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「日東電工は雇用を保証しろ!」韓国オプティカルハイテック労組、東京品川で訴え
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「日東電工は雇用を保証しろ!」〜韓国オプティカルハイテック労組、東京品川で訴え

尾澤邦子

 12月4日(月)朝8時、流れるように人が出てくるJR品川駅港南口。韓国から遠征闘争でやってきた韓国オプティカルハイテック(韓国OP)労組の4人は、横断幕を広げ、支援者と共にチラシを配布して解雇撤回・雇用保障を訴えました。

 大阪に本社のある日東電工(株)は、韓国に100%子会社を持っています。その内のひ とつ、韓国クミ市にある韓国オプティカルハイテック社は、昨年10月火災が発生しました 。会社は、莫大な火災保険金を受け取りながら工場再建はせず、労働者全員を解雇しまし た。生産は、平澤(ピョンテク)市にあるもうひとつの子会社に移しながら、問答無用で 労働者を解雇。平澤工場での雇用継続も含め、解雇撤回を要求して組合事務所に座り込み 、闘う労組。あろうことか会社は、会社清算のじゃまとばかりに、組合員に対し自宅を差 し押さえるなどして損害賠償を請求しています。その総額は約4,000万円。解雇された労 働者がどうやってそんなお金を払えるというのでしょうか。

 日東電工の営業の拠点である東京本社に対する行動。労組の支会長チェ・ヒョンファン さんは「私たちは本社と話し合うために日本にやってきました。話し合えば解決できると 思います。私たちは、職場で働き続けられるようにと日東電工に要請しています。私たち が住んでいる家の差し押さえはすぐにやめてほしい。みなさん、私たちが工場に戻れるよ うに力を貸してください」と訴えました。

 日東電工東京本社は、品川駅港南口から約5分の所に位置する品川シーズンテラスビル の26階にあります。韓国OP労組は、OP労組を支援する会準備会の仲間と共に要請書を携えて要請行動を行いました。全労協の事務局長はビルの前で警備員に阻止されて入れませんでしたが、労組は26階へ。対応に出た5人の職員は「大阪本社と話してくれ」と、逃げようとしましたが、労組の「話合いできるようにしてください」という強い要求に押されて、要請書を受け取りました。


 品川駅情宣で韓国OP労組は、軽快なリズムの「明日の歌」に合わせて元気よくユルトン(踊り)をやっていました。文化運動も活発な韓国の労働運動。「雇用が保証されるまで闘いをあきらめません」という労組は、5日、6日も朝8時から品川駅港南口で情宣活動を行います。「一生懸命働いてきたのに、会社にこんな仕打ちをされるとは思わなかった」という労働者。被解雇者に損害賠償までかける非道な日東電工。許せません!労組へのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。


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