東海林智著『貧困の現場』を読んで | |||||||
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北です。
何度も目頭を押さえながら、きょう一気に読み終えました。 新聞記者がここまで主観を出していいのとか、「資本の側の本音」といった明快な価値評価とかに、好き嫌いは分かれるかもしれません。 しかし、そんなことを超えた深い読後感は、東海林さん自身の人間性を賭けて問題にぶつかっているからだと思いました。 おじさんなのに青臭く、涙もろいのだけれど、そんな風に向き合うべきテーマが、たしかに私たちの目の前にはあります。学生時代から寄せ場に通ってきた問題意識と取材経験の熟成も感じられ、古酒のような味わいも醸し出されています。 こういうすぐれた記者の作品を読むと、では新聞社の下での働き方はどうなっていて、大新聞の組合は何をしているんだろうという疑問もわくのですが、それはまた改めて。 いまは、非正規のユニオンの広がりと反貧困のうねりの中で、この作品が生まれたことを喜びたいと思います。東海林さん、出版おめでとう!! 北健一(ジャーナリスト) ―――――――――――――――――――――― 全国書店で絶賛発売中! 『貧困の現場』東海林智:著 毎日新聞社(2008-08-29) 1,575 円 悲しみと怒りを込めて告発する。 なぜ貧困は拡大してゆくのか?なぜ労働の尊厳は奪われたのか?なぜ人間らしい生活が蹂躙されているのか? 10年にわたって貧困の現場を伝えてきた新聞記者が、丹念な取材と緻密な分析、そしてこみ上げる思いによって書き上げた入魂のルポルタージュ。 <四六判> ―――――――――――――――――――――― Created by staff01. Last modified on 2008-09-09 10:26:26 Copyright: Default |