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LNJ Logo 東部労組 : セブンズクリーナー工場閉鎖反対の闘いが解決
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News Item 1004tobu
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全国一般東京東部労組の須田です。

クリーニング会社である株式会社セブンズクリーナー三郷工場(埼玉県三郷市) の閉鎖に反対して闘ってきた全国一般東京東部労組デイベンロイ労組支部セブン ズクリーナー分会はこのほど会社と合意書を結びました。合意書の内容について は守秘義務の条項が盛り込まれているため、この場では詳細を明らかにできませ ん。ただ、会社が当初示していた条件を大幅に上回るもので、分会の組合員の雇 用と生活は一定程度守られた内容になりました。これも友好労組をはじめ各団体 ・個人の皆さんの支援のたまものです。本当にありがとうございました。

この闘いが始まったのは今年2月でした。親会社のデイベンロイリネンサプライ 株式会社で働くデイベンロイ労組支部の仲間がセブンズ三郷工場閉鎖の情報をつ かんだのがきっかけでした。組合結成を呼びかけるビラを工場前で配った結果、 約30人のパート労働者らで分会が結成されました。

工場閉鎖に対して、セブンズ分会が集めた閉鎖撤回を求める嘆願署名は600筆に 達しました。5月1日のメーデーには親会社デイベンロイへの抗議行動、6月14 日には地元の三郷市役所とJR三郷駅前でのアピール行動を展開するとともに、 三郷市議会で工場閉鎖問題を取り上げてもらいました。7月14日には半日ストラ イキ、8月26日にはデイベンロイ労組支部との合同の全日ストライキに立ち上が りました。7月6日に不当労働行為の救済を東京都労働委員会に申し立てていま した。

こうした闘いを分会の組合員が最後まであきらめずに貫徹した成果として今回の 解決があります。同時にデイベンロイ労組支部をはじめ東部労組各支部の「よっ てたかって」の闘いと、友好労組による絶大な支援の成果でもあります。三郷工 場から洗濯機などの機械を解体・搬出する動きに対する抗議行動では、会社が譲 歩の姿勢を見せたため急きょ取りやめましたが、泊まり込みの支援にもかかわら ず参加の知らせが相次ぎました。

三郷工場の閉鎖を撤回させることはできませんでしたが、9月16日にあったセブ ンズとの団体交渉では、退職を余儀なくされる組合員について会社は三郷市近辺 での新たな雇用先を見つける努力を約束しました。また、三郷から石下工場(茨 城県常総市)まで通勤する組合員について交通費の全額支給(車のガソリン代、 高速道路の料金など含む)や駅からのタクシーでの送迎の確保などを約束しまし た。さらなる負担の軽減、不利益の緩和を組合側は求めています。

石下工場に分会の組合員が残る以上、労働者の雇用と生活を守るためのセブンズ 経営陣との闘いは続きます。さらにはデイベンロイ本社大森工場(東京都大田区) の閉鎖策動との攻防はいっそう激しさを増すことが予想されます。私たちは団結 を打ち固め、敢然と闘って経営者の攻撃をはね返す決意です。皆さんの引き続き のご支援を心からお願いします。

くわしくはブログ「労働相談センター・スタッフ日記」の記事をご覧ください。 http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/be191f385f9ff3c5aeeebb34202a7005


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