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<<『 週 刊 金 曜 日 』 メール ニュース >>             2024.3.8
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】既刊本のご案内

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【1】注目の記事

■地震大国ニッポンに生きる 地震、津波、原発事故の複合被害から13年……

写真は福島県浪江町の請戸海岸から見た、今年1月の東京電力福島第一原発の遠景だ。
2011年3月11日に発生した東日本大震災と直後の津波で、この請戸地区は商店街も住宅街
も壊滅し、さらに放射能災害が襲った。これをきっかけに地震列島の多くの人々が、緊急
時の避難のあり方や放射能による健康被害、エネルギーの使い方について考え続けてきた
はずだった。被災地の多くの場所では整地はされても以前のように人は戻らず、「荒れた
大地」のままだ。
この正月には能登半島で新たな大地震が起き、道路やインフラが寸断された地域では既存
の多くの避難計画や避難所運営マニュアルが全く役立たず、見直しを迫られている。長年
、こうした複合災害問題に取り組んできたジャーナリストや専門家に課題を報告してもら
った。

●フクシマ原発事故から13年 混迷深める東京電力
巧妙化する情報の隠蔽・操作 役所も記者も構造劣化
おしどりマコ

フクシマ原発の爆発事故直後、「こんなことがあっていいのか」との怒りから東京電力の
記者会見に飛び込み、「芸人ジャーナリスト」となった「おしどりマコ」さん。以来13年
──大手メディアの「担当記者」「専門記者」が役人みたいに次々と交代する中で孤軍奮
闘、最前列の席から鋭い質問を浴びせ続け、東電幹部や広報マンを辟易、否、たじろがせ
てきた。今や東電ウオッチャーの中では最古参・ベテラン記者の一人だ。
東電は昨秋から、さらなる「深刻でアホな事故」を連発、情報隠蔽も露見して原発運営会
社としての資格が問われている。マコさんに13年間の総括をお願いした。

●フクシマ原発事故から13年 健康被害の現在地
真相究明と加害者責任問う 公害の「原因裁定」申し立てへ
藤原寿和

東京電力福島第一原発の事故で、大量に放出された放射性物質により小児甲状腺がんを始
め多様な健康被害が発生しているのに、加害者の国も東電も責任を認めようとせず、刑事
責任・民事責任を問う裁判も遅々として進まない。放射能汚染は環境基本法が定める「公
害」であることに着目した市民、学者、法律家らが、国の公害等調整委員会に対して「因
果関係」を示してもらおうと、近く「原因裁定」の申し立てをする。呼びかけ人の環境保
護活動家、藤原寿和氏に報告してもらう。

●バスツアーからワークショップまで
「語り部」たちが、それぞれの思いで紡ぐあの日
松岡瑛理

宮城県内にある一部の宿泊施設では宿泊者を対象に、東日本大震災が街に引き起こした影
響を伝える語り部バスやワークショップを行なっている。震災から13年が経とうとする中
で、語り部たちは今、参加者たちに何を伝えようとしているのか。南三陸町や気仙沼市で
語り部として活動する人々に聞いた。

■被災者に我慢強いる避難所運営・災害政策からの転換を

地震大国に生きる私たちは誰もが被災する可能性があり、他人事ではない。個人での備え
は多くの人がしているだろうが、避難所での生活をどうするのかは自分だけでは決められ
ないため地域全体の意思疎通が必要になる。避難所は年齢、性別、家族構成など事情が異
なるさまざまな人が過ごす場所。必要とする物資やスペースも多様であることを理解しな
いと安心安全に過ごせない人が出てくる。これまでにも、個別の仕切りが設けられない、
大勢で入る風呂しかないなど、プライバシーが守られず、女性や性的マイノリティの安全
が脅かされる事例があった。
どのような立場の人でも安心して過ごせる避難所について考えたい。

●男女共同参画地域みらいねっと代表理事小山内世喜子さんに聞く
安心安全な避難所にするためにジェンダー平等・多様性の視点が必要
まとめ・神原里佳

●性的マイノリティへの対応盛り込む市町村は1割台
性的指向・性自認への無理解で困難が増加
神谷悠一

●コンクリートよりいのちを優先する災害政策へ
「TKB48」を実現しよう
船橋邦子

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【2】編集長コラム

女子サッカー北朝鮮戦観戦記

 2月28日に東京・代々木の国立競技場で行なわれたサッカーの試合を見に行った。パリ
五輪女子サッカーアジア最終予選、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)対日本の第2戦だ
。24日にサウジアラビアで行なわれた第1戦はドローだったので、この日の試合で勝った
方が出場権を獲得できる。私は北朝鮮の応援席に座った。チームカラーの赤のTシャツや
トレーナー、セーターを着た人たちとともに「イギョラ(勝て)!」と書かれたビニール
製の応援棒を叩きながら、声援を送った。

 試合は2対1で日本が勝利したが、互角の戦いだった。贔屓目ではなく、北朝鮮の方が
実力的には勝っていたと思う。チャンスを着実にものにした日本に勝利の女神が微笑んだ
。いい試合を見させてくれた両チームの選手たちに拍手を送りたい。よかったのは、試合
結果を伝えるニュースに北朝鮮チームにも好意的なコメントが多く寄せられていたことだ
。スポーツは時に政治を動かす。冷え切った日朝関係の雪解けのきっかけになればうれし
い。(文聖姫)

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【3】次号予告

★次号予告:2024年3月15日(第1464)号

【特集】
始まってしまったけれど 私たちはインボイスに反対します3
インボイスがもたらす未来を徹底解説!     

●神田知宜税理士に聞く インボイスは「10年かけて 中小企業をつぶすための制度」と
もいえます|神田知宜

●インボイスは無効である 自民党裏金は脱税である|浦野広明

●STOP!インボイス「実態調査」報告  インボイス制度は 社会の問題として 捉え
るべきだ|阿部伸

【ガザ】            
●アパルトヘイトとジェノサイドに抗する文化を育てる、私たちの〈闘い〉 パレスチナ
と日本、そして世界|田浪亜央江

【フクシマ原発事故から13年】
●甲状腺がん多発、被曝の因果関係 頑なに否定する国と東電 苦しみ続ける若者たち 
健康被害の現在地|白石 草
 
【新・買ってはいけない】
●毎年恒例 「花粉症グッズ」検証|渡辺雄二

【提携連載企画Tansa】
●誰が私を拡散したのか「プロバイダ責任制限法」は業者有利|辻麻梨子

【好評連載】
●青木理の温泉という悦楽
●暗夜胸に手をおいて|安達茉莉子

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【4】既刊本のご案内 

★この日、集合。

井上ひさし・永六輔・小沢昭一  1000円+税 A5判並製・104頁

平和を願う言葉の力

遡ること18年前の2006年5月3日憲法記念日。「何も言えなくなる前に、言っておきたいこ
とがある」。今は亡き井上ひさしさん、永六輔さん、小沢昭一さんが、新宿紀伊國屋ホー
ルに集合した。この3人が集まれば何かが起きる違いない、期待が膨らみ会場は超満員。
「当時の日本の大人たちには、それぞれ責任があると思います」(井上ひさし)、「第九
九条を守れば憲法全体が守られるんです」(永六輔)「ほかのことはどうなったっていい
ような気がするんですが、戦争だけは懲りてます」(小沢昭一)、言葉の達人たちによる
言葉は色あせない。
(2006年8月刊)

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