現在、全国で公開中の映画「少年H」は1997年発表の妹尾河童の同名ベストセラー小説の降旗康雄監督による映画化です。主人公H(妹尾)と同世代で神戸に育った私の先輩・柳田健さんから短い推薦文をいただきました。私も映画を観て感動しました。その推薦文を皆様に紹介します。(高幣真公)映画の公式サイト http://www.shonen-h.com/ ********************************* 映画「少年H」を觀た。感動した。 昭和12年(1937年)頃から戦後にかけて、神戸に住む洋服の仕立屋を業とする両親、少年Hと妹の一家の物語。何の変哲もない一家が戦争に向かう時代に遭遇する。軍国主義、弾圧、空襲、焼け野原に翻弄される姿が迫力をもって見事に描かれている。反戦の「は」の字も出てこない、この時代の真実を描いた反戦映画である。 この時代を知る人も知らない人も見ておく価値がある。お父ちゃんを演じる水谷豊には観る前に抵抗感があったが、見事に演じている。 舞台は神戸長田区、JR高取駅、須磨海岸が再三登場する。空襲、爆撃の場面はよくできている。私の記憶でも上空を飛ぶB29、花火のような爆弾の落下はあのようだった。爆撃の恐怖、悲惨がよくえがかれている。 柳田健(神戸市在住) *********************************