し難い。

キム・テヨン長官は4月2日、国会の回答で北朝鮮潜水艦の性能について「米国 の最新潜水艦のように長時間の潜航能力はなく、遠くまで潜航したとは思わな い」と話している。

〈キム・ギョンファン記者kkh@vop.co.kr〉著作権者(c)韓国の代表進歩言論民衆の声 原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2010-05-22 15:10:35 / Last modified on 2010-05-22 15:10:36 Copyright: Default

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