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LNJ Logo 韓国: #25:朝鮮日報がミル財団報道の沈黙の後に「噛み付いたもの」
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朝鮮日報がミル財団報道の沈黙の後に「噛み付いたもの」

[ワーカーズ25号]理念の上の朝鮮? 資本の下の論争

チョン・ウニ記者 2016.11.07 16:24

TV朝鮮によるミル財団の最初の報道の後、崔順実(チェ・スンシル)不正は芋づるのようにからまって上がってきた。 その後、メディアオヌルが「TV朝鮮・ハンギョレ・JTBCのコラボ、最高権力を押し倒した」と報道する程に保守-進歩言論は一つのチームのように今回の問題を暴いている。 TV朝鮮は、ミル・Kスポーツ財団募金、ハンギョレはミール・Kスポーツ財団と崔順実(チェ・スンシル)をつなぐ輪、 JTBCは崔順実(チェ・スンシル)のPC入手内容を放って青瓦台を根本から揺さぶった。

順次的に出てきた各報道機関の報道のため、およそ一か月前のハンギョレ新聞キム・ウィギョム専任記者のコラムもまた話題になった。 彼は9月28日、「朝鮮日報方相勲(パン・サンフン)社長に」というコラムで、 ミル財団について朝鮮日報が最初の報道を行い、 「失われた輪」の物証も確保したようだが沈黙しているとし、報道を薦めた。

[出処:ジョンウン記者]

ハンギョレのこのコラムは、朝鮮日報に対して注目すべき厚い評価を与えた。 キム専任記者は「20年以上違う後輩たちと共に取材の一線に出たのはTV朝鮮が抱かせた恥のため」で、 「取材をすればするほど朝鮮の報道が立派だったことに気付きました」と告白した。 また「(朝鮮日報の)取材網は、湖すべてを覆うほど広く網を打ったのに、網目はハヤ一匹抜け出る隙もないほど目が細かかった」とも書いた。 しかも「財団のある関係者は、われわれ記者を見るといきなり怒って逃げたりもした」とし 「朝鮮の記者がいかに執拗に食い下がったかということです」とほめた。

朝鮮日報は当初、7月18日付1面で、禹柄宇(ウ・ビョンウ)青瓦台民情首席の妻の実家とネクソンとの間の不当な不動産取引に対する疑惑を提起し、 同月27日、TV朝鮮がミル財団疑惑を爆発させ、今回の議論に燃料を入れて点火した。 しかし8月29日に親朴系の金鎮台(キム・ジンテ)議員が朝鮮日報の宋煕永(ソン・ヒヨン)主筆が大宇造船海洋から豪華な酒宴接待を受けたという事実を公開したことで退いた後、 朝鮮日報はこの事件に約2か月間、沈黙を続けた。 では朝鮮の記者がその後に噛み付いた記事は何だったのだろうか? そしてその報道はどれほど立派だったのだろうか?

結局は「悪い貴族労組」

青瓦台に尻尾を巻いた朝鮮日報が食いついた対象は、公共運輸労組のストライキだった。 朝鮮は公共運輸労組がストライキを始めた9月27日以後、 朝鮮日報、TV朝鮮、朝鮮経済iと朝鮮ドットコムの4つのメディアを通じ、一か月間に59件の報道を吐き出した。 こうした朝鮮日報社の報道は、まるで結局は「悪い貴族労組」というシナリオのように進められた。 合法ストライキに不法の烙印を押し、労組幹部とストライキ労働者に対する制裁を強調すること、 地下鉄事故をストライキと連結させること、 市民の不便を動員するなどの古い修辞も繰り返された。

朝鮮日報社はまず鉄道労組がストライキに突入すると、政府や官僚を引用して合法ストライキを不法に変身させた。 ストライキ前日の9月26日、朝鮮ドットコムは国土交通部のカン・ホイン長官の発言を引用し 「慶州地震と韓進海運事態で国民は不安なのに不法ストライキは残念… いかなる名分であれ正当化されない」と報道した。 続いて27日に朝鮮経済iは「鉄道労組不法ストライキを撤回せよ…違法行為には厳正対応」するという政府方針を掲載した。

