本文の先頭へ
LNJ Logo 国労バッジ事件で神奈川県労委第5回調査〜大きな怒り集中
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1226629957095st...
Status: published
View


11月13日、神奈川県労働委員会で辻井義春さん(JR京浜東北線本郷台駅勤務・写真中段)のバッジ着用を理由とした一連の処分の不当性を訴えて、第5回調査が50名の参加で行なわれた。

辻井さんは、JR東日本でただ一人国労バッジを着用し続けている。そのことに対しJRは、「就業規則違反」と称しこれまで20回以上の処分を連発し、その結果蒙った賃金減額総額は230万円以上にも昇るという、辻井さんの家族5人を窮地に追いやる攻撃を続けてきた。そしてJRは、10月31日これまでで最も重い10日間出勤停止命令を出してきたのである。

バッジ処分については、1999年に最高裁で、最近では今年3月に東京都労働委員会で勝利命令が出ている。しかしJRは、全くその決定を守ろうとしないのだ。

夫人の辻井まゆみさん(写真下段)は、「死ねというのですか!絶対に許せません」と集会で語った。

辻井義春さんはこの調査で、JRは10日間の出勤停止の理由を「就業規則違反」としか言わず具体的に処分の理由を明らかにしないこと、さらに11月5日JR本社とJR横浜支社に要請に行ったが、JRは要請文を受け取ることすら拒否をしたことをJRに追及する必要があることを訴えた。そして労働委員会で調査中であるにも関わらず処分を連発しているJRに神奈川県労働委員会は都労委の決定を守るようJRに要求し、少なくとも処分を凍結する「実効確保」の必要性があることを要求した。

しかし労働委員会の審査委員は、「実効確保については、継続審議中である」「(10日間の出勤停止命令が調査期間中に出たことについて)いいか悪いか、答える立場にない」と答えた。この闘いは、労働委員会の本来あるべき姿を取り戻す闘いでもあることが大きく浮き彫りにされた。

 調査は、次回第6回(12月11日)で終了し、いよいよ年を越えて1月19日から証人尋問が始まる。さらなる支援を集中しよう。(湯本雅典)

*第6回調査(12月11日 午前10時)、証人尋問(1月19日 午後3時)とも神奈川県労働委員会(みなとみらい線日本大通下車 日本大通ビル4階 Tel.045‐210‐8533)

→動画 UnionTube


Created by staff01. Last modified on 2008-11-14 11:37:31 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について