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韓国:[ワーカーズ ルポ]光化門の空の労働者6人、今や彼らの声が聞こえる | |
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光化門の空の労働者6人、今や彼らの声が聞こえる[ワーカーズ ルポ]光化門ハンスト高空籠城
ユン・ジヨン記者 2017.04.27 07:15
数百万のキャンドルが消えていった場所。 バラ色の大統領選挙が上げ潮のように押し寄せた光化門の通り。 そこで6人の労働者たちが空に上がった。 光化門交差点、40メートル上空の鉄製広告塔。 地上の声が届かない空に、大型横断幕が広げられた。 整理解雇撤廃、非正規職撤廃。 その時始めて彼らの声が光化門にかかった。 キャンドル広場でさえ安心して叫べなかったスローガンだ。 一番切迫した生活を送ってきた彼らは、一番切迫した方法でキャンドルを灯した。 キャンドル抗争の勝利にもかかわらず、労働者たちは崖っぷち人生を抜け出すことができないままだ。 4月11日、現代重工の下請労働者2人が陸橋の上で高空籠城を始めた。 14日には闘争事業場労働者6人が光化門の広告塔に上がった。 そして18日、甲乙オートテックの労働者が労組弾圧に苦しみ自ら命を絶った。 「誰も労働の問題を語りません。 われわれは相変らず全く同じです」。 広告塔に上がったある労働者が話した。 高空籠城と断食、そして断髪まで。 彼らはなぜ再び命をかけた終末闘争に立ち上がらなければならなかったのか。 光化門の高空に上がった6人の労働者 (東洋セメント支部キム・ギョンネ主席副支部長、世宗ホテル労組コ・ジンス組合員、旭非正規職支会オ・スイル代議員、コルテック支会イ・イングン支会長、ハイテックRCDコリア民主労組死守闘争委員会キム・ヘジン代表、現代車蔚山非正規職支会チャン・ジェヨン組合員)の話を聞いた。 [出処:整理解雇撤回! 非正規職撤廃! 労働三権争奪! 労働者・民衆生存権争奪のための闘争事業場共同闘争委員会] 9年ぶりに空でまた会いましたね9年ぶりに再び空で会った。 キム・ヘジン代表とイ・イングン支会長の話だ。 それぞれ異なる事業場で働いていたが、似たような整理解雇を体験した。 彼らは2008年10月、整理解雇撤回を要求して、共に望遠漢江公園の送電塔に上がった。 その時も食を断った。 30日を切実に過ごした。 それでも何も変わらない。 9年経った今も相変らず共に高空に上がって断食をする。 すでに11年続く戦いだ。 韓国社会の代表的な長期闘争事業場と言われるコルト・コルテック労働者の闘争がそうだ。 使用者側の偽装廃業と整理解雇で労働者たちが路上に居座った。 「複雑で息苦しい気持ちは到底話せません。 10年前も今も、労働問題は変わらず、さらに劣悪になって行くからです」。 イ・イングン支会長が話した。 ハイテクRCDコリア労働者たちの闘争も同じだ。 2002年から15年続く戦いだ。 長く言えば98年から極限の闘争が始まった。 彼らの要求も同じだ。整理解雇撤回。 広告塔に上がった6人のうち、キム・ヘジン代表とイ・イングン支会長だけが高空ハンストの経験者だ。 その苦痛を誰よりもよく知っている。 あるいはその苦痛で萎縮するか、彼らはさらに極限のベルトをしめる。 「2008年の時もイ・イングン支会長に酵素のようなものは食べないでおこうといいました。 今でも水と塩だけで粘っています」。 キム・ヘジン代表が話した。 9年ぶりにまた高空で会ったが、どうかと尋ねると、二人の労働者はただ笑うばかりだ。 特別な話も交わさなかったという。 同じ苦痛、同じ闘争の時間を過ごしてきた彼らは、もう言葉が必要ない関係になった。 [出処:闘争事業場共同闘争委員会] 一番憎い人整理解雇撤廃。 ある人には古ぼけた話、あるいは剥製されたスローガンのように聞こえる要求。 だが当事者には消えない苦痛の根源だ。 「これまで1か月ストライキすれば長期ストライキだったし、 問題が解決しない事業場はありませんでした。 しかし98年度に整理解雇が導入されてからは、すべての事業場が長期闘争事業場になりました」。 