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全国一般東京東部労組の須田です。

コナカが店長への「管理監督者」扱いの廃止を表明しました!
全国のすべての店長はコナカ支部に続こう!

ついにコナカが昨日(9月3日)、店長への「管理監督者」扱いを取りやめる方
針を私たち東部労組コナカ支部との団体交渉で明らかにしました。全国に300〜
400人いるコナカの店長は今後、一般の従業員と同じ1日8時間の労働時間規
制が適用され、それを超える労働には残業代が支払われます。法律で決まった休
日や休憩時間も適用されます。

この問題をめぐっては今年2月に結成した東部労組コナカ支部が、店長にも法定
の労働時間を適用し、残業代を支払うべきだと要求してきました。しかし、会社
側は「店長は管理監督者だから」との理由で拒否していました。

これに対して組合側は「偽装管理監督者を許さない」と、全国署名運動を呼びか
け、厚生労働省に是正を訴えました。コナカ本社を管轄する横浜西労働基準監督
署には労働基準法違反で申告しました。労基署は6月下旬に「全店舗の店長を管
理・監督者と取り扱うことには疑義がある」との文書でコナカに是正指導を出し
ました。

労基法上の「管理監督者」であれば8時間労働制は適用されず、残業代の支払い
も免除されます。しかし、管理監督者=経営者と一体の立場であり、極めて限ら
れた範囲でなければなりません。経営者と同じような職務権限を持ち、出退勤の
自由とふさわしい待遇があることが条件です。

それにもかかわらずコナカなど紳士服チェーン店のほか、ファミリーレストラン、
ファストフード店、居酒屋、コンビニエンスストア、家電量販店、パチンコ店な
ど大半の業界で、店長を「管理監督者」にして残業代を1円も支払っていません。
実際にマクドナルドやセブンイレブンではコナカと同様の問題で争いが起きてい
ます。

法律の不当な拡大解釈が横行しているのです。世論の強い反発を受けて法案化が
阻止されたホワイトカラー・エグゼンプション(残業代ゼロ制度)が先取りされ
ているのが実態です。

そうしたなかでコナカが店長の「管理監督者」扱いをやめることは画期的な出来
事です。私たちコナカ支部は、今回のコナカの方針転換を率直に評価し、労働組
合の成果として受け止めています。

すべての業界の店長のみなさん、長時間労働とサービス残業、過労死の温床となっ
ている「偽装管理監督者」を東部労組コナカ支部とともに日本企業から一掃させ
ましょう!

詳しくは私たちのブログ「労働相談センター・スタッフ日記」
(http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/abd26961f075d842e46583a282f2030e)
をご覧ください。

Created by staff01. Last modified on 2007-09-04 17:42:32 Copyright: Default

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