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根津公子の都教委傍聴記(6月28日)〜 絶対に使わせたくない道徳教科書 | |
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●根津公子の都教委傍聴記(2018年6月28日) 絶対に使わせたくない道徳教科書 公開議題は報告事項6点。�‥堽�中高一貫教育校検証委員会報告について ��教科用図書選定審議会の答申について〜中学校道徳教科書調査研究資料について〜 �M菁�度使用都立高校用教科書の調査研究資料について �ぁ崗Χ閥軌薀灰鵐宗璽轡▲狹豕�」について �ヅ豕�都英語村TOKYO GLOBAL GATEWAYの開設について ��昨年度の体罰の実態調査について。 �‥堽�中高一貫教育校検証委員会報告について 都立中高一貫教育校10校(中等教育学校5校、高校入学時に一般中学校から受検して入学する生徒もいる、併設型中高一貫教育校5校)の取り組みの成果や課題を検証したとしてその報告がされた。 ��教科用図書選定審議会の答申について〜中学校道徳教科書調査研究資料について〜 1980年代までは各学校が選定した結果を集計し、討議した上で区市町村ごとに教科書が採択されてきたが、教育委員会の肥大化=介入と相まって、教員の声が採択に反映されなくなって久しい。教育委員が教科書を採択するにあたり、その参考となるよう教育委員会が作るとされているのがこの調査研究資料。 安倍首相のブレーンで、育鵬社の歴史・公民教科書を作成した日本教育再生機構理事長の八木秀次氏が立ち上げた日本教科書会社の教科書は絶対に使わせたくない教科書。反面教師的に使用すれば、ツッコミどころ満載とも言えるのだが。同社教科書が、「『主として自分自身に関すること』を扱っている教材」として挙げているのが「十四歳の責任」。その内容は14歳になったら刑事罰があると脅す。脅しで「非行」が予防できるのではないのに、自身の生き方を考える機会を持つことで心が成長するのに、そこがわかっていない読み物だ。「先人の伝記等が取り上げられている教材」では、台湾でダム建設など水利事業を行なった八田を称える「大地 八田與一の夢」。日本が植民地にした台湾であることには一言も触れず、誤った歴史認識を与える。加えて、「込められた想い『和解の力』」と題して2016年12月27日に安倍首相が真珠湾で行った演説を掲載。まるで、安倍首相の言う「日米同盟は世界最強の同盟」の宣伝のようだ。教育委員がこうした問題点を注意深く観てくれるだろうか。 なお、小学校道徳学習指導要領解説書は次のように述べる。中学校の解説書にも書かれるだろう。 �M菁�度使用都立高校用教科書の調査研究資料について この一年間で新たに検定に合格した教科書も採択の対象になるので、それに関する調査研究資料が出された。こちらも、「国旗・国歌の扱い」「防災や自然災害の扱い」「性差と家族に関する表現」「オリンピック・パラリンピックの扱い」「北朝鮮による拉致問題の扱い」について挙げる。 �ぁ崗Χ閥軌薀灰鵐宗璽轡▲狹豕�」について 「都立高校改革 新実施計画」(2016年)に沿って商業科をビジネス科に改編し、企業や大学等との連携でビジネスを実地に学ぶのだという。新たな施策・事業展開ばかりが都教委の方針だが、こうしたことによって教員のオーバーワークは肥大するばかり、肝心の生徒たちと向き合う時間がさらに奪われるのではないか、と危惧する。 �ヅ豕�都英語村TOKYO GLOBAL GATEWAYの開設について 巨額な金を投資した英語村が9月に開設となる。すでに今年度学校利用予約が45932名(362団体)入っているとのこと。教員定数を増やすなどに使われるべきお金がここに向けられたのだ。 ��昨年度の体罰の実態調査について 調査を開始した2012年度と比べると、体罰、不適切な行為を行った者は1/8に減少した。しかし、一方で、体罰には至らない不適切な行為のうち、暴言等の行為は前年度比で8%増加している。体罰では、悪質・危険な行為を行った事案が依然として発生している(設定時間内に走ることができなかった生徒に通常の練習量の3倍を超えて走らせる体罰を行い、うち1名に熱中症及び多臓器不全の障害を負わせた、永福学園の事例他)。 「熱心さが高じ、熱心な教員ほど体罰に陥りやすい。(体罰を問題視することで)そういう教員のやる気が削がれることを心配する。」との遠藤教育委員の発言は、指導=指示=支配の人間観から来るもので、日大アメフト部の事件に通底する考え方と思う。遠藤教育委員の発言に対して都教委担当者も他の教育委員も批判できなかったのだが、彼らには意識して異なる考え方に接し、研鑽を積んでほしいと思う。 Created by sasaki. Last modified on 2018-07-02 19:33:11 Copyright: Default | |