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LNJ Logo 中国の台湾系企業での殺人事件に対するアピール
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いながきです。

6月15日、中国広東省の東カン市の台湾資本の工場で働いていた労働者、劉漢黄が
台湾人の経営者2名を刺殺し、一人に重傷を負わせるという事件が発生しました。26
歳の劉漢黄は、貧しい内陸部の貴州から広東省東カン市に出稼ぎにやってきて、9
月23日から「展明五金金属」の金属工場で働き始めました。しかしそのわずか5日
後の9月28日に右掌を切断する労災に遭いました。労働仲裁委員会では6万元の損
害賠償を会社側が支払うなどの命令がでましたが、劉はそれを不服として(当然
だ!)、裁判に提訴しました。そして一審では16.8万元の損害賠償を勝ち取った
のですが、会社側がそれを不服として5月23日に控訴していました。

劉は労災後も工場内の寮や食堂などを利用してきましたが、会社側は二審への提
訴以降、それを認めず、劉を工場敷地外に追い出そうとしました。そのような対
応に憤った劉は、建物の上から飛び降り自殺を図りましたが、現地の警察や消防
によって救助されました。

6月15日の午後に、劉、経営側、地元労働部門、公安による話し合い予定されてい
ました。事件はその矢先に起こりました。

この事件が台湾で報道されてから、中国の労働問題に関心を持つ台湾の労働運動
の活動家のなかでも議論が行われていました。台湾と中国の経済連携協定であるECFA
(両岸経済枠組協議)の交渉が進む中、企業救済ではなく、労働者の救済こそ先
決だ、と労働運動の活動家は呼びかけています。

7月1日に、以下のような呼びかけが発せられました。

ウェブ署名ページ(中国語・繁体字)
http://campaign.tw-npo.org/campaign//sign.php?id=2009063008432400

中国国内でもこの事件は報道されましたが、社会的安定と海外からの投資を重視
する当局によって情報が制限されているとも言われています。

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世の乱れを悲しみ、民の窮状を哀れみ、制度の抑圧を省みる
人道的観点から労災被害者劉漢黄への情状酌量を求める署名

2009年6月15日、中国広東省東カン市の労災被害者、劉漢黄が台湾商人2名を殺害
し、一人に重傷を負わせた。双方に多大な悲劇をもたらした。とりわけ台湾商人
の遺族にとっては、永遠に補うことのできない苦しみをもたらした。

われわれは、以下の理由に基づき、中国の裁判所の判決が劉漢黄に対して量刑の
酌量を行うことを求める。

劉漢黄は貴州からの出稼ぎ労働者で、その他の何千万人もの労働者と同じく、す
こしでも生活を豊かにしたいと思って故郷を離れ出稼ぎにやってきたが、不幸に
も手を切断するという労災に遭った。労災発生後から一年以上が経過たが、会社
側と協議が長引いていた。協議では経営側と一人で向かい合い、社会的にも農民
という身分で無力感にさいなまれ、労災による障がいが体と心を傷つけ、巨大な
圧力の中で、社会的な適応が困難になっていた。

劉漢黄は、犯行に及ぶ前にも、飛び降り自殺を図っていたことなどからも、彼が
受けていたプレッシャーと苦痛は想像を絶するものであった。殺人は法的にも許
されることではない。しかし彼は「出稼ぎ→労災→賠償交渉の引き延ばし→労使
関係における弱い立場→労災による心身困ぱい」という一連の脈絡の中で、その
ような犯行に至った経緯があることは同情に値する。

中国の裁判所が判決において、できる限り情状を酌量し、その量刑を軽減するこ
とに期待したい。

この10〜20年の間に、中国の労働環境の変化が労働者階級に与えた衝撃を正
視しなければならない。この事件は、労災被害者の非人道的な境遇を改めて浮き
彫りにした。中国政府はこれを重視し、改善しなければならない。

この事件は、台湾と中国の投資および敏感な問題に影響を及ぼしたが、中国政府
は、投資及び政治的な利益を優先するのではなく、また故意に良好な投資環境を
捏造するのではなく、彼の境遇全体を慎重に考慮し、社会的に公正で人道的な観
点から量刑の情状酌量を行うべきである。

呼びかけ団体(台湾)
工作傷害受害人協会
台湾国際労工協会
全国自主労工連盟
労働観察


Created by staff01. Last modified on 2009-07-03 17:15:04 Copyright: Default

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