キム・ヘジン代表の言葉のように、整理解雇制度は労働者たちの生存権と共に労働三権までを奪った。 事業場の外に押し出された労働者たちは、最低の武器も奪われたまま、路上で限りない闘争を続けていく。 だから整理解雇事業場の労働者たちは、金大中(キム・デジュン)政権が一番憎い。 整理解雇制度を導入した張本人。 労働者からは生存権を奪い、資本には労組破壊という強力な武器を与えた悪い政権。 イ・イングン支会長は「コルトコルテックは創社以来、たった一回の赤字もない黒字企業なのに、 将来くるかも知れない経営危機のために整理解雇が正当だという判決を受けた」とし 「整理解雇法は金大中政権から緩和され続け、 労働者を絶えず苦痛の中に追い詰めている」と話した。 ハイテックRCDコリアも「整理解雇制度」が労組破壊の強力な武器になった。 邪魔ものだった労組をなくすために、経営上の危機を操作して工場を閉鎖し、整理解雇を断行した。 キム・ヘジン代表は「98年の経済危機の当時、輸出企業だった会社は創社以来最大の黒字を記録していた。 だが経営危機がきたと言って人々をだました」とし 「会社が嘘をつきいて整理解雇のメスを入れたのは、98年に整理解雇制度が導入された直後」と説明した。 労組の反発にあたった会社は、2002年に攻撃的職場閉鎖、団体協約一方解約、休業、整理解雇をまた試みた。 そして2015年に工場閉鎖手順を追った。 非正規職の涙を拭うと言いながら非正規職。 社会的弱者と命名される雇用形態。 韓国社会は長い間、非正規職問題で腐って行ったが、誰もこの歪んだ構造にメスを入れることができなかった。 「非正規職の涙を拭うという元大統領は、非正規職、派遣制をさらに拡大しました」。 彼らの言葉のように、いわゆる「改革政府」と称された金大中政権は整理解雇非正規職法を作ったし、 盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権はこれを誠実に拡散させた。 今は裁判所で「正規職」と判決が出されても、正規職転換どころか解雇される世の中になった。 東洋セメント支部のキム・ギョンネ主席副支部長も、法的には厳格に「正規職」労働者だ。 東洋セメントの下請労働者たちは、労働部、江原地労委、中労委から元請正規職という判決を受けた。 昨年12月には裁判所の判決も出た。 だが彼らは解雇され、監獄に行き、2年近く路上闘争を繰り広げている。 会社は裁判所の判決を不服として直ちに控訴した。 非組合員を相手に懐柔にも出た。 「裁判所の判決が出た後に、会社は非組合員に500〜2000万ウォンほどの金を払って勤労者地位確認訴訟に参加しないという覚書を受け取ったそうだ」。 キム主席副支部長が話した。 時々、会社側から連絡がきたりもする。 元請ではない「子会社」に復職させるという調子だ。 彼は「子会社に入って、清掃や運転業務を遂行しろと懐柔したりする。 それも全員雇用ではなく、雇用ができたら個別に入ってこいという」と説明した。 現代車の2次下請労働者も高空に上がった。 現代車蔚山非正規職支会のチャン・ジェヨン組合員は昨年2月、労働組合の扉を叩いた。 だが非正規職支会は彼らの加入を阻止した。 議論の末に3月10日、労組に加入したが、7日後に既存の組合員が現代車の「特別採用暫定合意案」を受け取って支会を辞めた。 そして彼は労組に加入したという理由で一か月で解雇された。 「2次下請は1次下請との差別を体験します。 同じ年次でも、賃金は2倍ほどの差が出て、労災もなく、装備の不良で事故がおきても自分の金で装備の価格を弁償しなければなりません」。 非正規職が辞めた席は、さらに劣悪な非正規職で満たされる。 だから彼の闘争は単に「正規職化」だけに留まらない。 「復職のためだけに上がってきたのではありません。 非正規職問題を解決するには、まず非正規職法をなくさなくてはね」。 無法地帯で暮らすということ法の通りにしろ。 6人の労働者たちは、この言葉がいかに不公平なのかを知っている。 「法は強者をさらに強くします」。 旭非正規職支会のオ・スイル代議員が話した。 2015年、多国籍企業の旭硝子は社内下請労働者が労組を結成したため、170人を大量解雇した。 