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「クーパン調理労働者の死は『死の外注化』のため」

遺族「外注下請所属、死んでから知った」

キム・ハンジュ記者 2020.06.15 11:50

クーパンの調理労働者が死亡して14日、 正義党はクーパンの「死の外注化」が労働者を死に追いやったと主張した。

6月1日、クーパン天安物流センター調理室で死亡した労働者は、 アラミンテックという下請業者の所属だ。 またクーパン天安物流センターの構内食堂は、ドンウォンホームフードが運営している。 クーパン、ドンウォンホームフード、アラミンテックにつながる下請構造が 安全管理の死角地帯を作り、労災事故で元請・下請の責任回避問題を大きくしたと指摘される。

[出処:柳好貞議員室]

記者会見を主催した正義党の柳好貞(リュ・ホジョン)議員は 「この事件は『危険の外注化』の典型的な姿」だとし 「特にコロナ19という危機で真っ先に影響を受けるのは社会的弱者だという事実が再度証明された。 この懸案について関係機関の厳重で責任ある態度を要求する」と明らかにした。

故人の夫チェ・ドンボム氏は 「故人は調理労働者として就職したが、調理をしにきたのか、 清掃をしにきたのか、わからなくなるほど清掃業務が過重だった」とし 「(故人は)構内食堂の床とテーブルをふくために使った薬品の強さがコロナ19でさらに深刻になったと話していた。 退勤後、家で頭痛を訴えて、時々息をするのが苦しいと言うことがあった」と話した。

またチェ氏は「(クーパンは)ゴム手袋、長靴などの作業道具さえ支給せず、 自費で購入して使わせた」とし 「その上、保護装具も支給されず、きついラックスやオーブンクリーナーなどで清掃をさせた。 60代の同僚労働者が薬品で火傷したことがあり、 故人が自費で買ったレインコートを分けたこともある」と 職場環境を証言した。 チェ氏は故人が派遣業者所属という事実を事件後に初めて知ったとも言う。

姜恩美議員は 「中央防疫対策本部によれば、 ラックスなどは酸性洗浄剤や合成洗剤と混合して使うと有毒ガスが発生するので 混ぜて使ってはいけない。 作業場で事故が起きないように最優先で安全対策をしなければならない。 重大災害企業処罰法を制定して災害の責任を企業に問わなければならない」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-06-24 19:19:12 / Last modified on 2020-06-24 19:19:14 Copyright: Default

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