朝鮮日報社はその後に鉄道労組幹部とストライキ労働者に対する弾圧の事実に集中した。 27日の朝鮮経済iは「政府『鉄道労組不法ストライキを撤回せよ…違法行為厳正対応』」を、 28日の朝鮮ドットコムは「コレイル、ストライキ参加鉄道労組幹部など100人を『職位解除』」を、 朝鮮日報は「釜山地下鉄、ストライキ847人を職位解除」と報道した。 続いてストライキが経済に及ぼす悪影響を持ち出した。 29日の朝鮮日報は「鉄道ストライキにより貨物に支障、セメント業者非常『10日以内に在庫が払底』」という記事を出し、この日、朝鮮経済iも同じような内容をのせた。

相次ぐ地下鉄事故の報道の後にはついにこの原因を労組のストライキに連結させた。 10月20日、朝鮮日報は「今年3回目に人を挟んだスクリーンドア… 地下鉄労組、ストライキ中断」という題名の記事で、 前日地下鉄5号線の金浦空港駅のスクリーンドアに挟まれて亡くなった30代の男性乗客の死亡事故を扱った。 しかし記事の内容には労働組合やストライキ関連の内容は一文字もなかった。 題名とは何の関係もない「地下鉄労組、ストライキ中断」を入れ、 まるでスクリーンドア事故が地下鉄労組のストライキと関係があるかのように見えるようにした。

朝鮮日報はまた、使用者側の無理な代替要員投入で頻発した事故の責任についても、 使用者側ではなく労組のストライキと関連づけた。 9月30日の朝鮮経済iは「コレイル、往十里駅で列車故障… 鉄道ストライキで軍代替要員が運転」という記事を出し、 10月25日には「コレイルのストライキ1か月、市民が我慢するので安全の優先を」という社説で、 コレイルのストライキと列車事故をまとめて報道した。 この社説で朝鮮日報は「事故が少なくなったのは、コレイルが労組ストライキに対応し、 380人ほどの代替機関士を投入しているため」とし 「十分な教育なしで投入すれば、事故・故障の可能性が高くならざるをえない」とコレイルに免罪符を与えた。 その上、「これは(代替人員投入による不便は)市民が耐えるべき部分」と使用者側に立って対市民広報まで手伝った。 また、10月31日付では「非正規職を弾圧する金持ち労組」というデスクコラムで、 鉄道の代替人員はすべて非正規職だが、既得権労組の鉄道労組が彼らを弾圧していると主張した。

理念の上の朝鮮? 資本の下の言いがかり

朝鮮日報社は数百人の記者を率いるシステムを動員し、民主労組に噛み付いてきた。 歪曲報道もお手の物だった。 同じ期間に公共運輸ストライキだけに食い下がったのではない。 朝鮮日報社はこの期間に行われた現代車労組のストライキに対しては、何と76件もの関連記事を掲載した。 貨物ストライキに対しては31件が報道された。 もちろん社説でも鋭く論じた。 金融労組ストライキに対する9月24日付「『年俸8800万ウォン』の分別ないストライキ」、 現代車労組ストライキに対しては9月27日付「貴族労組はもっと金をよこせとストライキ、現代車工場は海外へ」、 10月14日付「労働活動家の野党委員長も納得できない0.1%の金持ち労組のストライキ」をのせた。 公共運輸ストライキに対しては、まとめて10月4日、赤い鉢巻きは「『年俸1億』、もう労組ではない」と糾弾した。 コレイルの対市民広報社説まで合わせれば、一か月で5本の社説をのせた。

ハンギョレのキム・ウィギョム専任記者は、最初の報道の後に沈黙した朝鮮日報社に対して追加で報道するよう説得するために 「不幸にも韓国の言論は理念に分れた。だが理念の上に言論がある」という方相勲(パン・サンフン)社長の先日の乾杯辞にまで言及した。 しかしストライキに関する彼らの報道を見れば、理念の上どころか、資本の立場をそのまま代弁する言いがかりのようだ。 崔順実(チェ・スンシル)の議論が頂点に達した10月最後の週にも、朝鮮日報は 「年間17万ウォンよこせとまたストライキをした起亜車労組」という記事を出した。 ここには使用者側が起亜車の分期別の実績が上がったのに、同系列社の現代車との賃金差別を強制する問題や、 非正規職間賃金差別の問題、 そして非正規職の正規職化のための特別交渉など、 労組がストライキ理由として明らかにした内容はなかった。(ワーカーズ25号)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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