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声をあげる若者たちを描いた『生理の貧困』が大賞〜「貧困ジャーナリズム 大賞2021」授賞式

白石孝

 11月20日午後、水道橋・全水道会館で「貧困ジャーナリズム大賞」表彰式とシ ンポを開催した。
 大賞はNHK「生理の貧困」に関する一連の報道。若い女性たちが声を上げ始め たことを受けとめて、クロ現をはじめ連続して放送し、自治体や国の動きを促す 役割を果たした。4人の制作スタッフが来られ、若手女性ディレクターは「上層 部から企画に"待った"はかからなかったか」との問いに、「意外とすんなり通っ た。でも、若い人たちが声を上げたことが大切と思った」と応えた。


*NHK取材チームによる「生理の貧困」に関する一連報道

 特別賞は3作品。中島京子さんの小説『やさしい猫』はスリランカ青年の日本 人母子との生活を引き裂く国の外国人政策をテーマにした読売新聞連載だ。そし て二つの映画『護られなかった者たちへ』『海辺の彼女たち』が選ばれた。監督 お二人は、次作撮影中などにより代理だったが、そのプロデューサーの発言も良 かった。
 ジャーナリズム賞は下記11本。総じて今年は充実したものばかりで、選外に なったものも賞に相応しいものが多く、応募もめちゃ多かった。
 シンポは2時間。ドキュメントとドラマの行ったり来たりのやり取りなど、刺 激に富んだ内容だった。

<受賞作品>
・NNNドキュメント「おいてけぼり−9060家族」(中京テレビ)
・NHK ETV特集「ドキュメント 精神科病院×新型コロナ」
・TBS「報道特集」”格差と貧困”に注目した一連の報道
・書籍「格差と分断の社会地図」
・書籍「ルポ 入管−絶望の外国人収容施設」(共同通信)
・書籍「愛をばらまけ」及び一連の報道(読売大阪)
・書籍「ルポ『命の選別』誰が弱者を切り捨てるのか?」(毎日新聞)
・「わたしの居場所」〜入管難民法改正など在日外国人らに関する一連の報道 (共同通信 )
・非正規教員問題を巡る一連の報道(毎日新聞)
・書籍「コロナ禍の東京を駆ける 緊急事態宣言下の困窮者支援日記」
・ひきこもりの悪質支援業者の手口や被害の実態をリポートした連載記事「『引 き出し』 ビジネス」と関連記事(朝日新聞)

*より詳しく知りたい方は、下記リンクをご覧ください
https://hanhinkonnetwork.org/archives/345


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