そして昨年3月、中労委はこれを不当労働行為と判定した。 だが何も変わらない。 会社は即刻行政訴訟で対応した。 法を利用した時間稼ぎだ。 労働者が座り込みを始めると、査察を始めた。 委託警備業者は労働者を尾行して撮影し、会社に報告した。 労組は会社の不法行為を告訴告発した。 「捜査は終わったのに、一人も処罰されませんでした。 強く懐疑感を感じます。 弱者が法による不利益を受けない世の中になれば良いと思うだけです」。 代表的な「不正私学」と言われる世宗大学校。 そして同じ財団が運営する世宗ホテル。 クセというのは直らないものだ。 世宗ホテルも「労働弾圧のデパート」で名をはせているところだ。 「不正私学」、「労働弾圧デパート」という汚名の中心には、朱明建(チュ・ミョンゴン)世宗ホテル会長(世宗大学校名誉理事長)がある。 彼が不正問題で退出した時期、世宗ホテルは最も良い労働条件を誇っていた。 だが彼が復帰した後、全ては崩れ落ちた。 「朱明建が退出した当時、役職員289人のうち286人が正規職でした。 しかし彼が復帰した後、民主労組組合員の転換配置、退出、希望退職、整理解雇などを断行し、職員は200人に減りました。 そのうち正規職は100人もいません」。 世宗ホテル労組のコ・ジンス組合員が話した。 労組は使用者側の不法派遣と不当労働行為などに法的な責任を問うこともした。 コ・ジンス組合員は「不法派遣問題は1、2年経っても知らせがない。 検事は再調査だけしている」とし 「地方労働委員会でも組合員の不当配転などについて、労働者の味方になってくれない。 労働者たちは法と制度の前でも全然身動きができない状況」と吐露した。 私たちの声は高空籠城に集まった6つの事業場は「闘争事業場共同闘争委員会(公闘委)」にまとまっている。 彼らは光化門キャンドルがちょうど始まった11月1日、光化門で時局座り込みに突入した。 一番長い間、光化門広場を守った人々だったのに、彼らは声は広場に届かなかった。 「労働者問題でキャンドル演壇に上がることも拒否され続けてきました。 一度は自由発言を申請しましたが、押されて押されて、深夜、50人程残った人々の前で発言をしました。 労働の問題がキャンドル演壇で話されることを隠すような雰囲気でした。 われわれは相変らず孤立していましたし」。 高空に上がったある労働者が打ち明けた。 だから彼らはキャンドルが消えた広場で、また高空に上がらなければならなかった。 この時期を逃せば、もう誰も労働の問題を話したり解決しないだろうから。 切迫した人々の声を伝える道は、もう一つしかないことを知っているから。 彼らはバラの大統領選挙よりも自分たちの闘争の方を、さらに赤く、さらに強烈にしなければならない。 「期待していません」。 労働者6人の言葉は同じだ。 彼らは大統領選挙に期待しない。 彼らが期待するのは切迫した人々の闘争だけだ。 「野党は大統領選挙で積弊清算を話します。 しかし整理解雇、非正規職は彼らが政権を取った時にできて広がった悪法です。 自分たちが積弊の主犯ですね。 まず謝罪して、自分たちの積弊をまず清算しなければならないのではありませんか? 彼らの言葉は二律背反です」。 コルテック支会のイ・イングン支会長が声を高めた。 彼らが空に上がった後に雨が降った。 断食の苦痛が寒さとともに体を刺す。 下で警察が侵奪を試みる。 安哲秀(アン・チョルス)国民の党大統領選候補と文在寅(ムン・ジェイン)共に民主党大統領候補が光化門広場で遊説する姿がぼんやりと見える。 だが彼らは一度も高空に視線を向けない。 ある労働者は骨粗しょう症という持病を抱えていて、別の労働者は鉄の構造物に頭をぶつけた。 混沌と痛みと脱力の気勢を感じたりもする。 なおさら彼らは遥かな空にはりついて粘る。 整理解雇撤廃、非正規職撤廃、労働法全面再改正。 今、やっと彼らの声が光化門広場に伝わる。[ワーカーズ30号]
[出処:闘争事業場共同闘争委員会] 翻訳/文責:安田(ゆ)
光化門ハンスト高空籠城[ワーカーズ写真]
闘争事業場共同闘争委員会 2017.04.27 07:32
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